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詩集・『碧き影の星の歌と紅蓮の瞳孔の揺れた焔』②  作者: 風快李吏


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⑫「thief」

何かに苛立っては当てつけに

文字に換えて感情を転写した

何かに躓き転んでは

その傷舐めて癒やしていた



獣のように明日の在処嗅ぎ分けて

音のしない雷鳴を必死でありつこうと



指の震えた衝動で一度に沢山のモノたちが

一瞬にして失うことさえ感じることもあった


意地を張って無利益なイザコザを通ったことも

風の場所探しては現在地さえ見失ったことも


予感を感じたなら始めれるでしょ?

さあ ここが再スタート地点



心を宿り木にして光を育てた

でもそれじゃあ意味がないの

カロリーのない感情に

この先芽も花も咲かないだろう



小鳥のように綺麗な唄さえずっても

いずれ耳障りだと撃たれて墜とされる



熱くなる嵩む労りに そろそろ愛想も尽きてく

理解なんてしたくもない そこに「Yes!」はないから



否定を肯定するのなら最初から選択肢など与えなければいい

醜い逃走経路 錆びた扉翳す者はないだろう?


ラストアンサー 君が口にするのは…

あなたが決めれば良い



螺旋を描きながら全ては展開してく

琴線は震えながらその()を乾く

毅然として振る舞えば温度は保たれる

もう誰の干渉など要らない

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