表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夕紅(ゆうくれない)に君待ちて  作者: 鍵の番人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/13

8.


 ――ハッとして、目を開けた。


 頬が熱い。同時に冷たい。流れるそばから冷えていく涙が、音もなく布団に沁みていく。


「――っ……」


 息ができなくて、私は顔を覆った。もう何日、同じ夢を見続けているだろう。


 忘れたくても、忘れられない。いや、忘れてはいけないのだ。


 あの時、私が何を思ったか。何を願ったか。

 与えてくれた温かさに、何をもって応えようとしたか。


 今まで、自分を誇らしく思えたことなんてなかった。けれど、あれほど自分に絶望したことがあっただろうか。


 体のすべてを覆い尽くす後悔の念から身を守るように顔を覆う。


「もう、無理だ……!」


 それ以上言葉にできなくて、布団にしがみついて嗚咽を漏らした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ