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詩集・『碧き影の星の歌と紅蓮の瞳孔の揺れた焔』②  作者: 風快李吏


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30/40

㉚「Fragment」

乾いた僕の心の底に

静かに降っては 広がる

冷たい雲のカケラ


虚に歩く 無関心な僕

君は「冷めている」って

見下げた目で嘲笑[ワラ]う

僕は何も言い返さなかった

……何もわからないから


時は過ぎてゆく ただいたずらに

近くにも遠くにもいる誰かが

そこから離れてゆこうとする

僕は淋しい 

光を追い求める中

雨はまだ降り続く



金[カネ]も物も買い与えてるのに

これ以上何を望むの?

つらくても人波にさらわれても辿り着こう

その時僕は誓った

ずっと側にいた君

その近くではぐれぬよう

見守っていた

……それでも僕の心は届かなかった



消えようとしている幻

むちゅうに追いかけようとしても

手懸かりさえ無くって

諦めたくなって

それでも何故 人はもがき続けるのだろう

……先の見えないこの海の中を


自分を見失うかもしれないのに

ただ疲れてくだけなのに


昔いた優しいあの人は今 何処に…

What is love?

誰か教えて 本当の気持ちを

What is lacking?

僕に教えてくれ その術を……



時は過ぎてゆく ただいたずらに

近くにも遠くにもいる誰かが

そこから離れてゆくとしても

それでも 人はもがき続ける

先の見えないこの海の中を……。

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