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氷点下の世界で俺は。  作者: 砂月
10/11

胸騒ぎ

主人公視点再開です

結局3分遅刻したものの、


着いた時にはまだ席に座っていない生徒も多く


なんとか紛れ込むことができた。



「えー、そしてエドワード三世は羊毛輸出を禁じました。そうなると困っちゃうのはフランドル伯よね。

やがて反乱軍に追放されて、フランドル都市の統治もエドワード三世の手に渡りました。」



斜め前の席の海谷は早くもうつらうつらとしている。



この先生の授業は容量を得ないからな…。



第一、新しい単元を始めるときはまず、全体の流れを大まかに把握させるのが鉄則だろう。


それから時系列を追って主要な事柄を説明して行く方が、こっちも効率的に覚えられる。



まぁ、いいけどさ。


それより俺は、さっきから授業どころではない。


全力で考えないようにしているのに脳裏を離れない…


あの、水面の現象のせいだ。






いつもの通り湖を眺めていた。


光の反射で煌めく水面、静かな波紋。


美しい景観だったが、それ以上でも以下でもなかった。


それなのに…。


次の瞬間、俺の眼に映ったのは、その水が勝手に持ち上がり、


凄まじい速さで回転し始めた様子だった。


ドクンと、全身の血が波打つ感覚が走った。


そして俺が立ち上がった瞬間、それは砂の山のように崩れ落ち


何事もなかったかのように湖に鎮座した。






誰かに話しても信じて貰えないだろう。


笑われるか呆れられるか、機嫌が悪ければ怒られるかもしれない。


でもあれは夢でも幻覚じゃなかった。


この胸騒ぎは…何だろうか。

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