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異世界で魔犬な生活  作者: fumia
第一章
3/7

第二話:俺に求愛?

>>カイト

「ブンブンブブブン!ブンブンブブブン!」

「ウ――――――ッ!ファンファンファン!」


 放課後の風紀委員会室。白い大理石のタイル敷きの床の上で、それぞれ10分の1サイズの車の玩具、丁度ドリフト専門のラジコンの模型と同じ大きさに変身した俺とムックは、鬼ごっこならぬ『交通警察24時ごっこ』をして遊んでいた。

 ド派手な装飾と電装を付けまくった珍走団の違法改造車を、やる気のないY31セドリックな覆面パトカーがまったりと追い駆ける、実に平和的な追い掛けっこである。

「パラリラパラリラ~~♪」

「ウ――ウ――、待て、待て――!……ガッ!?」

「…………?」


 いきなり誰かに頭を押さえつけられ、吃驚した拍子に俺は元の姿に戻ってしまった。異変を感じたのか、ムックも立ち止まって変身を解き、俺の方へ振り返った。

 目線を上にやると、右の前足をお手でもするように俺の頭の上に置くルカ姐さんがそこにいた。気の所為か、不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、俺の顔をメッと睨んでいる。折角の美人が台無しだ。

「カイト、それにムックも……。あなた達、いい加減にしなさい。」

 ルカ姐さんの口調は静かだったが、鈍感な俺達でも容易に察せられる位怒気に満ちた物だった。

「あなた達、まだ遊び盛りの子供だからはしゃぎたいのは分かるけれど、マスター達の迷惑になるから静かにしなさい!」

 言われて周りを見回してみると、学生達が部屋の彼方此方で忙しく立ち回り、仕事に勤しんでいるのが見て取れる。

 それまで黙っていた黄門様も、好々爺らしくにこやかに微笑みながら、

「まあまあ、ルカや。そう目を三角にする事もあるまいよ。……ただ、カイトもムックも、もう少しTPOを弁えなければいけなかったかもしれんの……。」


 ご尤も、その通りです御老公。確かに騒ぎ過ぎた感がある。でも、思い切り遊びたい。俺はムックの方へ振り返り、彼にこう提案した。

「グラウンド、行こう!」

「賛成!」


 風紀委員室の扉には、下の方に蝶番で留められたプラスチックの板、もとい犬猫用の出入り口のドアが造られていて、頭で押してパカパカと揺らす事で、俺達のような犬猫でも人間に開けて貰わずとも部屋の内外を自由に行き来する事が可能なようになっている。


 先に穴を潜って廊下へ出ていったムックに続き、ドア板を頭で押し上げて上半身だけ部屋の外へ乗り出すと、

「競争だ!」

とだけ言い残して、彼は俺から見て右の方へさっさと走り去ってしまった。

「わあ、待ってよ――!」

 俺も慌てて廊下に這い出すと、ムックの尻尾を追い掛けた。


 階段に向かって廊下をピョコピョコと駆けて行く。そしていざ、階段と廊下との交差点に差し掛かった刹那、右側手前にある上階とを結ぶ階段の所から、鮮やかなゴールデンベージュ色をした一匹の子犬が突如俺の目と鼻の先に飛び出して来た!

「危ない!」

 俺はそう叫びながらも、咄嗟に避けられる空間を直感的に把握し、階段と反対側、向かって左手にある廊下の窓の方へ飛び上がった。

 そうして、辛くも正面衝突の危機は避けられたが、代わりに俺は廊下の窓下の壁に激突し、鼻先に物凄い衝撃と激痛を感じて七転八倒する羽目になった。


 前足で鼻を押さえて蹲っていると、

「だ……、大丈夫ですか?」

と、少し気弱な印象を受ける細い声が頭上から聞こえてきた。瞼を開けて声のした方へ目を向けると、先程ニアミスし掛けた奴だろうか、夕日を浴びて金色に輝くフワフワとした毛並みが愛らしい、俺と同じ位の年頃のジャーマン・スピッツの女の子が不安気な表情で俺を見下ろしていた。


 俺だって男の子!女の子を前で何時までも無様な格好を晒すのは本分ではない。まだ痛む鼻を右前足でさすりつつ、俺は立ち上がってスピッツの方へ振り返った。

「大丈夫!大丈夫!平気、平気!」

 俺は強がって、というより彼女を安心させる為に無理矢理笑顔を作ると、ピョンピョンとその場でジャンプしてみせた。気の所為か、彼女もクスっと笑ったようだ。

 俺はスピッツの女の子の元にそっと歩み寄ると、

「君こそ大丈夫?怪我をしてない?」

と彼女に一応訊ねた。はっきり言って傷一つ見当たらなかったから平気だろうとも思ったが、念の為だ。

「あっ……、大丈夫です。」

 そう口にしたものの、何故か彼女は俺から顔を背けるように俯いた。その様子を見て俺は、大丈夫なのか?そう言って本当は苦しいのか?それとも単に俺の顔を見たくないだけか?と両方の可能性を疑ったが、何方にせよ何となく小馬鹿にされているようで気分が悪かった。

 まあ、何だ……。本人が大丈夫と言っているのだから何の問題も無かろう。俺はムックの所へ行こうと彼女に背を向けた。


 その時、

「あ……、あの……。」

と、またスピッツの雌犬から声を掛けられたから、何だろうか?と不思議に思いつつも俺は彼女の方へ振り返った。

「名前……。あなたの名前、何ていうの?」

「名乗る程の名じゃないよ。ごめんね。俺、今急いでいるんだ。じゃあね!」

「あっ……!」

 彼女が何かを発し掛けた気がしたものの、構わず俺は下り階段へ向かって駆け出そうとした。しかし……。

「カイト!そこで何をしているの?!すぐに戻って来なさい!」

と叫ぶ、廊下中に響く位大きな美久の声と、調教訓練用ホイッスルのピ――――ッ!とけたたましく鳴る音を俺の耳が捕らえた。

 風紀委員室のある方へ目を向けると、委員室の開いた扉の隙間から上半身を出して此方を見つめている美久とばっちり目が合った。

 何の用事かは知らぬ存ぜぬだが、見つかってしまっては仕方がない。俺はお外で遊ぶ事は諦めて、風紀委員室へと引き返した。


 左足で押さえるようにドアを開けたまま、しゃがんで両手を伸ばして待ち構えていた美久の腕の中に俺は飛び込んだ。

 俺を抱き締めた美久が立ち上がって、扉を閉めて部屋の中に入ろうとした瞬間、部屋の奥で麗美と雑談していた柑奈が、美久に声を掛けてきた。

「ねえ、ウチのムック知らない?」

「さあ……。」

「外のグラウンドにいるよ!」

 美久は首を捻ったが、俺はムックとさっきグラウンドで遊ぶ筈だったばかりなので、鼻先をドアの方へ向けてワンワンと吠えて教えて上げた。


 程なくして、ホイッスルで強制的に呼び戻されたムックも風紀委員室へ帰ってきた。

 特にやる事も無いので暇で仕方がないが、騒ぐ訳にもいかないし、外で遊ぶ訳にもいかないようだ。退屈だな……。俺は俯せで床に伏せると、

「ふわわ~~ん。」

と欠伸を出してしまった。何だか凄く眠気がする。


 あまりにも暇過ぎるので、俺は一人で『自動車教習ごっこ』をして遊ぶ事にした。何て事はない、さっきと同じ様に10分の1サイズの色々なサイズの車に変身し、机の脚や鞄等、部屋の中にある色々な障害物を利用して、S字や車庫入れの練習を黙々と一向繰り返す。

 何故そんな事をするのか?と犬仲間からもよく疑問を投げ掛けられるが、勿論こういう事を反復して修練するのには、ちゃんとした理由がある。俺達魔犬は自動車に変身すると、前方とサイドミラーから見える範囲しか視認する事が出来なくなってしまうのだ。自分の左右と真後ろを目視する事が全く出来なくなってしまうのである。

 だからこそ、限られた視界と耳から入る情報と勘から周囲の状況を的確に判断し、大きな車体を取り回せなければいけないのである。魔犬だから、自動車としては未登録だからと言って事故を起こしていい訳ではないからだ。


 俺は100系マークⅡの精巧な模型に変身すると、静かに、そしてゆっくりと部屋の中を走り始めた。

 人々や魔獣達が行き来する部屋の中を、ぶつからないようにタイミングを図りながらグルグルと回り、徐々に速度を上げて行く。

 ドリフト走行を一度もせず、グリップだけに頼りつつ際どい所で学生達が足に履いた靴を避け、自分の車幅とほぼ同じ隙間を減速せずに通過する。それだけでもヒヤッとする場面が多いのに、前方に視点を固定したままリバース走行で同じ事を再びやる。嫌でも勘が冴えるというものだ。


 普通の乗用車だけではない、大きなバスやトラックの模型や、時には軽自動車のそれにも変身して同様の事をし、車種や車格による挙動の違いを頭に叩き込んで行くのである。


「風紀委員長はいますか!」

 と叫ぶ威勢のいい声と共に、風紀委員室の扉がバタンッと勢い良く開け放たれた。

 トラックの姿を解いて、誰だろうか?と身構えていると、犬や猫を一匹ずつ胸に抱いた3人の女学生がカツカツと床を鳴らしながら闊歩して部屋の中へ入ってきた。


 先陣を切っているのは、二重瞼の癖に三白眼の、険しいオーラを纏っている、大きく胸が張って腰が括れている、スタイルの良い眼鏡を掛けた面長で鼻筋の通った、薄っすらと茶掛かった長い黒髪をポニーテールにした、ハッと息を呑む程の美少女である。

 その少女の容姿の怜悧な美しさにも驚いたが、彼女が大切そうに胸に抱く魔犬を見て、俺は目を丸くした。さっき廊下で危うく衝突しかけた黄金色のスピッツの雌犬である。

 彼女の方も俺を発見したのだろう、前足を彼女の飼い主の右腕に掛け、上半身をグッと乗り出すと、

「あっ!カイト君だ!」

と、開口一番そう言った。


 何でお前、俺の名前を知っているのだ?と一寸度肝を抜かれたが、よく思い出したら、先刻美久が俺を呼び戻す時に思い切り俺の名を大声で呼んでいたのだっけ……。

 そう自己完結で納得しつつも、やはり氏名すら知らない赤の他人、否他犬に親しげに自分の名前を呼ばれるのは癇に障る、というより何処か歯痒いものがある。何だろう、この気持は……。向こうが自分の事を多少なりとも知っているのに、自分の方は一切相手の素性が不明である。そう云う一種の疎外感とでも表現しようか。何とも言えぬ複雑な気分である。


 何より厄介なのは、普段は大きくて愛らしいだろう彼女の目が真っ直ぐ俺を捕らえ、その瞳が不気味な位爛々と輝いている事だろう。その悍ましさ故に、俺は彼女の眼から視線を逸らす事が出来ず、ただ凝視した。

 さて、どうしたものか……。と思案している所に誰かが俺の左肩の上に前足を置いた感覚がして、俺はこれ幸いと顔を左に向けた。……ムックだった。何か良からぬ事を考えているのか、ニタニタと嫌な笑いをその顔に浮かべている。

「な……、何だよ?気持ち悪いな。」

「いやあ、カイト。お前も隅に置けないなあ!この、この……。」

 思わず反射的に仰け反った俺に更に近付くと、ムックは右の前足の指でツンツンと俺の鼻先を突付いた。

「いつの間にか、あんな可愛い娘と……。なあ、何て言う名前なんだよ?あの娘。」

 こいつ、あれが俺の彼女(のような者)だと勘違いしているな。俺は直ぐ様首を横に振って、

「いや、彼女じゃないよ。名前だって知らないもの。」

と否定した。


 すると、話を聞きつけたルカ姐さんが俺達の会話に割り込んできた。

「あら何、カイト。あなた、あの娘の名前も知らないの?凄く親しそうなのに。冗談も程々にしなさいな。」

 やはり女性の方はこういう色恋話が好きなのか、普段は済ましている姐さんがやけに乗り気で話に参加したので、俺は些か驚いてしまった。

「いや、いや!親しいも何も。さっき廊下で危うく衝突しそうになった……、っていうだけで、俺は彼女とは何の面識もありませんよ。姐さん。」

「でも、彼女、あなたの名前を知っているじゃない。本当に面識がないの?」

「彼女が俺の名前を知っているのは、多分、その場でマスターが俺を大声で呼び戻したからですよ。」

「以前会った事があるとか、忘れているとかはなくて?」

「断じて無いです!」

「そうなの?」

 唾が飛びまくる程の勢いで滅多矢鱈と捲し立てた俺と、未だ恍惚とした表情で俺を見下ろすスピッツ犬を交互に眺めながら、ルカ姐さんは怪訝そうに首を傾げた。

「とてもそうは思えないけれど……。」

「おいおい、見損なったぜ、相棒!女を惚れさせて於いて白を切るなんて。そんな卑怯者、漢の風上にも置けないぜ!」

 ムックからもそう責め立てられて、俺は酷く閉口した。


「ねえ、ねえ、そこのジャーマン・スピッツちゃん。」

 俺と話していても埒が明かないと思ったのか、ルカ姐さんはスピッツの少女の方を仰視し、彼女に話し掛けた。

「あなた、お名前は何て言うの?お年は幾つ?」

 スピッツの女の子は、ちらりとルカ姐さんの方を見下ろすと、元気な可愛い声でこう答えた。

「アイリーンです。4歳になります。」

「そう……。ねえ、アイリーン。この子……。」

と、ルカ姉は左の前足で俺の頭頂部を軽く叩いた。

「……の何処が気に入ったの?薄情な事に、この子どうして自分があなたに好かれているのか全然解っていないらしいから、あなたから教えて上げて。」


 時々ルカ姐さんは明るい笑顔で楽しそうにとんでもない事を口にする。そう、今この時のように……。もう嫌だ。何この公開処刑?ただでさえピリピリと張り詰めているのに、アイリーンの返答次第では此方の精神的なダメージの度合いも半端無いのですが……。

 ただ、俺もアイリーンが何故俺を気に入った(?)のか何となく気に掛かる。それはムックもルカ姐さんも同じらしい。俺達は一勢に彼女の方を仰ぎ見た。

 アイリーンは少し頬を赤らめつつもじもじと前足を擦り合わせて俯いていたが、遂にその口を開いた。

「だって、カイトさんは……、わたしを庇ってくれた素敵な王子様ですもの……。」

「…………?」


 二の句が継げない、どころか体が硬直して動かない。冗談抜きで場の空気が凍りついていた。アイリーンのあまりに明後日な返答に、脱力し過ぎて熱が一気に冷めたと言い換えてもいいかもしれない。何だよ?それ……、というのが俺の正直な感想だった。真面目に聞いた事が馬鹿馬鹿しくなった。

 第一、王子様の部分は不問にするとしても、俺はアイリーンを庇った事は一度たりとも無い。俺の動線上にいきなり飛び出して来た彼女と衝突する事態を避ける為に、全力で危機回避行動を取っただけである。そもそもムックと競争などせず、あの階段との交差点の手前で一時停止をして左右の確認を怠らなければ、彼女とぶつかりそうになるという事も起きなかった筈だ。責められる事こそあれ、惚れられる謂れはない。


「あら、この子達、急に静かになりましたわね。」

「本当だわ。さっきまでワンワンキャンキャン五月蝿かったのに……。」

 頭上から声が聞こえてくる。見上げるとマスター達が不思議そうに俺達を俯瞰していた。所詮、彼女らは人間。俺達魔獣の言葉は判らない。当然、さっきまでの雑談も彼らにとったら、犬がいきなりワンワンと盛んに吠え始めたと思ったら急に黙り込んだという不気味な現象として認識された筈だ。


「では、そういう事でお願いします。」

「はい、では……、生徒会長に良くお伝え下さい。」

「はい、分かりました。それでは……。」

 どうやら、人間同士の打ち合わせも終わったらしい。アイリーンのマスターは踵を返し、俺達から背を向けようとした。

 その時、マスターの腕に抱かれたままのアイリーンが去り際に俺にこう声を掛けた。

「じゃあね、ダーリン。また会いましょう!」

「あら、アイリーン。またどうしたの?全くどうしたのかしら……。さっきから変よ。普段は良い娘なのに……。」

 ガタンッと扉が閉まって彼女らが居なくなった後も、何となく余韻のような妙な感じがして、俺は困惑していた。もう勝手にしてくれ。


「でさあ……。」

 唐突にムックが口を開いた。

「カイト、お前、どうするんだよ?」

「何を?」

「彼女の事を、さ。」

「彼女の事ね……。」

 俺は溜息を吐いた。

「なあ、ムック……。お前ならどうするんだよ?」

「別に良いんじゃねえか?可愛いし。」

「可愛いねえ……。」


 確かにアイリーンは可愛い。恋人であれば嘸かし他の雄共に自慢できるだろう。

 だがしかし、である。ただ単によけ損ねて自爆した男を、自分を庇ってくれた王子様と盛大に勘違いするような女を恋人にしたいか、と訊かれれば即答しかねるというものである。あくまでも個人的な偏見ではあるけれども、ああいう惚れっぽい女の子って、他の男にも簡単に靡きそうな気がするのだよな。

 まあ、何だ……。その内何かの拍子にああいう感じで他の奴も好きになって求愛するのだろう。少なくとも彼女にするのは御免だし、一夜限りの関係を結ぶとしても、一応風紀委員の使い魔として取り締まる立場に立っている以上、そういう事はしたくない。


 まあ、成り行きに任せよう。そう俺は思う事にした。


 そんな事を考えていると、ブオオオオオオオン……という轟音と共に、沢山の何かの集団が風紀委員室の前の廊下を走り去って行ったのを感じた。どうせ、変身能力を持つ魔犬や魔猫が、10分の1サイズ位の車の玩具に変身して廊下を集団暴走しているのだろう。最近ではよくある事だった。

 人間同士のトラブルに対応するのが人間の風紀委員の役目なら、魔獣や超常現象絡みの案件に対処するのが俺達使い魔の役目である。特に暴走事件や凶悪事件等の緊急を要する案件は、パトカーに変身する事が得意な俺の専門だ。

「カイト、行きます。」

 皆にそう言って扉を潜って廊下へ出ると、俺は10分の1サイズの、プッシュバンパーが前後に付いたフォード・クラウンヴィクトリアの白黒パトカーに変身すると、

「ウ―――――ッ!」

とサイレンを鳴らして走りだした。

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