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ファミレス(隣にいる子)

ファミレス、つまりファミリーレストラン。

それは多種多様の人々が利用する絶対聖域である……。

 

 僕の名前はリナト。

 そして僕の隣にいる子の名前は、シャルちゃん。

 僕とシャルちゃんは、ファミレスに来た。




 《いらっしゃいませ! えーとお客――》

「二人です!」

 《お二人様ですね! 失礼いたしました! こちらへどうぞ!》




 異世界から来たシャルちゃんは、もちろんファミレスなんて初めてだ。

 でもシャルちゃんはエルフ! だから店員さんも戸惑っていたんだろうな。




 《ヒソヒソ(あの子大――)ヒソヒソ》

 《ヒソヒソ(コラ!お客様なんだから!)ヒソヒソ》




 僕とシャルちゃんは、お互いのグラスとストローをクロスさせてドリンクを飲み始めた。




 《ヒソヒソ(あの子大――)ヒソヒソ》

 《ヒソヒソ(コラ!お客様なんだから!)ヒソヒソ》




 そんな時だった。

 先程の女性いいやシャルちゃんの次位の僕の隣にいるに相応しい女の子が声をかけて来たぁ!




「あのお客様、大丈夫です――」

「大丈夫です! シャルちゃんの次ぐ、僕の隣にいるに相応しいキミ!」

「あのーお客様……お客様は先程お一人様でご来店されていたと認識しておりますが……、あとそう言うお話は、一切お断りしております」



(がーん、振られてしまった……いやでも僕にはシャルちゃんがいる!)




「帰ろうシャルちゃん! 行く……えっ?」



 僕の隣には、異世界人のエルフであるシャルちゃんが、なぜかいなかった……。



 終。





「全く! あんなに興奮するから因果律を弄る魔法を使うしかなかったじゃない!」



 怖・終!

お客様も多種多様、従業員も多種多様、メニューも多種多様、料金も多種多様、因果律も多種多様、それがファミリーレストラン通称ファミレス。



お読みいただきありがとうございました。


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