表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

0.Zero

挿絵(By みてみん)


 一枚一枚の花弁に紛れて子房部分から生える、一本の腕。


 魚の尾鰭部分が、人間の(てのひら)


 鹿の頭部から立派に生えているのは、角かと思いきや、巨大な鷹の翼だ。

 その翼を使いこなし、鹿が優雅に空を飛んでいる。


 誰がどう見ても、カオスとしか言いようのない光景。


 誰もこういう光景になるなど、想像していなかった。


 この娘、マキュリ・ロゼリもその一人。


 こうなってしまう少し前のこと。


「私はこの世界が大好きです!特に、魔法の存在はこの世界においてどれだけ大きいか!魔法によって、人々は火を操り、水を操り、食料を加工したり住居を建築したりすることができます。また、仕事で働いた分の対価も魔力として支払われ、その魔力で食材や衣服などを市場で買うことができますよね。本当に、魔法、魔力は、私たちの生活に欠かせません。魔法は、神からの贈り物です!そんな素晴らしい魔法を学ぶこの場所、レガロ魔法学校において、この度、最優秀生徒に選ばれたこと、実に誇りに思います!」


 マキュリという美しいその娘は、キラキラと光が溢れ出てきそうなほど目を輝かせながら壇上でスピーチをし、会場からは盛大な拍手が巻き起こった。


 誰もが彼女に羨望の眼差しを向ける。

 彼女も笑みが止まらない。

 目の前が全て虹色に光り輝く。


 誰が見ても順風満帆と思える生活を送るマキュリは、この世界は安寧そのものであると、そう信じて疑わなかったのである。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ