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詩集・『碧き影の星の歌と紅蓮の瞳孔の揺れた焔』②  作者: 風快李吏


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㉕「Little Blade」

奪われていくこの声

気持ちは歌で伝わるなのに

君は気付かない振り

僕は弱さを隠すから

心の慟哭〈コエ〉

君には届かない

微弱な旋律は

目の前で塵と消えてしまう

何を遠くまで叫べば

この哀しげなサウンドに

貴方は気付くのだろう?


凍てつく蒼い花

壊れ散り行く

形を忘れて 宙へと

本当はまだ咲いていたいのに

このままじゃ もう間に合わない


想いの欠片よ煌めけ 空へと広がれ

メロディーは羽根になり 乱れて舞い散る

零れ堕ちるしずくも

無力な花とともに 高く 広く

そんな儚さにも意味はあるもの

どうか貴方にも届くように

ただ貴方にも届くようにと



飛べなくなって行く 埃塗れの翼

気持ちは目で伝わるはずなのに

君は今も見知らぬ顔

古びた篭も脆さを増し

誰かが掛けたこの鍵は

ずっと錆び付ている

いつまで見詰めれば貴方は気が付くの?


何にも囚われず

この翼で力強い音が響かせられるなら

私は槞〈オリ〉から抜け出して

あの空の無垢な鳥のように 羽撃く


自由を掴み 喜びを讃え

大声で歌い 無邪気に笑って

その一時〈ヒトトキ〉に身を焦がして

あの蒼の鳥のように

僕にも出来るのだと

そんな風に言い聞かせて ただ願う



想いの欠片よ煌めけメロディーは羽根となって

乱れて舞い散る 高く 広く

どんな儚いものにも

必ず意味はあるもの

どうか貴方にも伝うよう


ただ貴方へ伝うようにと

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