【エッセイ短編】 あなたがあの人を煙たがるのは仕方ない事
どうしても嫌な人っていますよね。
何をされたわけでなくても《何もかも気に食わない》と言う人に出会った事がある方は少なからずいらっしゃると思います。
これは、仕方がないのです。
・何か言われたわけじゃ無いんでしょ?
・そんなに接点なく無い?
・嫉妬?
・気にしなきゃ良いじゃん
そう言われるし、そう思います。
でも、そうはいかないんです。
やることなす事腹が立ちますよね。
コレだけ自分を苛立たせる相手が悪いっ!って思いますよね。
でも、ちゃんと考えれば、相手は悪くないのです。多分、精一杯生きているんで。
もし、良い加減な生き方や考え、良い加減な仕事の仕方なら既に周りから悪く言われている事でしょう。
相手はコチラを騙そうとしてるわけでもない、それでも、日常又は仕事の場面で、普段からの記憶違いや、お願い事、伝達事項、頼んだ仕事が済んでない、間違っている。
接点が少ないのに、言われた情報が違うとか、説明がどうもわからなかったりする。
すると、少ない接点だからこそ、間違いや問題が起こると問題発生率が高いと感じますよね。
1日に何回もやり取りをする同僚がいたとして。
確認事項や連絡事項、事の擦り合わせが1日20件合ったとします。毎日20件近くの案件で、2日に一回は相手の情報が違うと言う事があるとしましょう。
2日に一回だと、多いように感じます。
しかし、40件に一回です。
あと、それ程一緒にいると人となりもわかってきます。
その、人となりで2日に一回の間違いが許せるか許せないかも左右されますがそこは一旦置いておいて。
別の部署などで関わりが週に一回、三件のやり取りがある人がいるとしましょう。
週に一回、一件だけ。
2日に一回間違える同じ部署の同僚と比べると日数的な頻度は少ないです。
でも、三件に一回間違えるなら、高頻度です。
40件に一回。
三件に一回。
間違えすぎだろって思いますよね。
そして、人となりもわからないとなれば、不信感が湧き出てくるわけです。
難しい案件なら《仕方ないか》と思う事でしょう。
しかし、不信感が募る程なら、多分難しい問題ではなく、管理や注意力の問題だと感じてしまう事もあります。
また、会話の論点がズレてたり、逆に「自分に都合悪い件だからあえてずらしてるんじゃ無いの?」と言うほど見当違いな回答をする人いますよね?
わざとの人もいれば、本当に価値観や受け取り方が違いすぎる方もいます。
すると、もっと腹が立つんですよ。
すると、そう言う方が、たまたまその場にいて少し耳にしただろうという些細な会話に入られるだけで苛立つ日もあると会う事です。
しかし、周りはそこまで気にして無い。
自分だけが煙たがっている。いや、ハッキリ言おう。嫌っている!!
そんな事ありますよね。
ここで概念のような話になりますが、貴方は好きな同性、異性の人柄ってありますよね?
もちろん、人に限らず物や事も。
《好き》が存在するには《嫌い》が無いと成り立たないんです。
周りの人みんな好き〜!
って言ってる人は、自分の取り巻き外に相当に嫌いな人がいる、もしくはいたんです。
みんなが良くしてくれて、みんないい人と言うならば。そう言う人としか接してこなければきっとこう思うでしょう。
《人って言うのは優しい生き物なんだ。ニュースで出てくる極悪人なんて、別の世界の話みたい》
と思い、好き嫌いはなくなるんです。
全員普通で、全員優しい。
になります。
大好き!!と言う感情が発生するには
大嫌い!!と言う感情がないと成り立ちません。
なので、他の人からしたらなんでも無い人を、貴方が煙たがったり、嫌ってもなんもおかしく無いんです。
むしろ、その人が大嫌いであればある程、それだけ貴方が人か物か事かはわかりませんが、
《大好き》になれるモノがあるわけです。
全部!全部!!大嫌い!!!って何でもかんでも腹が立つ時もあります。
一時だけかもしれませんし、しばらく長い間嫌ってるものかもしれません。
でも、その嫌い!って言う感情だって
《好き!!》がないと成り立たないんですよ。
仕事が嫌で仕方ないとき、それは遊んだりした時の楽しい!などの好き!に似た感情があるから生まれたんです。
《嫌い》な気持ちが大きいほど、《好き》の気持ちが大きい物があるんじゃないですか?
もし、まだないのなら、どこかにあります。
話は戻りますが、その理由もなく煙たがってる人や嫌いな人は、貴方が《好きな人》がいるなら仕方ないんです。
その、好きな気持ちを存在させるため、反対の感情を生ませてくれてるんです。
相手の人となりとか、仕事ぶりを例に出しましたが、正直そんな事はいいんです。
理由がなく嫌ってもいいんです。
それは、貴方の中の何かを《好き》と言う気持ちを確立してくれてるんです。
なので、腹立ちますが、【ありがとう】の気持ちでいいんです。
【私の「好き」を助長してくれてありがとう!!】
人はそれぞれです。
逆に、貴方の友達がみんなが好き!と言うような方の事を『嫌い!』と言ってませんか?
『なんでそんなに嫌いなの?』と貴方が思う事ありませんでしたか?
そう、その人にとっての『好き』を存在させるための反対の感情を生むのが『その人』だっただけかもしれません。
マイナスな感情は良くないと言います。
『よく知りもしない人を嫌いになるなんて』と落ち込んだ事あるかもしれません。
でも、好きなものがあればあるほど、反対の『嫌い』な感情がないと成り立たないのです。
なので、嫌いなら嫌い、なんか煙たい!なら煙たいで良いんです。
自分の中の好きを確立させるための『マイナス』な存在を担ってくれてるだけです。
その嫌いな存在が、人気者の時だってありますよ。




