魔人 青の章
家族と馬車で旅をしている少女
名前はメリア、何の変哲もない農家の娘
母は流行病で亡くなったが
家族と平和に暮らすことが最高の幸せだった
父が馬車を操り、弟二人は一緒に積荷に座っていた
畑で取れた作物を商業の街ピルカへ売りに行く
いつもどおりの当たり前な日常だった
周りを森で囲まれた街道沿いをゆったりと走っていると
突如、盗賊の一団が襲った
盗賊1「オラァ!積荷を寄越せ!金目のもんもだ!」
盗賊2「抵抗すると殺す」
このあたりは治安もいいはずだった
なぜ盗賊がいたのかもわからない
20人ほどに囲まれ、やむなく父親は積荷と金銭を差し出した
メリア「待って!その積み荷は私達家族が一生懸命育てたものなの!」
「持って行かないで!」
たまらず飛び出したメリアをみた盗賊たちは
メリアを見ると
盗賊3「おお、可愛い娘がいるじゃねぇか!」
「こいつ、連れて行こうぜ!」
盗賊4「頭ぁ!どうしやすか!?」
盗賊頭「連れて行け」
父親「ま、待ってください、お金なら出します!」
「この子は連れて行かないでください!」
そう言って父親は盗賊の足にすがった
しかし、盗賊は父親を剣で一突きすると、彼はそのまま息絶えた
メリア「お父さん!」
メリアは駆け寄ったが、すでに事切れていた
盗賊頭「そっちのガキ二人は邪魔だ、殺せ」
盗賊の剣は弟二人の命までも奪った
盗賊5「オラ、こいよ!」
盗賊は放心状態のメリアを連れてアジトに帰った
盗賊6「しばらく女なんて抱いてねぇからな!」
「楽しみだぜ」
舌なめずりをしている
盗賊7「あぁ、だがまずは頭からだぜ」
盗賊頭「おい、女、こっちへ来い」
メリアは盗賊頭に連れられ奥へと消えた
奥から聞こえる叫び声と鳴き声
数時間後に出てきたメリアは身も心もボロボロだった
その後、数ヶ月恥辱の限りを尽くされ、メリアは死んだ
盗賊を恨みながら
気がつくと、メリアは異質な空間にいた全てが真っ白な部屋だった
メリアと同じように気がついた者たちが他にいた
メリア「ここは、どこ?」
「私は、盗賊に殺されて...」
・・・「どこなんだ?」
。。。「わからない、俺は死んだはず」
「ここは死後の世界なのか?」
、、、「何なの、私も、病気で死んだ、のに」
謎の声「やぁ、目覚めたみたいだね」
メリア「だ、誰?」
謎の声「姿は見せられないが、ボクは神と呼ばれる存在だ」
...「神だと!?そんなもの、いてたまるか!」
。。。「あぁ、神なんて、信じれるわけがない」
神「まぁ聞きなさい」
「君たちが信じれないのも無理はない」
「君たちは不遇な人生を送って死んだのだからね」
「だからだ、だからこそ君たちを選んだ!」
メリア「どういう、こと?」
神「これから君たちを元の世界に戻す」
「だが、人としてではない」
「人型の魔物としてだ」
***「魔物だぁ!何言ってやがる!」
```「そ、そうですよ、魔物になんてなりたくない、です」
神「ただの魔物ではないよ」
「私からのプレゼントとして、強力なスキルをあげよう」
「そのスキルで何をするかは君たちの自由だ」
***「自由...?」
。。。「何をしても良いのか?」
神「あぁそうだよ」
「私は何も咎めない」
「気に入らないなら滅ぼせばいい」
メリア「滅ぼ..す..?」
神「そうだ!君たちを不当に死なせた者が憎いだろう!?」
「殺すがいい、略奪するがいい!殲滅するがいい!」
「何をしようが、自由だ」
その声は、優しく彼らの心に入り込んだ
・・・「やるさ!」
「俺は、やる」
「もう一度生きることが出来るなら何だってやる!」
その意見にみなも賛同した
メリアも
まるで、操られるかのように...
神「それでは!君たちの素晴らしい二度目の生を祝して!」
「名前と神の将の座を与えよう!」
まず君は…
メリアの番になった
神「君は、メロルビア」
そう言われると、先程名をもらったものたちのように
メロルビアはその部屋から消えた
そして、目が覚めると、盗賊のアジト付近の森だった
体は青く変色し、髪は触手になり、自由に動かせるようになった
盗賊のアジトへと向かうメロルビア
目は赤く光り、盗賊を殺したいという欲求で心は満たされた
アジトへと乗り込む
盗賊1「ま、魔物だぁあ!!」
「迎え撃てえぶっ」
一瞬で盗賊の頭が吹き飛んだ
盗賊2「あ、あああ」
盗賊たちはたじろいだ
盗賊3「あ、あの顔」
「この前死んだ、村娘、じゃ、ねぇか...」
メロルビア「フフフ、ねぇ、死ぬってどんな感じだと思う?」
盗賊3「しゃ、喋った...」
ブシュゥ!
盗賊3は触手に縦に割られ、裂けた
メロルビア「どう?死ぬのって、暗くて、惨めで、最高に...」
「楽しいでしょう!?」
笑いながら盗賊を次々と殺していくメロルビア
最後に盗賊頭だけを残して、見るも無残な死体となった
盗賊頭「アヒィ、や、やめてくれ」
「殺さないでくれぇ!」
メロルビア「そう、じゃぁ自分で死になさい」
そう言うとメロルビアは転がっていた剣を投げた
盗賊頭は剣を取ると
「へへ、ば、馬鹿めが!」
と言って飛びかかろうとした
しかし、金縛りにあったように体は動かない
盗賊頭はメロルビアのスキルで操られていた
勝手に剣を持つ手が自分の腹へ向かって動いていた
盗賊頭「ぎ、ぐあ、や、やめ」
メロルビア「貴方は特別に、ゆっくり殺してあげる」
「私の初めての人だもの」
アジト内に盗賊頭の悲鳴とメロルビアの笑い声が響いた
全てが終わり、血に塗れたメロルビアの体は、月明かりに美しく照らされていた
メロルビア(この世から、全ての男を、消してやる)
怒りに満ちたその心からは、メリアだったころの優しさは消えかかっていた
全魔人書くかどうか迷ってます




