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奇妙な関係  作者: ねこ
19/19

おまけ

3/15大幅に修正しました。すみません。ここまで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m良かったら感想下さい。

「婚約指輪は、俺が選ぶより智恵が選んだ方がいいと思うんだ。だから明日、一緒に探しに行こう。」


ようやく、プロポーズされた実感が湧いて来て、花束を見ながら嬉し泣きをする私に佐野さんは嬉しそうに言ってくれる。


少し落ち着いた頃にようやくバレンタインのチョコレートとプレゼントの存在を思い出し、佐野さんに渡す事にした。


「これ…チョコレートといつもの感謝の気持ち…。」


プレゼントは、腕時計にした。やっと、私にも普通の男性が付けてもおかしく無い腕時計を買う事が出来た。


いつも、食事をご馳走してくれたり、腕時計をプレゼントしてくれた佐野さんにお礼のつもりだった。


誕生日はお互い食事をご馳走するだけだったので、私から佐野さんへ初めてのプレゼントになる。

私なりに奮発した、流行りのカジュアルな腕時計だ。


お礼を言って受け取り、腕時計を見た佐野さんは驚いて黙ったままでいる。


「あの…もしかして同じの持ってた?」


「持ってない…。智恵、高かったろ?無理したんじゃないの?」


どこかぼんやりした顔で私を見る佐野さん。あまり気に入らなかったのかと、私も伺うように見てしまう。


「大丈夫。ボーナスもあるし。いつもの感謝の気持ちだから。

仕事では似合うかどうかわからないから、良かったらプライベートだけでも使って。」


「いや…。凄く嬉しいからずっと使う。智恵ありがとう。こんなの貰えると思ってもいなかった。大事にするよ。」


そして佐野さんは気に入ってくれたのか、いつかの私のように腕時計を付け変えずっと見ていた。


そんな穏やかな夜だったのに、翌日の指輪を見に行く予定は実現される事なく私は朝からグッタリとしていた。そして、佐野さんに世話を焼かれながら寝室で一日過ごした。

指輪も佐野さんが選んでくれた物を、身につける方が嬉しかったのでお任せした。


そして、お泊りが終わり部屋に大きな花束を分けて飾り、佐野さんと毎日連絡を取り合う事がとても幸せな日々だった。


けれど、それから一年後に私も知らなかった強敵が私達の前に表れた。


それは、佐野さんが私の家に結婚の挨拶の為に来てくれた日に表れた。

私が事前に話してはいたものの、両親は緊張気味だ。


私が、初めて家に佐野さんを連れて来てきた時は、休日の両親はパニック気味だった。


それはそうだろう、佐野悠斗の歌の人気が落ちる事がない中、ドラマや映画に本人も力を入れていたのだから。


両親は、佐野さんと結婚したいと私が話した時に初めは反対をしていた。けれど、私が佐野さんの話を電話でしたり、家に連れて来るうちに、心配しながらもしぶしぶ許してくれていた。


だからその日は、挨拶だけで終わるはずだった。



強敵は私の弟だった。

実は私の弟は隠れシスコンだったらしい。


今もよくメールは来るし会うので、仲は良い方だと思っていたけれど、そうとは知らなかった。


その日、佐野さんと私達家族4人で、私の家で食事を取っていると私達と弟の3人になった時があった。その時に、言ってきたのだ。


「俺、ねぇちゃんが高三の時のクリスマスの泊まりが、友達が熱を出したから中止になったんだ。ねぇちゃん家に帰ってこなかったよね?

佐野さんって、ねぇちゃんと高校からの知り合いって言ってたけど、もしかしてこいつの所に泊まったのか?

ねぇちゃん泣いて痩せてたりしたし、前から気に入らなかったんだよな。俺は、結婚認めないからな。」

そして、ぷいと出かけてしまった。


遠い昔の事なのに、バレていたのかと、やましい所のある私は動揺して言い返せない。

結婚するなら、弟にも祝福して欲しかった。


「俺が呼んで来た智恵だ。あいつも絶対に弟にする。」


佐野さんは、妙に弟を気に入り翌日から、地味に弟攻略法を探すのでありました。



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