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僕らは、過去を振り返らない

澪は、今、僕の隣にいない。


ここは、ドイツ。


あれから、蒼も蒼の母も、元居た場所に戻った。


我儘、一杯の蒼は、スクールに戻った。


少しだけ、感情の抑制ができない事、パニックになりやすい事。


障害がある事を、皆に、告げた。


衝撃?


誰もが、驚かなかった。


「あぁ、そうなの」


蒼の個性だと囚われていた。


なんだ、そんなもんか。


蒼は、拍子抜けた。


それで、蒼は、ますます、我儘になった。


バイオリンみたいな奴だ。


僕は、榊さんの紹介で、バイオリンを勉強している。


なんとか、プロテストも、合格して、


大好きなバイオリンで、蒼と戦うことが出来そうだ。


そうそう。


麻美さん。


まず、澪の車の事故の事。


ドライブレコーダーも持ち主が現れた。


あの飛行機事故がきっかけで、事故現場に駐車していた車の持ち主が現れた。


そのドライブレコーダーが証拠となり、事故現場に現れて、


澪達が、乗る車のドライブレコーダーを抜き取った犯人が、分かった。


麻美さんでは、なかった。


麻美さんの夫だった。


彼は、多額の借金があり、


それで、色々、悪事を働いてきたんだけど、


全て、麻美さんのせいにしていた。


工場の火事で、亡くなったのは、麻美さんの夫の不倫相手だった。


海外に逃げていた麻美さんの夫は、逮捕され、麻美さんの無罪は、証明された。


結局、僕との交際を澪は、認められてなかったが、


僕についてきていた。


どうして、


今、一緒にいないかって・・・。


あれから、いろいろあって、


澪の目の検査をドイツで、する事になった。


両目という訳には、行かないけど、


片目だけ、移植すれば、目が見える可能性がある事が分かった。


目が見えない澪は、亡くなった彼の影に縛られていた。


そんな彼女の苦しみを全く知らなかった。


可能性があるなら、手術をしよう。


僕らは、そう判断した。


過去には、戻らない。


僕らは、前に進んでいく。


僕らは、輝かしい世界に居たはずなのに、


何も、見えていなかった。


見えているようで、何も、見えていなかった。


二人、過去に囚われず、生きていこう。


そう・・・。


澪は、今、手術を終え、部屋に戻って居るはず。


僕は、真っ先に駆けつけよう。


一番、先に、目にするのは、僕の目に映る澪の姿なんだから。


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