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無題

左側にある紫陽花が咲き初め中央にあるバラが咲き乱れている右側にある池には睡蓮が咲いている。

一ヶ月前にはバラの近くに咲き乱れていたチューリップや水仙は今は姿が見えない。

四季それぞれに咲く花を植えているので、百花繚乱とは行かないが、季節を楽しむことが出来るようにしている

そんな庭を見ながらゆっくりと生成した力石を精製している。生成した力石を施行するときにスムーズになるように。付加する術式に合うように調整する。魔道具の核となり得る力石。

普通に飴玉のように舐めて魔力を補充するやり方もあるが、それはそれで調整が必要

隣に座っていた剣士であり護衛が立ち上がり玄関の方へと向かっていく

来客の予定はなかったはずだが?

そう思いながらも特に嫌な気配もしていないので精製を続行する

「何だ。精製中か」そう言い開いている席に座るのは本家であり術者の大家と言われるところで実力者と言われ次期当主と言われていた人である

剣士であり護衛の人によく懐き術者としては才能はないが、剣士としては一流だと。

術者なんかは剣士にやられることのほうが多い

うちは質より数なんだから周りのみんなよりも強いと言い切って周りを敵に回していた人である。まあ、術者の大家と言われる本家へ傍流の傍流である私が売り込みに行ったときにちょっとやらかして大半の人間を力石と術式の併用で立ち上がれないようにしたときに幼くても私がやったと見破った人である

その時に交渉して剣士ともども私の側に引き抜きたかったができなかったが定期的に顔を合わせて剣士と交流して、術者として剣士に体術を学びながら力石の生成も学び取得した努力の人である

現在は多少周りを慮るようになって周りとの軋轢が少なくなっている

剣士の実兄が私の姉と結婚し当主になり色々と改革?をしているからだろう

弱いもんは弱い。

だったら強くなる努力をしろと口が悪いが指導しているし。女子供と後方支援の術者は弱いんだから後ろにいろ。守るからと含みを現当主にバラされていた。

実際に分かりづらいが、守っているし

強いやつと戦うの大好き人間だから先頭に立って戦いつつ戦場の指示も出せるので、心置きなく先頭に立って好き勝手暴れられて好きなだけ剣士の側にいられる今が一番充実しているのだろう

 大体の調整が終わったので意識を転じれば当たり前に二人掛けの椅子に剣士とともに座っているのが面白いと思いつつ

「なんか有った?」そう尋ねる私に

「有ったと言えば有った。魔物が活発化して居るから討伐の術者やら拳士やらを出せと本家に声がかかっているのはいつものことだが。魔石もよこせと」そう言ってきてな

「あ?」

「無理言うなって話。俺の指導のもと術者にも成れないような家の人間(もん)に魔石作りさせてやっと数揃えてんのに。鎌倉がな」

「あすこ自分たちがいらねって言って断ったんだよな」ブスッと不機嫌そうに言う剣士

「そう。ワンマンの当主以外はパットしない。分析術の奴らがな。分析して討伐してやるからよこせって面の皮厚すぎじゃね」ゲラゲラ笑いながら教えてくれる彼

「やっぱあんとき殺っとけばよかったか」などと剣士と言い合っている

「あそこ私より良い人間がって言って断っていたし。私の方法は気に入らないとも言っていましたよね?確かお気に入りの術者が作るやつが良いとかなんとか」力石を提供するか話し合いの場でのことを思い出しつつ聞けば

「ああ。そう言ってたな」頷くので

「作り手が居るのなら私がどうこうするものでもないと思いますので」サラリと断ると

頷き同意する2人

「彼奴等が欲しがってんのが、ひな用に作っているやつなんだよ。ウチが運営している学校に所属している一般家系出には、ひな用をセイフティーで配布しているんだ。家の人間(もん)が練習用で作った弱いやつを。それをよこせって」

「セイフティーって何つけてんだ?」ひな用にと一門の術者見習いに守りとして致命傷を防ぐ。出血多量になりそうだと薄く止血出来る術式を組んだものを提供している。元々剣士用に私が用意した致命傷になりそうな攻撃を防ぐ。致命傷しなりそうな傷を軽度の回復を施す。転送するというものを、現当主の子ども。

つまりは私の甥っ子が生まれたときに

訓練として等級の低い魔物討伐を先生一人子ども3人のチームで取り掛かりチームで見習いとして討伐を勉強させるようになり。動ける人間を生かすために

個々の質も上げる意味もあるも数の暴力として機能するようにひな用にと頭を下げられて、目の前の彼に教えた

剣士用よりも品質は下がっているもベニア板1枚程度の防護壁と軽い止血たい程度にした物を

これで等級が低い人間が生き残る率が上がり指導員により研鑽が細かく行われるようになったことで。

外部魔力が少ない人間でも3人一組で当たれば、害獣として指定されているクマの魔物くらいは倒せる用になっている

「練習で作ったやつだから窓ガラス程度の強度と普通の包帯が出る程度だな」と学校に卸している品質を伝えている

その程度ならまあと納得する

「学校って言っても卒業したやつで所属してないやつもいるんだろ」剣士の質問に頷きつつ

「そりゃいるよ。そういうのは卒業時に回収してる。回収出来なくても内包魔力が切れたら使えなくなるし。その内包魔力も数時間で切れる用になっているから問題ない」ふーんそれなら安心だな剣士が納得している

「何度か交流会に鎌倉のやらが参加していたし。学生同士仲良くなってセーフティがバレたらしいけどな。まあ、学校の特徴だし。卒業してウチと契約しないでフリーになったり実家に戻って仕事しても特に問題ないやん。一番危険なひなの時にぎりぎりでも生き残れる方を選んだんだから。偉いんじゃね」バレるのは時間の問題だろうからそれは良いんだ。

「けどな。それよこせは違うだろ。別に手を結んでいると言うことでもないし。ウチは傭兵集団だ。色んなとこと契約して溢れ出てる魔物に対応してるけどな。それは鎌倉だって一緒だろ。なのに自分たちでどうにかしないで、便利そうだからよこせってのはな」呆れつつ言う彼に確かにと2人で頷き同意する。

「まあ、ないと思うけど。こっちに突撃してきて強奪しようとしたりするかもだから注意喚起」

 一呼吸置いてから膝のうえに置いていた包みをテーブルに置いて

「昨日姐さんが産気付いてな。無事、子どもが生まれたんだ。男の子でな。これで4人」そう言って包みを開いて菓子をだし剣士に食べさせる

毒見というやつである。

しばらく咀嚼した後に台所に行きしばらくして茶を3つ持ってくる

「こっちのほうが合う」そう言って持ってきた皿に菓子を乗せ配る。昔はそういうことには頓着しない人だったのに。今はできるようになったな。と思いつつ出された茶と菓子を楽しむ

茶をいただきながら甥っ子の話を聞く。

戦闘向きだったりそうじゃなかったりするらしいが、それでも元気に過ごしている様子であり

「本当にきかん坊できかん坊で」笑いながらいうので

「ウチの血でしょうね〜。姉さんも子どもの時は気が強くて強くて。自分の思い通りにならいいと大暴れしたって友達に噛みついたとか聞いてますし。癇癪でね」ふふふと笑いながらいうと驚く男性陣2人

「今は社会に出て色々と学んだからなりを潜めていますけど」にっこり笑う私に

「そうだった。姐さんもあんたと姉妹だった」そう頷き納得している彼の後に

「だな。じゃないと本家って言っても傍流の傍流が尋ねるてきて門前払いになりそうなところを実力で戦闘要員をほぼ倒して当主を引きずり出したもんな。こいつ」と納得している剣士

「そのおかげで今があるんじゃないですか〜」ふわふわと笑う私

談笑しているとふと視線を動かして警戒している剣士。それをみてゆっくり術式を発動できるように魔力を練るかれ。

家の敷地に施した結界をゆっくり微笑みながら強化しつつ自分も術式をいつでも発動できるようにしておく

チッと舌打ち一つした剣士が立ち上がり庭に出たと思ったら視界から消える。筋肉強化して走ったか跳んだかしたのだろう

さて

そう声をかけるとやや困ったような顔をしつつ

「姐さんらには分かってしまう。この菓子もそうだしな」そうつぶやく彼の背に立つのは先ほど困ったと自身の口で言った鎌倉の坊

光に照らされると金髪のように見えるその髪と色素のうすそうな赤茶色の目

絶対に紫外線で目がやられるだろうなとは思いつつ。で?とほほ笑みを深めて問う

「まあ、格の違いを見せつけてほしい。そう思って。教授したオレよりも劣るような物しか作れないくせに。姐さんよりできるとか宣うし。出来の悪いのを抱え込んだのが悪いのに周りがとされるのもどうだか」ため息一つついてから

「幼なじみ?だし。印籠を渡してやるのも良いのじゃないかと」それを聞き

「マジ何いってんの直義のくせに」低く怒りを顕にする鎌倉。まあ、怒るっていうとこで情があるんだろうね。または癇癪

そう思いつつ

魔力とかそういう物とは別の異能と言われる特殊能力をほんのり発動すると背筋を伸ばして立っていた鎌倉がグラッと傾きソファーに手を置き倒れるのを防いでいる。

ゆっくりとゆっくりと血圧を操作し下げていき意識はあるものの動けない状況にする

「何だ。耳のリンパをいじってじゃない?」

「多数ならめまいと意識混濁で戦闘不能にしますが。言い聞かせでしょ?なら手足縛って黙らせるのが一番。そうでしょ」笑う私の後ろに家の周りに居たのを潰した剣士が渋い顔をしつつ庭から家へ入っ来てどこからともなく取り出した縄で後ろ手に拘束し台所から持ってきた丸椅子に座らせる

「お前は後から説教」引き入れた直義をみて言い放つと私の後ろに立つ

一人掛け椅子に座る私と眼の前に丸椅子に座らされて後ろ手に拘束されている鎌倉の坊

なんか案件みたいだな〜とは思いながら

「力石に関して四の五のいわれる所以はありませんし。おたくの術者が残念でも私には関係ない話です。それを何を思ったかごちゃごちゃと言っているそうですが」つっと射抜くように視線を合わせれば気まずそうな顔をしている

「ちょっと融通してくれても」横を向きいうので

「そこら辺はご当主様に掛け合ってください。欲しいからといって強奪とか美しくないし。そもそも犯罪行為ですよ。人の道具を欲しいからといって盗むとか3流以下の所業だと思いませんか?」

3流以下の言葉に触発されて顔を上げたようだが、圧をかけている剣士とあきれ顔の幼なじみの顔をみて再びそっぽを向いている

甘やかされてんな〜

「まあ、住居侵入と強盗未遂ってことで」もしもしポリスメンとした私は悪くない

一部業界の有名人で現職指導者として働きその教え子を唆して民家襲撃しその隙に自分は強盗をしようとしたとしてワイドショーを賑わわせている

それを見たご当主様始め本家の人や鎌倉の坊に嫌がらせを受けていた人たちは爆笑したという

 まあ、鎌倉の坊がいなくなれば魔物討伐がちょい疎かになるということで。塀にいれるよりも保護観察官付きで馬車馬が如く働かせることにしたらしい国

刑期中人権侵害をしない最低限度の生活をすることとなる。刑務所と同じで行動は監視され作業中の私用は許可制となっているらしく

「まさに首輪をつけられた犬だった」と様子を見に行った剣士がやや笑いながら教えてくれた。

鎌倉のおかげで、討伐に関しての仕事の知名度や適正云々に関して。それに伴う教育についても国が監査を入れるようになったために

家の環境も良くなり内部魔力しかない人間でも虐待されずに保護されるようになったので

まあ、災い転じてというのだろう

そんな話を剣士にバックハグをされ肩に顎を乗せられた状況でする

めっちゃ甘えてんね

と説教と仕置で増えた仕事を終えて半年ぶりに来た直義が少々疲れた顔をしつつ話している

てめえよく顔を出せたな

と圧をかけている剣士に

「だったらウチの人間叩き出すなや。仕事にならん」と言いつつ出来上がった力石を回収して居る




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