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生まれ変わったら曹昂だった。 前世の知識を活かして宛城の戦いで戦死しないで天寿を全うします  作者: 雪国竜
第二十一章

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じゃあ、問題ないな

 宴を開いた翌日。


 諸葛亮が曹昂の元に訪れていた。

「本日は殿に会わせたい者を連れてまいりました」

「会わせたい者?」

 諸葛亮がそう言うのを聞いて、曹昂は諸葛亮の後ろに居る人物を見た。

 それは男性で、年齢は十代後半で、小ぶりな顔で玉の様に丸い目を持っていた。

 身長は平均的であったが、目立っているのが眉毛に白い物が混じっている所であった。

 眉毛に白い物が混じっているのを見た曹昂は何となくだが、誰を連れて来たのか分かった。

(多分馬良だよな? 襄陽から連れて来たのか?)

 諸葛亮が連れて来た男性を一目見て馬良と分かった曹昂であったが、何の為に連れて来たのか気になっていた。

「その者の名は?」

「馬良と申します。襄陽馬家の一人です」

「やはり、そうか・・・・・・」

 諸葛亮が紹介すると、馬良は頭を下げてきた。

「お初にお目にかかります。馬良と申します」

「うむ。よく来てくれた」

 自己紹介した馬良を見た後、諸葛亮を見た。

「孔明殿。この者を連れて来た理由は何だ?」

「そうですね。この者の才は優れているので、殿の家臣にしても良いと思い連れてまいりました」

 諸葛亮がそう言うのを聞いて、曹昂は馬良に訊ねた。

「・・・・・・わたしの家臣にも馬良の兄はいる。だが、あの者は優れた才を持っているが、お主はその兄にも負けない程に優れているのか?」

 問いかけられた馬良は暫し考えた後、口を開いた。

「兄には兄の才に見合った役目があり、わたしにはわたしの才に見合った役目があるとおもいます。花も梅と蓮は美しいですが、どちらが一番美しいと言われれば、梅には梅の。蓮には蓮の美しさがあります。それと同じで、兄の才も、わたしの才もどちらが優れているか論じるのは意味は無い事と思います」

 馬良がつらつらと述べるのを聞いて、曹昂は頷いた。

「確かにな。では、お主はわたしに仕えて、その才を存分に使わせてくれるのか?」

「はい。諸葛亮殿には恩義がございます。その恩義に応える為にも、持てる才を使いたいと思います」

 諸葛亮達が許昌に帰還した時に、曹昂に報告した時に襄陽での事を話していた事を思い出し、成程と頷いた。

(味方に加える為に、助けたのか?)

(それもありますが、この者を見て才があると思い死なせるのは惜しいと思い助けたのです)

 曹昂と諸葛亮が目で会話した後、馬良を見て微笑んだ。

「その気持ちあるのであれば、問題ないであろう。孔明を支えよ」

「はっ」

 馬良が頭を下げると、曹昂はふと気になった事があった。

「そう言えば、お主には弟が居たな」

「馬謖の事ですか?」

「その者はどうしたのだ?」

 馬良も来たので、曹昂は一緒に連れて来たのかなと思い尋ねると、馬良は首を横に振った。

「あの者はまだ未熟で歳も若いので、連れてきませんでした」

「そうなのか?」

「はい。それに家も守らねばなりませんので、一つ上の兄である叔常兄上と共に家を守って貰います」

「そうなのか。では仕方がないな」

 馬謖を連れて来ていないと聞いて、曹昂は少しだけ残念に思っていた。

(一軍の将にするのは駄目だろうが、参謀としては優秀だからな。仕えさせれば、何かの役に立ったかも知れなかったのだがな)

 しかし、いざ仕えさせてみて、史実の街亭の戦いみたいな事をされても困るなと思い、曹昂は納得するのであった。

「それでその叔常の方はどうなのだ? 誰かに仕えるという事はないのか?」

「その気配はなさそうですね。なにせ、兄弟の中で一番の自由人でして、色々な所をフラフラしているのが好きと言っております」

「自由人か。まぁ、生き方は人それぞれだな」

 仕えたい気持ちがない者を仕えさせても役に立つか分からないので、曹昂は馬安仁の方は好きにさせる事にした。

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― 新着の感想 ―
山に登る前に埋めてしまった方がいいwあ、耳長に¥貸している商人に弟子にさせるのはいいかも?馬謖商人デビュー
この物語には登山家は出てこないか
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