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3分

3分とは様々な形の3分があるという……。


「はぁはははは! 姫を救いたくはないのか!」


(この卑怯者! 残された時間はあと何分だ?)


 俺の名前は、冥城 二心〈ミョウジョウ ニッシン〉。

 魔王に拐われてしまった美羽姫〈ウツワヒメ〉を救う使命を運命を背負った湯者〈ゆうしゃ〉だ!



「華約、墳松! いくぞ!」

「おうよ!」


 俺は仲間である華約と墳松と一緒に、魔王の弱点である火属性の魔法を打ち消すとされる水属性の魔法を放った!


(あと何分だ? ……チッ! 時間が無い!)


「小癪なお前達では魔王の我には勝てぬわ、はぁははははは!」


(美羽姫……すまない)


 俺達は魔王に負けた。


『全く、湯者達殿は……助太刀いたす!』


「お、お前は……液・大洲〈エキ・タイス〉!」


 助太刀に来た液・大洲によって、俺達は力を取り戻した!



「ピュュュュュュュ!」


(タイムアップか……)


 俺の意識が薄れていく……。


「二心お兄様、3分経ったよ! もう食べれるよー!」


「あー、ありがとう美羽」


「変なお兄様」


 そう。

 俺は3分間だけ、異世界に行っていた。

 カップ麺にお湯を注ぎ、待っている間だけなぜか異世界に行くことができるんだ。


「うむ。今日のラキングの味噌味も生麺具合、かやく、粉末スープ、液体スープが、このカップ麺の器の中でバランス良く混ざり、絶妙な味を出しているなー、美味い!」



 こうして俺は、今日もカップ麺を啜り終えた。



 ラーメンは異世界を救・終!

[あとがき]

〈このエピソードの元ネタ〉

『異世界に滞在できるのは〇分!から始まる救世主伝説!』は、虚構小説投稿サイト:カプメンにて、連載されている日本の虚構web小説。

『毎話、謎神具:カップメンにお湯を注ぐと主人公が異世界転移を開始し、1分1日滞在できるらしい.....」という謎設定感想が寄せられている。


 お読みいただきありがとうございました。

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