目次(はじめに)
短編説明
こちらの短編集は、10の断片的な物語で構成されています。
絶えることなく続く、足音。止まった駅に溜まる白い息。
繰り返される放送。分け合えない距離に並ぶ人々。
空を見上げる人。
それでも、残る物はある。
どこからでも読めますが、最初から読んでもらえると、「人」と「それ以外」の物語が、静かに流れていくように配置されています。
目次
① 倒れた男の黒い靴
一行説明
人の流れは、ひとり分だけ避けて進んでいく。
タグ
駅前/足音/回避
② スクランブル交差点
一行説明
交差点で、繰り返される言葉と動かない車。
タグ
交差点/反復/静止
③ 光を失った駅
一行説明
光を失った駅に、行き場のない息だけが積み重なっていく。
タグ
駅構内/呼吸/停滞
④ 正しい配給所
一行説明
列は崩れず、人だけがすれ違い続ける。
タグ
配給所/距離/秩序
⑤ 飛ぶ缶詰
一行説明
人は流れ、缶詰だけが行き来する。
タグ
道/缶詰/転がる
⑥ ムカデみたいな人の列
一行説明
集まり、溜まり、流れ続ける人の列。
タグ
列/合流/移動
⑦ 空を見上げる人
一行説明
列が進む、見上げた空には、何もない。
タグ
境界/列/空
⑧ 建物に寄り添う犬
一行説明
変わり続ける世界で、犬はただ家に寄り添う。
タグ
犬/建物/待機
⑨ 声を出す男
一行説明
人がひそひそと話す闇の中で、男が声を出す。
タグ
地下/声/水音
⑩ ひび割れたアスファルトに咲く花
一行説明
それでも、世界は踏みつけながら続いていく。
タグ
街/花/軌跡




