30 双子の魔人1
一つの国が滅んだ
そのニュースはすぐに世界を駆け巡った
大国ドラグラード、竜人族ドラゴニュートの住む国だった
ギルドの戦闘班リーダーリージーの故郷でもある
マスター「まさか、ドラグラードが立った二体の魔人に...」
「由々しき事態だ」
ディバルディル「申し訳ありません、私がもう少し早くついていれば」
マスター「いや、誰も予期していなかったことだ」
「戦闘力で抜きんでている竜人族の国」
「誰が滅ぶと考えようか」
そこに、扉を激しく開いてリージーが入ってきた
その顔からは焦りと悲しみ、そして怒りがあった
リージー「マスター、話は聞いたぜ」
「俺は、今すぐにでも国に戻るぜ」
「その二体の魔人とやらをぶっ飛ばしてきてやる!」
殺すと言わないところがリージーらしいというところか
いくら憎い相手でも殺さずとらえる
竜人族の誇りと武人としての意地ともいえよう
しかし、一人ではあまりに無謀というほかなかった
マスター「まて、リージー!」
「お前ひとりで何とかなる相手ではないことはわかるだろう?!」
リージー「でも!俺の!...」
「俺の家族もいたんだぞ!」
「俺の!」
「だからいかなくちゃいけないんだ!」
叫ぶリージーにディバルディルが言う
マスター「もう少し待つんだリージー」
「まもなくフォリアからイアたちが返ってくる」
「帰還し次第すぐに部隊を編成する」
「魔人二体ともなるとイアだけでは対処が難しいだろう」
「最高戦力でたたく」
リージー「もうすぐっていつだよ!」
「こうしている間にも、誰かが死んでるかもしれないんだぞ!」
「俺はもう待てない!」
それだけ言うとリージーは扉を勢いよく開き、外へ向かった
外へ出ると翼を広げ、ドラグラードへと飛び去って行ってしまった
数時間後、イアたちが報告に戻るとすぐにマスターからお呼びがかかった
マスター「着かれているところ悪いが、不測の事態だ」
「二体の魔人によって竜人族の国ドラグラードが滅ぼされた」
「まだ魔人がいる可能性があるが、生存者含め、調査に向かてほしい」
「可能ならば、魔人の盗伐も頼みたい」
イア「はい!」
アルマ「わたしも、行っていいですか?」
イア「だめだよ、アルマ」
「今回は魔人が二体もいる」
「危険すぎる」
アルマ「でも、私、お姉ちゃんの力になりたい!」
イア「私はね、アルマ、あなたが傷つくのが一番悲しい」
「だから、お願い、今回は」
マスター「お嬢ちゃん、イアの気持ちを分かってやってくれ」
アルマ「...はい」
「きっと、きっと帰ってきてね」
イア「もちろんだよ」
イアは優しくアルマの頭に手を乗せた
マスター「すでに向かうものの編成はすんでいる」
「彼らとギルド前で合流し、飛んでくれ」
「それと実はな、リージーが先走って向かっている」
「彼女が妙な気を起こさないように見てくれないか?」
「彼女は今、故郷を破壊されとても不安定だ」
イア「わかりました」
クパル「行こう イア」
ギルド前に行くと、すでにギルドの強者面々がそろっていた
中にはディバルディ、ゴシカとシムカ姉妹、ミルファ、アカネ
さらに、教団から妖精族のカルトナが来ている。恐らく治療術が必要と考えてのことだろう
イアは彼ら率いる兵とともにドラグラードへと飛び立った
この物語も広範囲入ってきております
短いのには理由があるのですが
まぁ今はいいか




