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氷点下の世界で俺は。  作者: 砂月
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新しい日

窓から日光が容赦無く差し込んできて、


俺は朝が来たことを知った。


「はぁ…眩し」


これが一日のスタートである。




顔を洗い歯を磨き、少し課題を進めてから階段を降りる。


「あら、今日は早かったのね」


「そうか?今何時?」


「7時よ」


そうか、かなり早いな。


って…違う!今日はあれだ!なんかイベントがある的な!


「そうだ…学園祭の準備…」


恥ずかしながらもう家を出なければ行けない時刻だ。


「悪い、遅刻しそうだから朝食は無理」


「あらぁ…珍しい」



呑気な声を後に、俺は洗面所へ猛ダッシュだ。


見た目に頓着の無い俺でも、コンタクトという必須アイテムがある。


そして日焼け止め。情けないが紫外線には弱い。




「はぁっ、はぁ、ごめん緑川、待った、よな…?」


「いや今来たところだからいいけど」


「悪い…行こう」


「にしてもお前、まだ寝る時間適当なのか?」


「…さすがにアラームは設定することにした」



そう、俺はアラームを使ったことがない。



「新田〜、緑川〜!」


ゼェゼェ走ってくる奴がいると思ったら、聞いて驚け、海谷である。


昨日の朝、時間割を聞いて以来何かと顔を合わせることが増えた気がする。


カラーバス効果というやつだろうか。


「はよっすー。何の話し?」


「こいつな、睡眠時間がマジで適当なの」


「ん?どゆこと?」


「時計見ないで寝たり起きたりするから、日によっては2時間しか寝てなかったり14時間も寝てたり」


「ま、マジかよ…」



そんな目で見るな。


あなたが思うより健康です!



「なんていうか…吸血鬼みたいだな」


「おっ、言えてる〜」



この二人、意外に気が合うみたいだ。

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