五年前
──西暦2192年5月 天候:曇り 視界:明瞭
「……!? エネルギー反応増大!! これは……いや、そんな馬鹿な!?」
「何が起こっている!? 説明しろ!?」
「世界各地で指数関数的に《EFW》のエネルギー反応が増大している!!」
「まずい……臨界状態だ!!」
「逃げ……」
瞬間。
閃光。
──ィィィィイイイイイイイインンンン!!!!!!!
訪れた破綻の時──《灰燼の日》。
目先の利益に目の眩んだ人類の自業自得ともいえる惨禍。
その日、人類の半数が死滅し、居住圏の約四割が消滅した。
甚大な被害を受けた各国はこれ以上の戦争継続を困難と判断し、翌月休戦。
アメリカ合衆国を中心とした《太平洋連合経済圏》。
新ソビエト連邦を中心とした《ユーラシア社会主義経済圏》。
イギリスを中心とした《コモンウェルス経済圏》。
国家としての弱体化は不可避とされ、世界は三つの経済圏へと統合されることとなった。
──そこから五年。
イデオロギーや帰属意識が絡み合い、休戦後の小康状態は次第に崩れ、境界線の散発的な軍事衝突が頻発。
かつては新たな資源として注目され、災害の要因となった鉱石《黒燼結晶を巡り、人類は依存を止めることは出来ず、鉱脈を巡り闘争は未だ続いている。
ゼロサムゲームと化した終わりのない資源闘争は、経済圏に入ることの出来なかった国家や傭兵、テロリストの暗躍により激化の一途を辿り続ける。
灰の空は地平まで続き、行き詰まりの明日を指し示す。
メカを主題にしたWeb小説は初めて書きますので、拙い所はご勘弁を。
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