チート
チート、それはイカサマという意味を持つキーワードである……。
チート神皇国 皇国直営チート販売店
チート神皇国に住む一人の神様。
その名はシーヒート神という。
シーヒート神が現在いるのは、チート販売店。
チート販売店にはチート商品が幾つも並んでいた。
ファンタジー世界に創造神として降臨するチート商品もあれば、死者を特殊能力を付与してチートサイボーグにして、異なる世に放つチート商品等もある。
そんな数多にあるチート商品の中で、シーヒート神が手にしたチート商品は……。
「ん? なんて書いてあるのか分からないが、えーとナメ……概念……変える力を与えるチート? なんとなく凄そうなチート商品っぽいし、これにしよう!」
シーヒート神は、なんとなく凄そうなチート商品を購入してしまった。
チート商品購入後から遥か悠久の時を経て、シーヒート神は遂にこのチートを転生者に与える時が来たのだ。
しかし、シーヒート神にチートを与えられた転生者はこの状況を不服とし、シーヒート神に対し、次の様に告げた。
「お前、人を勝手に死なせておいて、こんな凶悪チートスキルを勝手につけるなんて、お前何様だよ!」
「はっ? 我がチートを与えておらねばお主は死んでおったのだぞ、むしろ感謝してほしいぐらいだわ」
シーヒート神の返事に転生者は黙り込んでしまった。
(勝った!)
シーヒート神は勝利の悦に浸っていた……だが黙り込んでいた転生者は、顔を上げてシーヒート神にこう告げた。
「シーヒート……CとHeatで合わせてチート。つまりお前の名前の概念はチート、だからお前が与えてくれた名前の概念に干渉するチート能力で、お前の名前を改変してやるよ! お前の名前は今日からチーズだ!」
シーヒいやチーズにとって、全く理解不能なこの状況。
こうして神だったチーズは、家庭の食卓に舞い降りた。
[NAME-INTERFERING-CHEAT]
これがシーヒート神が購入してしまったチート商品である。
終。
チートを与えてくれる神様がどの様にチートを仕入れているのかを想像しながら書きました。
お読みいただきありがとうございました。




