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囚われた0番目 その2

 気づくと、暗闇の中だった

傷はふさがっている、真っ二つになった体も、繋がっていた


「ここは、どこ?」


ただひたすらに暗い世界


「よかった、間に合って」


後ろで声がした


「誰!?」


「私は、ノル」


聞き覚えのある声だった


「あなたの声、どこかで」


「そうですね、あなたに話しかけるのは二度目になります」


声のするほうへと歩みを進める


「すみません、私は囚われているため、あなたの魂をここに呼ぶのが精一杯でした」


声の主、その姿が見えてくる


暗闇から突如光が差した


声の正体は茨が絡んだ生きているかのような像だった

褐色の肌に美しく整った顔

その像から声がしていた


「来ましたね、私はこの通り、動くことができません」


「あなたは、誰なんです?」


「そうですね、説明しておきましょう」

「私は、世界を観測し、調律するために生み出された観測者の一人」

「0番目のノルと申します」


「生み出された?」


「はい、わかりやすく言えば、世界を見守る役目を持った女神、とでも言いましょうか」

「すべての世界を作り出した創造主たるお父様の娘です」

「あなたを転生させた女神、彼女も観測者の一人、名は7番目のシエティ」

「それぞれ、与えられたいくつかの世界の観測と管理を行っていました」


自分を転生させた魔法少女のような服を着た女の子を思い出す


「あなたの時間で言う数年前」

「世界に小さなノイズが走りました」

「ノイズはだんだんと大きくなり、やがて、混沌へと変わりました」


「一体、何の話を...」

「あまりにも、突拍子もないことで、ついていけません!」


「ごめんなさいね...でも、聞いて」

「私は一人、動き、原因を調査しに世界をめぐりました」

「その途中で、私は囚われ、このような状態に...」

「私を、捕らえたのは...」

「――――――」


その時、また、動かざる囚われの女神の前に少女がやってきた


「もう少し、もうしばらくここで...」

「まもなく、観測者に選ばれた者たちが集まります」

「それで、私の封印は解かれるはず」

「あなたたちを含めて七人」

「扉を閉じなければ、世界は消させない」

「それぞれの世界を、生きる者たちのために」


イアの話はここまでです

残り六つの物語が終わるとき、世界は繋がり、新しい物語が始まります

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