表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
✿ 桜の華 ― *艶やかに舞う* ―   作者: 設楽理沙


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
61/108

60 ◇きれっきれっの恐ろしい女



 

 病院のベッドで目覚めた桃は、知らず知らず童謡唱歌である

『さくらさくら』を呟くように歌っていた。



 悲しい歌だなぁと思うも……どうしてだか眦から涙がこぼれ落ちるのだった。



 この時の桃は、これまでの記憶が一切抜け落ちてしまっていて途方に

暮れるばかりでいた。

 自分はこれからどうなっていくのか、不安な時間を過ごしていると

夕方になってやっと一人の女医がやってきた。


 そして彼女は記憶を亡くした自分に入院に至るまでの経緯を掻い摘んで

説明してくれた。そこで桃は自分がここにいる理由を知った。



『私って刃物のようなきれっきれっの恐ろしい女だったんだ。

 参るわぁ~、ほんと』


 このあと、桃は更に心細さに押し潰されそうな時間を過ごした。



 そんな心もとない自分を、担当医である素晴らしく有能な

精神科医の霧島奈津子女医が、その後ずっとフォローしてくれた。


 そう、家族関係者たちに召集をかけ、自分の今後の行く末をいい塩梅に

取り計らってくれたのだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ