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まどマギ構造解説ーなぜ鹿目まどかは神となったのかー  作者: カトーSOS


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8-3 外部化という処理結果

魔法少女システムにおいて、

内部処理が成立しない状態は、

単純な排除や消失によって解決されるものではない。

内部で保持できない状態は、

システムの外部へ配置することで処理される。


これは、

異常を削除する操作ではなく、

内部構造の整合性を維持するための

配置変更である。

内部処理が前提を失った以上、

当該状態を内部に留め続けることは、

さらなる矛盾を生むためである。


この処理の結果、

鹿目まどかは、

世界状態の一要素として扱われる位置から離れ、

世界状態を決定する条件側へと移行する。

ここでいう条件側とは、

世界状態がどのように成立するかを規定する立場であり、

世界状態そのものではない。


重要なのは、

この移行が消失や抽象化を意味しない点である。

鹿目まどかは、

情報として消去されたのでも、

概念に置き換えられたのでもない。

単に、

魔法少女システムが内部で扱える範囲を超えたため、

外部に配置されたに過ぎない。


この外部化は、

神化と呼ばれる現象の実体であり、

次節以降で示す

観測不能性や関係性の残存を理解するための

前提となる。

【あとがき補足:8-3について】


8-3では、鹿目まどかが

「存在していない」のではなく、

「直接には観測できない位置にある」

という整理を行っている。


物語上では、

鹿目まどかの姿が描かれなくなり、

声や気配だけが示される場面がある。

しかし本文では、

これを消失や不在として扱っていない。


ここで重要なのは、

鹿目まどかが世界から排除されたのではなく、

世界の出来事を説明する対象から

外れている、という点である。


本文で述べている「観測できない」とは、

隠れている、遠くにいる、という意味ではない。

世界の中の出来事として数え上げることができず、

結果として、

効果や成立状態だけが確認できる位置にある、

という意味で用いている。


8-3は、

鹿目まどかを

「どこにいるのか」

「何をしているのか」

と追いかける読み方を手放し、

世界に残っている変化だけを見る、

という視点へ移るための整理である。


この段階で、

鹿目まどかは人物として説明される存在ではなくなり、

後続の章で扱う

「神」という呼び方が

なぜ必要になるのかの下地が整えられる。

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