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妹の代わりにお見合いに行ったら溺愛されました  作者: 漆原 凜


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6/6

想い

「無事婚約できそうで良かった。」

「はい。ありがとうございます。」

「ララもう婚約者になるのだから敬語は無しで。」

「…うん。婚約出来るなんて本当夢みたい。」


リヒト様と結婚出来るなんて嬉しい。優しく穏やかな彼にずっと憧れていた。恋愛感情で見てはいけないと自分自身に言い聞かせていたのに…ずっと好きだったと言われ喜ばない理由がない。


「好きだよ。」


気づくと目の前にリヒト様がいて、また唇が重なる。そっと抱き上げられベッドに座らされる。


「あの…」

「少しだけだから。」


唇が何度も重なる。そっと押し倒され口付けが深くなる。優しく頬を撫で微笑んでくれるリヒト様が大好き。


「ん…苦しい…」

「もっと近づきたいから腕を首に回して?」


そっと抱きつくと嬉しそうに笑って、さらに口付けが深くなる。首元にサラッとした髪が当たりくすぐったいと思っていたら、首筋を何度も甘噛みをされる。


「若様ご当主がお呼びです!」


扉がノックされリヒト様が私を抱きしめため息をつく。そして少し待っててとリヒト様が部屋を出て行った。


「…恥ずかしすぎる。」


私は落ち着くためにソファーに座りお茶をいただく。まさかこんな事になるだなんて…。


「ん?あれって…」


棚に近づくと見覚えのある品々が飾られている。あげたお菓子の包みや一緒に勉強した時のメモなど…え、置いていてくれたの?


「お待たせー。無事婚約整ったよ。って!」


リヒト様が駆け足で近寄り棚を隠す。恥ずかしいと顔を手で覆い黙ってしまう。耳まで真っ赤になっていて可愛く思う。


「ずっと好きでいてくれてありがとうございます。」

「…いいえ。」

「これからずっと仲良くしてくださいね。」

「うん。大好きだよ。」


ギュッと抱きしめられ肩に頭を乗せてくる。サラサラな髪がくすぐったい。意外と甘えたなのかな?


「ルルとミュート様はどちらに?」

「ミュートの部屋じゃないかな?ずっと想っていたから嬉し過ぎておかしくなってなかったらいいけど。」

「ミュート様がルルを想ってくれていたなんで、全く知らなかった。」

「妹は気づいてたみたいだけど。彼女意外と策士だし領地経営向いてそうだね。」

「そうなの!もっと早く交代できてたら良かった。そしたら学園の時から一緒にいっぱい思い出作れたのにね?」

「…可愛すぎるでしょ。これからいっぱい思い出作ろう。」

「嬉しい!いっぱいデートしようね!」


抱きつくとチュッと口付けをされる。我慢しようと思ったのに可愛すぎるのが悪いと、頬を触られまた唇が重なる。


「食べていい?」

「…ダメです。そろそろ呼びに来ますよ?」

「今度ゆっくり食べる事にする。覚悟しててね?」


色気爆発のリヒト様に言われ顔に熱を持ち真っ赤になってしまう。その後呼びに来た事により皆で楽しく食事をいただき、家へと帰る時間になる。朝から長かったな。お父様同士はすっかり仲良くなったようで、また会う約束をしていた。公爵様が良い方でよかった。


「ねえルルいつから考えていたの?」

「え?学園の時からだけど?だから領地の事も少しずつ勉強していたし、思ったより遅くなったけどまとまって良かった。」

「言ってよー。私全然気づかなくてゴメンね。」

「ララは顔にすぐ出るから無理無理。リヒト様って他の人には冷徹だけど、ララの事わかりやすく大好きだし安心して任せられるから本当良かった。」

「ありがとう。ルルもミュート様と幸せになってね。」


もっと早く言ってくれたら良かったのにと落ち込むお父様を慰め、皆で笑い合いながら家へと帰った。家に帰るとすぐ手紙が届いて本当リヒト様に愛されてるなと実感した。



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― 新着の感想 ―
お話が穏やかで可愛くて、応援しながら読みました。 昨日も今日も通して読んでしまいました。 ありがとうございます♪
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