↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
のほほん異世界暮らし  作者: みなと劉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
67/409

67 秋の珍味秋刀魚の刺身!?

秋も深まり、花咲村では秋刀魚が旬を迎えていた。先日、行商人から買い付けた秋刀魚を手に取った僕は、これをどんな料理にしようかと考えていた。秋刀魚の塩焼きが定番ではあるが、今日は少し変わったものに挑戦してみようと思い立った。


「秋刀魚の刺身…?」


村には漁師も多いが、生魚を刺身で食べる習慣はあまりない。それでも、秋刀魚は脂が乗っていて、刺身でも美味しいと聞いたことがある。僕は試しに、行商人から買った新鮮な秋刀魚を一尾、包丁で捌いてみることにした。


まずは、秋刀魚の頭を落とし、内臓を取り除いてきれいに洗う。そして、身を薄く切り分ける。お腹が透き通っていて、脂のりが素晴らしい。刃が身に滑るように通り、きれいな刺身が出来上がった。秋刀魚の身が透き通るような白さで、光に当たるとほんのりと青みを帯びている。


「うーん、これは期待できるかも。」


準備が整ったところで、少しの醤油を垂らし、わさびを少し乗せて食べてみる。口に入れた瞬間、魚の甘みと、身の中に含まれる脂がじわっと広がる。まるで、秋刀魚の旨味が口いっぱいに広がり、その深い味わいが舌の上で踊るようだ。これが新鮮な秋刀魚の刺身の美味しさか…。


「うん、これ、本当に美味しい!」


口の中で広がる豊かな味わいに、思わず声を上げてしまう。秋刀魚の刺身、これが新しい発見だった。普段の塩焼きとはまた違った、美味しさがある。


思わず手を伸ばしてもう一切れ、今度は少しレモンを絞ってみる。酸味が加わることで、秋刀魚の甘みが引き立って、さらに美味しく感じる。これなら、秋の食卓にぴったりだ。


「こんな美味しいものが秋刀魚にあるなんて、もっと早く試しておけばよかったな。」


夕暮れ時、外の風は少し冷たくなり始め、秋の夜が近づいてきている。そんな中、秋刀魚の刺身と共に、一杯やりながら過ごすのもいいかもしれない。秋の恵みを存分に味わいながら、静かな時間を楽しむのは、何より贅沢なひとときだ。


「秋の珍味、秋刀魚の刺身。これ、村の皆にも教えてあげたいな。」


新しい料理に挑戦してみたことで、秋の深まりを感じるとともに、また一つ素敵な発見をした気がした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。