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『宇宙警察L戦士~セルフで異世界構築してラスボスとして君臨してみた~』  作者: ミタラリアット


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五十話『空って縄文時代と全くおなじなんだよなすげぇよ』


 ホワイトは、「クイーンなど贅沢な名、貴様の様な悪者に相応しく無い‼」とダーククイーンを否定する。



 ダーククイーンは鎖に縛られるダークビリーブを解放する。



 軽やかに地面に着地するダークビリーブ。



 だがダークビリーブは、「ぅう…」と能力の反動に苦しみながら蹲る。



 その隙を見て、「ホワイト・ブレード・ハリケーン‼」と大量の短刀ダークビリーブに向け飛ばした。



 「斬‼」ダーククイーンが叫んだ瞬間、その短刀は粒子となり消滅する。



 「なに⁉」と驚くホワイト。



 ブルーがダーククイーンに向け「インフィニティ・エメラルド・ビッグ・ウェーブ‼」と叫びながら片手から荒波を大量放出するが、



 ダーククイーンは「斬」と再び技を消滅させる。



 「なに⁉なんで⁉」と驚くブルー。



 その間に、ピンクとレッドを怪物が狙う。




 「怪物を殺して全部終わりにするしかないよ‼」とレッドは怪物に突っ込んでいく。



 ピンクは「フレッシュ・ラブ・リー・チェーン‼」と必殺技名を叫び、怪物に向け鎖を当てる物理攻撃を放つ。



 だが怪物は「グオオオオオ」と鳴き声をあげて火炎放射をピンクに放つ。



 避けるピンク。



 鎖は溶けて消滅する。



 「こんなの埒が明かない‼」と苦戦するレッド。



 「ランスロット・ブラック・ライトニング‼」



 どこかから飛び出してきたブラックが怪物に向け雷撃を放つ。



 『ブラック‼』ブラックの登場に希望を抱き声を合わせるレッドとピンク。




 ダーククイーンは、「斬‼」と叫びその攻撃を全てブラックに跳ね返した。



 「うわああああああああ‼」と大声をあげながら吹き飛ばされるブラック。



 「ブラック⁉」レッドはブラックに駆け寄ろうとするが、



 レッドの背中にダークビリーブが「ダーク・ダエモン・シレンティイ‼」と電撃を放つ。



 「あああああああああ⁉」悲鳴をあげるレッド。




 「勝てない…こんなの‼」レッドはその場で行動を制限されながら、悔しさに心の中を侵される。



 ダーククイーンが「斬‼」と言うと、「はッ…‼」とレッドは目を見開く。



 レッドの脳裏に、ブラック、ピンク、ブルー。



 仲間たちが次々倒れる映像を見せつけられる。



 「駄目…いや…」涙を溜めるレッド。



 「レッド‼」と洗脳されるレッドに向かって叫ぶブラック。



 「うううううう…‼」レッドから悍ましい色のマイナスエネルギーが放出される。



 「レッド‼」「レッド‼」ピンクとブルーがレッドの名を呼んだ。



 レッドは「おおおおおおおおおおおおお…」と声にならない声をあげる。



 ホワイトが「これはまずいぞ…‼」と歯を食いしばる。


 ダーククイーンは目を逸らす。


 ダークモンキーが「レッド…」と敵を心配するような表情を浮かべる。


 ブラックは「レッド…」と恐怖に瞳を揺らした。




 レッドの身体から放出されるマイナスエネルギーは曇天の空へと昇って上空の色を暗黒色に染めていく。


  「ぅ駄目だ…負けちゃ駄目だ…」全身に棘が刺さるような感覚とショックで脳が震える感覚を覚えながら、レッドは攻撃に耐える。


 「僕は…僕は…負けない…‼お前らの思い通りに僕は動かない‼」開眼させるレッド。



 「レッド・ブラッド・マディ・ストリーム‼」



 レッドが叫ぶと同時にレッドの胸から強化タイプの赤い剣が現れる。



 核兵器並みの炎攻撃を放てる最強の技。



 「江藤‼やめろおおおおおおおおおおお‼」と必死にレッドに訴えるブラック。



 レッドの剣から、大量の赤い炎の海が出現する。



 ダークモンキーも、ダーククイーンも、ダークビリーブも、ブラックも、ホワイトも、レッドも、ピンクも、ブルーも巻き込んで、大爆発する。



 怪物が死ぬ。 街が燃える。



 全員、ここで死ぬはず…。




 かと思えば、「はッ」仮住まいの布団で目が覚めた。



 「夢…?」違う。



 それにしてはリアルすぎる。



 扉に視線を向ける。



 「…⁉」ダーククイーンがそこにいた。



 光太郎とハツネの姿はそこにない。



 「物語があんな場所で簡単に終わると思ったらお前は馬鹿だ」


 ダーククイーンは江藤と向かい合うように立って言った。



 「お前の正義はなんだ」と江藤に問うダーククイーン。



 「僕の正義…」と両手を見つめるパジャマ姿の江藤。



 「それは皆を、世界を守る事」と答える江藤に、ダーククイーンは「アバウトだな」と笑う。



 「誰を、どこまでの範囲で、どんな風に守っていくか、考えたことはあるか」と江藤の正義感を追及するダーククイーン。



 ダーククイーンは続けた。



 「質問を変えよう、お前は正義のために人を殺せるか?」



 ダーククイーンは口角をあげる。



 江藤は「何を言っている、正義のために人殺しが許されてたまるか‼」と言い返す。



 「本物の…本物の正義は…」と考えるが言葉を詰まらせる。



 「甘いな…」ダーククイーンは江藤の言葉を聞いて呆れたように言った。



 「いまのお前はまだ、発展途上。これからお前も気づく。本当の正義とはなんなのか。自分は何者なのか。」



 そう言うとダーククイーンは、「今、お前たちの事を助けたのは私だ。感謝するんだな」と立ち去って行った。



 同時に目覚める。元通りになった街。



 いつの間にか消滅した怪物。



 変身を解かれ気を失っている仲間たち。



 嗚呼、生きている。



 今日も生きている。



 江藤は空に手を伸ばした。



 赤色の夕焼け雲。



 まだ、呼吸している。



 「守れた…」江藤は呟いた後立ち上がる。



 「光太郎さん、起きてください」



 光太郎から一人一人の身体を揺らして起こしていく。



 先ほどの夢は…ダーククイーンが江藤の精神に干渉したのだろうか?

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