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陰の支配者2-天使+死神=?-  作者: ミコト
伝説の再来

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-閑話-伝説の子の下準備 その4

職員室の匂いと言われて何を思い浮かべるかで年代が大まかにわかります。

例:コーヒー、番茶

--カグヤ--

男だったはずなのに、ペチュニアさんの影響で女の子になりました。

正しく言うと、体が男の子の証はあるけどおっぱいがつきました。


はぁ・・そのせいで、母さんにはしょっちゅうセクハラされるし、まわりの男の人の視線がすっごい集まって気疲れします。

なので、紳士でイケメンな父さんは癒やしで大好きです。

セクハラだのかばう対象だのは普通は男女逆じゃないかと思うけど、家だとこれが普通という微妙な悲しみ(父さん曰く昔かららしい)



「はぁ・・・」

「深いため息を吐いてどうした?」

父さんのなでなでは大変癒やされます。

で、母さんは相変わらず父さんに抱きついたまま離れません。

「女の子になってなぜか色々覚え込まされる・・・」

女性器はないから生理とかそう言うのは覚える必要はないけど髪の洗い方だの毎日のお肌のスキンケアだのと地味に毎日やることが増えて大変です。

サボろうとするとセクハラレベルを上げると真顔で言われたので必死にやってるけど(本気でされかけたけど)

「あぁ・・頑張れとしか言いようがないしなぁ。まぁ、その服を着てたら肌が焼けることはないから日焼け止めとかは不要だし、肌着もある程度は保ってくれるだろうから軽くで良いだろうしガチ勢よりはマシだろう。」

「うん・・けど、あっちから持ってきた分があるから今は良いけど将来的にはなくなるよね?」

なくはないだろうけど、基本的にお金持ちの人しか使わないらしいからそこそこ高いらしいし、地球のと比べると品質はだいぶ下がるのは必須っぽいし。

「その点は、似たようなのはあると思うから品質を上げるんだったら素材とかを確認して自作しても良いかもな。これ1つで他のはいらない的なモノとかをさ。」

そっか。

そういうのを作ればアレこれしなくても1つやれば終わるからすごく楽になる。

「うん。せっかくそう言う職になったからそういうのも考えてみる。」

後、なにげにスルーしてたけどもらった装備品でローブ以外なんでそんなに名前はファンシー系なの?

天使の云々とか姫の云々とか(ペチュニアさんの趣味っぽいなぁ)

「どうせだ。こっちの世界の文字を覚える必要もあるし、その勉強と一緒にそう言う本も買っておこう。ある程度は持ってるが」

「良いの?本ってあっちよりもすごく高いんでしょ?」

あっちで言うところの軽くTVゲーム機本体並みのお値段はざらって聞いたけど。

「構わないさ。稼げば良いし、今のところ使う予定はないからな。」

「武器は?」

「それがあったな。けどそのくらいだ。俺が歌えば速攻で稼げる。・・あっちよりも食いつきがすごいんだ。」

どこに行っても父さんは大人気らしい。

実際、宿の人たちにサインをたくさん求められてたし、宿代もサインを全員分書くことでタダになっちゃったし。

父さんのみ負担がかかっちゃったから肩もみしてあげたらすごく見惚れそうな笑顔でお礼を言われました。

まぁ、父さんからはそこまで気を遣わなくて良いと言われたけど後ろから肩に腕を回すように抱きついてみたらちょっぴりうれしそうだったから今度からは抱きついてお礼を言うことにする。(お胸が押しつけられてうれしいんじゃなくて甘えられたことがうれしかったらしい)

「娯楽が少ないから?」

「昔よりはマシらしいがそういうことだ。」

「ついでに言うと、シリルがきっかけで世界中の吟遊詩人のあり方が変わったきっかけだったりするよ?」

「母さんそうなの?」

「昔は、タダ昔話をだらだらと語るだけの非戦闘員で役立たず扱いしてたらしいんだけど、シリルみたいに歌って踊るのも衝撃的だったけど、知名度もチート並みな師匠の弟子としていたのと、シリル自身が強かったから強制的にまわりは黙ったって言うのが真実」

「あぁ・・」

言おうにも、師匠さんの存在で黙らざるを得なかったんだね。

とりあえず、武器屋さんに行くことにしました。




で、サインを父さんが書きながらおすすめの場所を聞いて見つけた場所がこじんまりとしたところでした。

「いらっしゃい。好きに見てくれ」

むっきむきのおじさんが1人いるだけのホントにこじんまりとしたお店でした。

武器とか防具は丁寧に種類ごとに並べられてあるし、どれもきれいだから仕事はしっかりしてて丁寧な人なんだと思う。

「ほら、好きなのを見て回りな。」

「良いの?」

「あぁ。気になったのを手に取ってみれば良い。怪我には気をつけろよ。」

「うん。」

何が良いかな?

定番の剣を手に取ってみる。

「お、重い・・」

長さは普通レベルらしいけど重いです。


じゃあ、槍とか斧とかそういうのは同じく無理だね。


んー

それなら、サポート系だし護身用的な感じとかもう1つの定番の杖とかかな?


とりあえず、護身用護身用・・定番はナイフ?

1つとってみる。

軽くまわりを見回して何もないのを確認してからアニメの動きを思い浮かべて振るってみる。

んー

護身とはいえ、防げそうな自信がない。

投げてみる?

・・当たる自信も腕力もない。

じゃあどうしよう?


とりあえず、杖を見てからにしよう。


杖は魔法を使うときのサポート代わりにもなるらしいから補助具という扱いっぽい。

けど、棒術的な感じで攻撃するのを想定したら長くて頑丈なのが良いよね。


でも、重くないやつ。


んー

1メートルサイズの普通っぽい見た目のを1つとってみる。

杖の場合は振るうよりも魔力を流し込んでみることで確認するらしい。


流してみる。

んー?

なんかピンとこない。

父さんが言うには、しっくりきたらピンとくるらしい。

色々手に取ってみるけどなんかしっくりこない。

で、アレこれ手に取りながら首をかしげてたら父さんが優しく後ろから抱きしめながら声をかけてきた。

ちょっぴりドキッとした。

「どうした?しっくり来るのがないか?」

「うん・・どれも良いものなのは確かなんだけどなんかしっくりこない。」

「確かに戦術的には杖は必須だな。まぁ、なくても良いと言えば良いが護身用がなぁ・・」

「と思って護身用をいくつか見たんだけど・・」

「扱える自信がなさそうと。」

「うん。・・鍛えれば良いと言えばそうなんだけど頑張っても微妙そうな気がして・・」

「気持ちはわかる。俺の場合は探しても見つからずにはみ出しモノとして放置されてたのが偶然しっくりきたって感じだからイレギュラーだったしなぁ。」

「そうなの?」

「あぁ。俺の剣は、魔力操作のサポートも剣としても万能なんだが定期的に歌を求めてくるんだよ。」

「歌?」

「そう歌。いろんな連中が性能の良さに買ったが、全員なんとなく歌いたくなって歌ったがなんか嫌だって返品を繰り返してた中で俺の特技がお気に召したらしくって使ってる。」

父さん歌も上手だしなぁ。

何で休みの日でも歌ってるのかと思ったら趣味とかではなくて、そう言う理由もあったんだ。

あのずっとつけてた腕輪がそれらしいし。


とか話してたらお店のおじさんが声をかけてきた。

「どうした?見つからねぇか?」

「えぇ。家の子に護身用のモノと魔法のサポート用で杖を探してたんですがしっくりこないらしく・・どれも良い品なのはそうなんですが。」

「あぁ・・たまにいるんだよ。ふむ・・嬢ちゃんちょっと俺と握手してくれ。」

「はい。」

で、握手。

手をニギニギされる。

「ちょいと手に魔力を集めてくれるか?それだけで良い」

「はい」

頑張って手に魔力を集めてみる。

しばらくジーッと僕の手を見つめながらニギニギしてたおじさんはなんか納得したらしく。

「あぁ、そんな感じか。ちょっと待て。」

なんかわかったらしく奥に行っちゃった。

「父さん、アレ何だったの?」

「手を握ったのは筋肉の付き方とか癖を確認したんだろう。魔力も似たようなのをしたんだろうな。職人の目の経験則による鑑定みたいなモノだろう。」

「武術の達人が見ただけで実力者かどうか見抜けるみたいな?」

「それと似たようなモノだろう。」

「すごいおじさんなんだね。」

「そうだな。大体は要望を聞いてそれらしきモノを案内するだけであぁやって確認してくれる人はかなり珍しい。対したものだと思うよ。」

「褒めたって、武器用のベルトをサービスするくらいしかないぞ。」

サービスしてくれるんだ・・。

「ほれ、待たせたな。ちょっとこれに魔力を流してみてくれ。」

「はい・・・剣ですか?」

「正しくは、忍刀ってやつだな。他の剣と比べて斬ることに特化してる分、剣よりも力はいらねぇ。その代わり技術が必要である程度の努力は必要だ。その中でも反りがなく、普通の刀よりも短いから、お嬢ちゃんでも扱いやすいだろう。その感じだとナイフもいまいちだったんだろ?」

「はい・・」

「落ち込むことはない。自分が苦手かどうか理解出来るだけでも十分すごいさ。たまにいるんだよどう見ても扱いきれないだろって武器を買っていった結果、努力もしねぇくせに武器のせいにしていちゃもんをつけるバカが。」

あぁ・・そう言う人ってやっぱりいるんだ。

「ほれ、ふるってみな」

「はい。」

なにげに刀(正しくは忍刀だけど)には、あこがれてたんだよねぇ。

きれいなんだもん。


確かに重さもちょうど良い。

鞘から抜いてみると、銀色で刃の部分は白銀に光に照らされてすごく

「きれい・・」

鞘と握るところがきれいな黒で余計にきれいに感じる。

アニメをイメージして振るってみるとなんとなくイメージしたとおりに振るえたと思う。

「えいっ」

魔力を次に流し込んでみると不思議と水を吸い込むスポンジみたいにすごくスルッと出来た。


「すごい・・」

すごくしっくりする。

しっくりしすぎてなんかすごい気持ち良い。


「やっぱりきれいだなぁ。」

「そのようだと気に入ってくれたみたいだな。」

はっ!

あまりにもきれいで見惚れておじさんのこと忘れてた。

「すごくしっくりしました。」

「みたいだな。見てる限りだとそいつも気に入ってくれてるみたいだしな。」

「武器の気持ちがわかるんですか?」

「俺が打ったモノ限定だけどな。感覚的にそう感じるんだよ。」

「へぇ・・おじさんが作ったんですか?」

「おう。刃の関係の中では一番の自信作でそんじょそこらの相手には出したくなかったもんで奥に仕舞ってたのさ。デザインがシンプルにしすぎたのをちょっぴり気にしてたんだが気にしなくても良かったみたいだな。」

「シンプルだから余計にきれいだと思いました。」

素直に答えるとすごくうれしそうな笑みを浮かべた。

「そりゃあうれしいな。お前さんみたいな将来有望な美人さんに褒められ、使ってもらえるんならうれしいもんだ。」

1晩経って落ち着いたこともあって自分が女性だと受け入れることが出来たこともあって、美人と言われてうれしく感じる。

にへぇっと笑みを浮かべてたら父さんが僕を後ろから抱きしめたままお礼をおじさんに言う。

「わざわざありがとうございます。」

「気にするな。上客に良いもん渡せたんだ。こちとらそれだけでもありがたいもんさ。」

「それでお代はいくらで?」

「武器用のベルトとセットで金貨10枚だな。サービスで料理用の包丁セットにメンテナンス品もつけてどうだ。」

その包丁セットは、専用のケースに入って10本入ってる。

形は様々でそれぞれの食材用なんだと思う。

これもすごくきれい。

「思ったより安いですね。」

とか言いながら即金で払う父さん。

「数枚多いぞ?」

と、平然と金貨を3枚プラスしてる父さん。

それと、包丁セットはホントに良いものっぽいし、ってことで別枠で父さんはお金を払いました。

金貨5枚で(武器よりも安いらしい)

「良い品を見繕っていただいたお礼ですよ。後、子供だからと馬鹿にせずに対応して下さったことに素直に感謝してるんです。」

そう言えばそうだ。

僕は子供なのに普通のお客さんの1人として相手してくれた。

「態度次第ではそうしてたがな。真剣に丁寧に扱ってる嬢ちゃんとかなりの実力者で武器の扱いも丁寧なお前さんたちを見てたら当然だ。」

人を見る力があるんだね。

やっぱりこのおじさんすごい。

「うれしいですね。そこまで評価して下さったようで。」

「にしても、これまでの中でトップレベルに感じるがお前さん何もんだ?」

「失礼しました。俺の名前はシリル。世間では音の支配者と呼ばれてる冒険者ですよ。」

「音の支配者だと!?あの伝説の吟遊詩人の!?」

「で・・・伝説?」

既に父さんは伝説になってました。

「なんだ知らないのか?」

「10年ほど故郷に帰っていたので」

「それでここ最近噂を聞かなかったのか。活躍も噂だが良く聞いてるよ。なんか、ファンが増えに増えまくって、世界ナンバーワンの吟遊詩人だってもんで、伝説扱いされたっぽいぞ?」

「なるほど・・」

「んで、冒険者復活か?」

「えぇ。家の子が冒険者デビューしたのでそれに合わせて。」

「やっぱり、血の繋がった娘だったか。なんとなく似たような雰囲気を感じてたが。」

それから、服の色に合わせて黒いベルトを腰に巻き付けて忍刀を装備。

「そいつは、普通の武器として使っても良いし、杖代わりに魔法の補助も軽くだがしてくれる。お嬢ちゃんなら使いこなせるだろうよ。」

「ありがとうございます。」

「気にするな。大事に使ってやってくれ。」

「はい!」

その後、父さんは投げナイフ用とかサバイバル用とかのナイフを数十本と色々と使い道が多いとかで串を木製と鉄製のをたくさん買ってた。


良い買い物が出来ました。

「良いものだとステータスに武器は乗るらしいぞ?」

「そうなの?」

ちょっと見てみよう。



祈りの忍刀

鞘とグリップは黒、刀身は純銀、刃は白銀で出来たシンプルだが非常に気品のある忍刀。

鞘に魔力を込めることで杖として魔力操作の補助をしてくれる。

メンテナンスは魔力を込めて丁寧に磨けばOK。

ある程度の破損もその対処で修復可能

鞘に収めた状態で祈りを捧げることで実は直径50センチほどのバックラーのサイズの結界を発動させるため、盾にもなる。


称号

ファザコン

名前の通りお父さん大好き

実の父親にかかわりそうな範囲のワザを習得し、熟練させやすくなる。


攻撃技1

【生活】

生活に必要なことであればどんな属性でも魔法を扱うことが可能。

威力は生活に必要最低限のため、攻撃や防御に転用は不可能

可能属性:水、火、風




なにげにすごかった。

と言うか、ついでとばかりに変な称号と、キャンプするときに便利そうなワザが増えてるみたい。


「すごい・・盾にもなるんだ・・。」

「あの人やっぱりただ者じゃなかったな。刀は武器に、鞘は杖に、両方合わせれば盾になる・・マジで万能だな。」

「うん。偶然とはいえ感謝しないと。」

「だな。良い子だ。」

「えへへ//」

柔らかい笑みを浮かべて頭を撫でてくれる父さんは、やっぱり大好きです。

母さんも微笑ましそうに見つめてくれる。

母さんも好きだけど・・・あの過剰なセクハラがなければなぁ・・はぁ、母さんこそ残念美人ってやつだと思う。

と言うか、なんでファザコンって増えてるの!?

僕そんなつもりないんだけど!!

父さんは大好きだけど。

おっぱいがあっても女の子になっちゃっても一緒にお風呂するなら母さんよりも父さんが良いって即答しちゃうけど!

というか、普通に父さんとお風呂するけど。



こんなすごいのを買ってもらったんだから大事にしないとね。

でも、立派に使いこなせるように頑張らなきゃ。

「ねぇ父さん、刀と盾の使い方教えて?」

「良いぞ。満足するまで教えてやる。」

「うん♪」

「もう!可愛い笑顔振りまいちゃって!私をどうする気!?」

母さんがご乱心だ・・・(現実逃避)

「どうもしないけど」

その衝動のまま襲いかかろうとしないで?

そのまま襲われたら渡ったらいけないところを渡っちゃう気がするから。

「勝手にどうにでもなっちゃうわよ!?」

「やめて?」

許可もしないからそのままその衝動は鎮めて下さい。

それで過剰なセクハラされて被害を受けるのは僕なんだよ?

すると、父さんがため息を吐きながら母さんを抱きしめながら頭を撫でて耳元で何か囁く。

すると

「ふにゃぁぁぁ//」

蕩けた。

「えぇっと、父さん何したの?」

にゃんこのごとくでろんでろんのぐでんぐでんなんだけど。

「ん?ご褒美をあげただけだ。基本俺に酷い執着心を昔から持ってたからこれが一番有効ワザなんだよ。」

幼稚園の頃に母さんは父さんに一目惚れして文字通り張り付いて、高校卒業後そのまま結婚したらしいしそりゃあ効くだろうなぁ。

だって、今の僕でもたぶん同じことされたら腰が砕けると思う。

女の子になったせいなのか父さんの声が前よりもすごくかっこよく聞こえるんだもん。

本音を言うとファザコンって称号は納得してたりするけど、恥ずかしいから絶対に内緒。


それから、本屋さんで文字の勉強用の絵本を数冊と、図鑑を数種類、その他の勉強用(僕が関連しそうなやつ)を数種類買いました。

なんかさっきの武器の倍以上のお金を払ってたけど。

「父さん・・すごく高かったけどホントに良かったの?」

「良いんだよ。使うことがあまりないんだ。娘の将来のためにもなるんだ。未来への先行投資だ。」

「うん。頑張って身につけて、将来いっぱいご奉仕するね。」

「気持ちはうれしいがご奉仕じゃなくて親孝行にしてくれ。言葉が怪しい。」

「はーい。」

あながちご奉仕でも間違ってないような気はするけど言わぬが花。

だから、素直に抱きしめてお礼を言っておきました。

父さんにしたはずが母さんに抱きしめ返されてセクハラされて疲れました。



他にも買うものがあるのか父さんに聞いてみたら、食料とか野営するための道具を揃えようと言うことになって、あちこち寄りました。

食料と言っても、緊急時の干し肉とか麦とか米とか乾燥させた薬草にお野菜とか乾燥果物(おやつ枠らしい)とかそういうのばかりだった。

食料自体は現地調達で山菜とか木の実とか採るからそれでいいんだって。

後は、塩とか香辛料とかだった。

砂糖は高いから他のよりは少なめに。


野営するための道具は、昔父さんたちが使ってたのがあるのと、地球で購入していたものすごく高くて高機能のキャンプセットがあったので呼びとしてキャンプセット(高いやつだった)を買いました。

後は、野営用のお料理セット(まな板とか鍋とかお玉とかそう言う関連のやつ)やランタンとか。

他にも虫除けの魔道具に水がわき出る魔道具にお皿とかナイフフォークとかのセットとか。

着替え用の下着に肌着とかタオルとか外套とかもいろいろ買ったよ。


魔道具は、魔力を込めるだけで誰でも使える便利道具らしく、地球で言うところの電気製品の電気を魔力に置き換えたようなモノと考えて良いらしい。


ちなみに、お値段だけど父さんがサインを書いたり握手したりするだけでほとんどタダになってた。

後は、偶然近くにいた父さんの大ファンが率先してお金を貢g・・・差し出したりしたのですごく安くなってた。

まぁ、父さんが頑張って交渉してお金を払ってたけど。

・・お金を払うために交渉するって言うのも変な話だよね。



「いっぱい買ったけど、他に何かいるのあるの?」

まわりの視線がたくさん僕に集まって不安でいっぱいなので父さんの腕に抱きつくようにしがみついてます。

母さんはその反対側から同じように抱きついてる(と言うよりおっぱいで父さんの腕を挟んでる)

「後は、薬系だな。」

「アニメでよく見るポーションみたいなの?」

「そうだ。軽い風邪とかだったら、浄化の魔法で良いんだが、毒とか怪我の対処とかでないと困るからな。」

「そうなんだ・・なんかたくさんお金がないと大変だね。」

「まぁなぁ。俺らの場合は稼ぎ口があるから余り気にしなくて良いし、かなり慎重に慎重を重ねてるから色々と多めに買ってるが。」

「そんな大量の道具を仕舞えるマジックバッグもすごいけどエクレちゃんがいてホントに助かるよ。」

当然だと胸を張るエクレ。

ずっと昔からいろんなモノをどことなく消してたエクレだけど、その謎がようやく解けました。

消してたわけではなく、収納関係の魔法で仕舞ってただけだったらしい。

「ってことは、こっちの世界に飛ばされる直前には家の中が引っ越し直前状態まで空っぽになってるってことは・・」

「あぁ。テーブルからイスに棚まで全部あるぞ。さすがに食い物は賞味期限とかあるから早めにする必要はあるがな。」

「モノによっては、売ってお金にしちゃえば良いねって判断でね。」

「なるほど。エクレは、どれくらい収納出来るの?」

「どうだろうなぁ。エクレ自身も成長してるし、収納自体は昔からエグいほど出来てたからほとんど制限がないようなものじゃないのか?時間は停止出来ないからしばらくしたら腐るけど」

結果として、現地で困らないくらいは父さんが稼げたから売る必要はなくなったわけだけど。

「やっぱりエクレってすごかったんだ。」

そして、もふもふで気持ちが良いし可愛いし。

エクレを抱っこして顔を埋めてもふもふしてたら後ろから母さんに抱きしめられた。(ついでにセクハラされました)

「もう!可愛すぎる!襲って良い!?」

「ダメです。襲うなら父さんにして下さい。」

「え・・」

「そうする・・・さすがに近○相○はねぇ?趣味じゃないから・・たぶん。」

父さんのえって声と母さんの言ったらダメな台詞は聞こえません。


そして、宿で泊まった夜には、しっかりと父さんは母さんに襲われたそうです。(母さんつやっつやで父さんげっそりだったけど)



ちなみに、あちこち寄り道をするたびにナンパは頻発してたけど父さんが殺気をダダ漏れにしてにらみつけて全員の心をへし折ってました。

それでも悪あがきで襲いかかってくる人がいたけど遠慮無料で父さんが蹴り飛ばして遙か彼方向こうの方へ吹っ飛んでいったけど。



薬は、きちんと怪我の治療用と様々な毒対策のと、呪い用、魔力回復用、胃もたれ、頭痛となんか色々買いました。


まぁ、そんな感じでその日は買い物や食べ歩きで1日を過ごしてから宿で一泊しました。

宿のベッドでゴロゴロしながらエクレをモフってたら父さんが微笑ましげに僕の頭を優しく撫でながら訪ねる。

「今後の将来はどうしたい?」

「どうって?」

「例えば学校に通いたいとか、世界中を旅してみたいとか何でも良いんだ。」

んー。

確かに旅は楽しそうだし、魔法がある世界の学校も面白そう。

けど、個人的には・・

「安心して住む場所が決まってからいろんなのを見て回りたい。」

「そうか。それなら、安全性も考慮して師匠のところに行こう。あそこに一応過去に俺たち用の家を建ててもらってるからそこを使わせてもらおう。師匠たちがいれば安全性は確実だ。」

「良いの?師匠さんのご迷惑じゃ・・」

「あぁ、心配ない。何かあれば遠慮なく来いって言われてるし、俺たちも久しぶりに会いたいからさ。俺たちも住むならあの国が良いと思っている。」

母さんもうんうんと頷いてるのを見るとその国はすごく安全なのだろう。

「って言う感じで、クラリティ王国にとりあえず向かい、その近くの都である師匠が納める都に行こうと思ってるが何か希望はあるか?」

「それでいいよ。父さんたちが全面的に認めてるくらいだし、ここみたいなたちの悪いナンパとか嫌な視線もゼロとは言わないけど少なそうだし。」

「それは認める。」

「むしろ、そう言う連中はそこに住む人たちが率先して潰して回ってるから。」

実力国家は、国民でも貴族でも問答無用で同類らしい。

「じゃあ、とりあえずクラリティ王国がある春の大陸に向かうとするか。」

「春の大陸?」

「そう言えば軽くしか伝えてなかったな。この世界にはユーラシア大陸並みの広大な大陸が4つある。それが春夏秋冬の4つで、それぞれの名前を司る季候なんだ。」

「それで今いる夏の大陸は暑いの?冬の大陸は南極みたいな?」

「そういう感じであってる。で、春の大陸は薬草や草花が豊富で季候は穏やかで過ごしやすいんだ。」

「秋の大陸と春の大陸は何か違うの?」

「秋の大陸の方が食べ物関係の草木が多く、春の大陸は花や薬草関係が多いって感じだな。まぁ、おおざっぱに言えばどちらも余り変わらないと言えば変わらない。6対4くらいの差だ。」

「なるほど。あ、薬草が豊富なら化粧水とかそういうのの材料になりそうなのもある?」

「きっとあるだろうな。質も良いものが揃ってるだろうし。」

じゃあ、強くなるための努力よりも先に薬とか化粧品とかの調合が出来るようになりたいな。

そのためにもまずは文字が読み書き出来るようにならなきゃ。

そう言ったら

「構わないぞ。ただ、魔力制御の練習だけはしっかりな。後、運動不足にならない程度に刀の素振りはしておいた方が良い。日進月歩だ。」

「うん。それなら、まずはお船?」

「だな。大陸の端の港まで向かってそこから船で春の大陸に向かう感じだな。・・って、セリカは何してる。」

「えー?人目がないからちょっと味見しようかと。」

母さんにベッドの上で押し倒されてパジャマ代わりに購入した浴衣っぽいのを脱がされそうになってます。

涙目で父さんに救いを求める目を向けたら父さんがため息を吐いて母さんのお洋服の中に手を素早く突っ込み。

「ひゃうん!」

と妙な声を上げて母さんは倒れました。

体をぴくぴくさせながら。

「うぅぅ//父さんありがとう。」

着崩れたまま崩れた体制で父さんに倒れ込むようにして抱きつく。

「あぁ・・なんでセリカは変態になったんだろうなぁ・・。カグヤが女になってから好みドストライクになったせいか?」

遠い目をしながら僕の頭をポフポフしながら宥めてくれる父さんはやっぱり大好きです。

それと、聞きたくない台詞が聞こえたんだけど・・。

「とりあえず、セリカには気をつけるようにな。・・たぶん油断したら食われるから。」

「うん・・着替えとかお風呂とか気をつける。」

「その方が良い。」

そして、宿のベッドは2つなので母さんと一緒のベッドだと食べられそうなので父さんと一緒に寝ました。

大変頼もしいガードマンです。


まぁ、僕をかばう分父さんが母さんにどこかに引きずられていった後、食べられちゃうんだけど。


一応僕の目から見えないところに移動してくれる気遣いはうれしいんだけど、声も聞こえないようにして欲しい。

色っぽい声と生々しい水音がすごくて顔が赤くなったまま戻らないし、寝れないです//

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