第十二話 掲示板
掲示板は初めて書くので、おかしかったらごめんなさい、
◈◈◈◈◈◈◈
掲示板という存在を知ったからには、覗いてみるにきまってるじゃないですか?
だから、すぐにログインして、掲示板を覗いてみます。
いろいろあるけど、一番上の「総合」って掲示板でいいかな。
◈◈◈◈◈◈◈(掲示板:総合)
241 名無しのプレイヤー
今、トップ勢って、第三エリアに行っているんだよな?
242 名無しのプレイヤー
そうだった気がするぞ。エリアは明確に決まっているわけではないけれど。
243 名無しのプレイヤー
まじか…まだ一か月もたっていないのにな。
244 名無しのプレイヤー
大体のプレイヤーは、一番最初のエリアでスキルレベルを上げているってのに。
245 名無しのプレイヤー
にしても、スキルレベル、上がりにくくないか?
246 名無しのプレイヤー
だよな。トップ勢でも、10の後半くらいって言ってたよな。
247 名無しのプレイヤー
そういうものなのかな?
248 名無しのプレイヤー
普通のゲームだと、もう少し高いけれど、まあ、ゲームによりけりだから、そういうものなんだろう。
249 名無しのプレイヤー
だな。
250 名無しのプレイヤー
無知ですみません、トップ勢ってどういう方がいらっしゃるんですか?
251 名無しのプレイヤー
有名なところだと、「春日和」っていうグループだな。
「スカビオサ」っていう魔法使いのプレイヤーがリーダーで、グループの中で一番強い。
252 名無しのプレイヤー
他にも、ソロで言えば、「ルマギ」とかだな。
オールラウンダーだ。
253 名無しのプレイヤー
ほかには、プロゲーマーのグループの「アルカディア」とか、「よふかし」とか、「隠れ家」とか、ほかにもいろいろ。
254 名無しのプレイヤー
だが、プロゲーマーたちを差し置いて、「春日和」っていうグループがとても強い。
255 名無しのプレイヤー
いや、「アルカディア」のほうが強いだろ!
256 名無しのプレイヤー
いや、「ルマギ」も強いぞ!
257 名無しのプレイヤー
もう、きりがないからやめなよ。
◈◈◈◈◈◈◈
なるほど。スキルレベルは、10の後半なのか。
では、ここで私の植物魔法のスキルレベルを思い出してみましょう。
――
《植物魔法 Lv.65》
――
ワー!スゴイネー!
三倍以上だー!
ほんと、やよいに言わなくてよかったよ。
スキルレベルのこと言ったら、またあきれられるに違いない。
でも、仕方ないんです!
運営のせいなんです!
初期リスが、とっても難しい、敵が強いところだっただけだもん。
しかたないよね!
っていうか、やよいってトップ勢だったのか。
お母さんもトップ勢に数えられてるじゃん。
いいな~。
私も、知られてないだけで、きっとプレイヤーの中では一番強いと思うんだけどな…。
仕方ない。
もっと頑張って、ここの森から抜け出すんだ!
ってことで、魔法のレベル上げを頑張るぞ。
魔法……どうやってレベルを上げよう?
ラノベとかでは、敵に数発魔法を当てたら、その魔法に経験値が入るっていうのがあったんだけど、それを試してみるか。
まず、火魔法を使おう。
森に火はダメって聞いたことがあるけど、大丈夫かな?
まあ、当たって砕けろ!
やってみるぞ。
まず、《バナナ・クリエイト》で魔物をおびき寄せます。
ピロリン♪
【《バナナ・クリエイト Lv.1》が、《バナナ・クリエイト Lv.2》になりました。
初めに言っておきます。バナナの配下を生み出しても、一体までしか乗り移れません! 頑張れ!】
って、なんで今のレベルが上がるのさ!
しかも、配下をいくら生み出しても、乗り移れるのは一体だけ、という。
ひどいね。
囮としては使えるかもしれないけれど、バナナの囮が二つになったとて、何が変わるのか。
つられてくる魔物が増えることはあるかもしれないけれど。
それだけだよね。
……うん。
有用性が感じられない。
まあ、もう《バナナ・クリエイト》のことは置いておこう。
こうやって言っている間にも、魔物がおびき寄せられているのだから。
次は、火魔法。
まあ、火魔法の初級魔法といえば、ファイアーアローじゃない?
「ファイアーアロー!」
まあ、お察しの通り、魔物にはかすり傷一つつかないね。
ほかの魔法も一通り試してみよう。
「ホーリーアロー!」
「ダークアロー!」
「ウォーターアロー!」
「ストーンバレット!」
上から、光魔法、闇魔法、水魔法、土魔法だよ。
アローって最後につく魔法の名前が多いけれど、まあ、一番想像しやすいんだもん。
あ、もちろん、レベル一の魔法だと、魔物にはかすり傷一つつきません。
そして、一番最後に、《無属性魔法》だね。
これ、無属性魔法って、厳密にはどういうものなんだろう?
その他?
いや、でも、普通、無属性魔法って、魔力を操る、とかじゃないのかな?
――この時、私は集中していて、気づいていなかった……。
魔法を当てられて怒った魔物が、私を食べようとしていることに……。
そして、乗り移っていたバナナが食べられ、私はバナナの木へと戻った。
すぅ~~~~~。
ふぅ~~~~~。
魔物!
考え事をしているときに狙ってくるな!
まだ無属性魔法、試せてないし。
しかも、倒さないと、あまり魔法のレベルが上がらないんだよね。
だから、今、ひとつも魔法のレベルが上がっていない。
頑張ったのにね。
くすん。
ひどい。
きっと、運営は、私のことをずっとこの森に閉じ込めようとしているんだ。
だから、私は、この森から抜け出して、あの頭がおかしい運営を見返すんだ!
ネーミングセンスが欲しい……!




