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異世界の女子どもが俺のぱんつを狙ってる  作者: シャイン樽画
第一章 旅立ち ~俺のぱんつを狙ってる~
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 16枚目 きんきゅうじたい

 緊急事態を知らせる鐘を聞くや否や、急いで街に戻った俺達だったが、街の中は平和そのものといった感じだった。

 街の人達も、家屋の外に出て、何だろうという顔で鐘の音を聞いている。

 俺達は、何が起きているのか確かめるために、警報音の発信もと……冒険者ギルドの方へ向かった。


・・・・・・


「本日、ノメジハの街から南西に約1キロの森に、レッドドラゴンが確認されました!」


 アニエスさんの声がギルド場内に響くと、緊急事態の報に集まった冒険者達はざわめいた。


「ド、ドラゴンだと! ありえん!」

「しかも、ドラゴンの中でも、竜王と名高いレッドドラゴンとか、冗談じゃねえ!」

「いやあ! しにたくなーい!」


 冒険者達は口々に叫んだ。


 俺だって叫びたい。

 おい! ここは初心者の街・ノメジハじゃなかったのか?

 何で『竜王』とか、そんな、どっかの大作RPGのラスボスみたいなやつが出るんだ!

 ゲームだったら、間違いなく糞ゲー認定してやる!


「おかしいわ……レッドドラゴンなんて、この辺に出るはずがない……」


 スイーツは、いつも冷静沈着な彼女には珍しく、うろたえていた。


「もしかして……魔王に勇者の存在が気付かれた? 魔王が勇者を始末しようとレッドドラゴンを寄こしたのかも」


 聞き捨てならない台詞だ!


「おい、マジか!」

「わからない……私、女神様にお伺いしてみる!」


 そう言って、スイーツはガラケーを弄り始めた。


 マジかぁ……

 てか、魔王って言葉久しぶりに聞いた気がする。

 そういや俺、魔王を倒すために、この世界に来たんだっけ……

 魔王の『ま』の字も聞かないからスッカリ忘れてた。


 さて、アニエスさんの話は続く。


「以前、この近くの狩り場でドラゴン級災害が確認されましたが……あの災害も、このレッドドラゴンが原因で、ほぼ間違いないと推測されます……」

「つまり、どういうことだってばよ!」

「レッドドラゴンは……この街のすぐ近くまで来ているということです!」


 ざわざわ……ざわざわ……


 ちょっと待って、そのドラゴン級災害、俺のせいなんだけど……

 って、そんなこと言ったら、今度は俺のぱんつ事情がバレるから言うわけにはいかないが……


 いや、たとえ、そっちのドラゴン級災害が問題ないとわかったところで、レッドドラゴンがここから1キロぐらいの森にいるのは、変わりないか。


 それに、もしかしたら、魔王が勇者である俺の存在に気付いてレッドドラゴンを寄こしたのかもしれない。

 もしも、俺のせいでレッドドラゴンが出現したのだとしたら……


 俺は、ぎゅっと拳を握る。

 最悪、俺が始末つけなければいけないのか?

 素のままでは、恐らく無理だろう。

 だが、ぱんつを被ったら、もしかしたら……


「早まったことを考えるな……」


 ふいに、マールさんが俺の肩をぽんと叩いて、そう言った。


「君のぱんつには、確かに期待しているが、レッドドラゴンをどうにかできるなど、簡単には思わない方がいい……」

「そ、そうですよね……」

「それにまだ、話の続きがあるようだぞ?」


 マールさんはそう言って、アニエスさんの方を指さした。


「皆さん、落ち着いて下さい! 討伐自体は、隣のノギーツの街に救援を要請しましたから! 都市間緊急協定により、ノギーツのAランクパーティが来てくれる手はずになっています!」

「おおー!」


 場内に、歓声が起こる。


 他の冒険者達の様子を見るに、Aランクパーティがどれほどの実力者達か知らんが、そいつらがくれば、レッドドラゴンは何とかなりそうだ。


「緊急事態の鐘を鳴らしてたのは、単純に警戒の意味です! 冒険者の皆さんは不必要に街の外に出歩かず、街に留まり、ノギーツのAランク冒険者到着まで、街の防衛をお願いします!」

「よっしゃあ! そういうことなら任せろ!」

「私達、助かるのね!」


 ギルド内は、一気に安堵の空気に包まれた。


 ふう……何とかなりそうだな。

 まさか、ここに来て、竜王を倒せとか言わるかと思って冷や冷やしたぜ……


 そうして、俺がほっと胸を撫で下ろしていると……


「女神様から連絡が来たわ!」


 スイーツが、ガラケーを見ながら言った。


「何だって?」


 俺はそう言って、スイーツの後ろから、ガラケーのモニターを覗き込む。

 モニターには、こんなことが書かれていた。



『きゃぴ! めんご~☆ こんかいのぉ~ドラゴンのことわぁ~女神わかんな~い、きゃは(はぁと)』



 は?

 そこには、まるで場違いな、何だか軽薄な感じの文章が踊っていた。


「え? えーと……何これ?」

「えと……女神アストレイア様は、その……時々やるのよ。ご自分を若く見せるために、こういう言葉つかって……」


 発想がオバサンだぞ、それ……

 しかも、痛い系の……


「とにかく、女神様もわからないんだな? レッドドラゴン出現については」

「待って、まだ続きがある……」


 そう言って、スイーツはガラケーの画面をスクロールさせる。



『すみません、若い人の文章を真似てみたのですが、疲れるのでやめます』



 あらら、年寄りの冷や水だったか。

 でも、読んでいる俺達の方も疲れるので、やめてもらってありがたい。



『さて、そちらでレッドドラゴンが出たということですが、神力感知を使って調査したところ、レッドドラゴン出現に、魔王やその手下は関わってはいないという結論に至りました』



 つまり、今回は、レッドドラゴンがたまたま出現したんじゃないかということらしい。

 詳しい話を聞いてみると、ドラゴンというものは知性が高く、好奇心が旺盛なもので、時折、人里近くまで人間の営みを観察しに来ることがあるそうだ。

 今回の件は、それだろう、と。

 で、そういうことをする、知性のあるドラゴンは争いを好まず、こちらから仕掛けない限り人間を襲うことは滅多にない、とのこと。


「良かった。とりあえず安全ってことなんだな?」

「待って。まだ続きがある……」



『追伸:神力感知をした際、少し神力を使い過ぎてしまいました。神力はレッドドラゴンに付着してしまい、このままだと魔族に気付かれる可能性があります。ごめんなさい』



「どういうこと……だ?」


 言いながら、スイーツを見ると、彼女は頭を抱えていた。

 あれ? 何か、すんげー嫌な予感がするんですけど……


「神力が使われたと知れたら、女神様がこの世界に干渉したことがバレるわ……つまり……女神様によって勇者が召喚された可能性を、察知されるかもしれない、ってことよ……」

「ちょっ……」


 魔王達に、俺の存在がバレたら、どういうことになるのか、想像に難くない。

 きっと魔族の大軍が街に押し寄せ、レッドドラゴンどころじゃない騒ぎになることだろう……

 ごくりっ……



『急ぎ、レッドドラゴンに付着した神力を、洗い流すとか何らかの方法で取り去り、神力を使った証拠を隠滅してください。何なら、レッドドラゴンを倒しちゃってもかまいません。勇者ならきっと大丈夫でしょう! 後始末させてごめんね☆ かしこ(はぁと)』



 かしこ(はぁと)……じゃねえよ!

 それで誠意を見せたつもりか!

 オバハン女神のぶりっこなんて誰得だよ!


 結局、レッドドラゴンと対峙せにゃならんのかよ!

 あれ? でも……


「でも、何か、勇者なら倒せる、って書いてあるよな? 実は、レッドドラゴンって、大したことないのか?」


 俺がそう言うと、スイーツは、ぶんぶんと首を横に振る。


「今、まともにやったら……きっとしぬわ……」

「えっ! でも……」

「多分、アストレイア様は、貴方に期待し過ぎてるのよ……そもそも、何百人も断られ続けた中でやっと了承してくれた勇者だったし、この世界に転移してから2週間も経ってるから、相当強くなったんじゃないかって妄想して……」

「お、おう……」


 え? 俺ってそんなに期待されてたのか?

 何か申し訳ないな……

 そんなに期待されているとは知らずに、ルーキーマウスやら雑魚モンスターを狩る毎日に満足して、一時は「このままでもいっか!」なんて思ったりしてたんだが……


「ともかく、こうなったらやるしかないわよ!」

「マジか……うーん……」

「何よ、その言い方……貴方、わかってるの? 時間がないのよ?」

「いや、魔族が気付く前にやらなきゃいかんのはわかるが……よく考えれば、Aランク冒険者達が討伐に来るんだし、最悪、そいつらに任せれば……」

「何言ってるの? そいつらよりも先にドラゴンに付いた神力を消すのよ!」


 何言ってるんだ、こいつ?

 何で俺がわざわざそんな、命の危険を冒すようなことをせねばならん?

 Aランクのやつらがレッドドラゴンを討伐してくれるなら、それで終わりでいいじゃねーか?


「Aランカー達に、レッドドラゴンに神力が使われたことがバレても、勇者が降臨したって人間達にわかっちゃうでしょ! 人間達にとって勇者がどういう存在かは、散々説明したはずよ!」


 そ、そうだった……

 勇者は、この世界では大犯罪者。

 もしも勇者だとバレたら、死刑必至コース……


「うわぁ……マジか……」


 つまり、今回の勝利条件は、『魔族にも、人間達にもバレずに、竜王レッドドラゴンに付着した神力を処理せよ!』ってことか。


 む、無茶ぶり過ぎる……


「ス、スイーツさんや……これ、どうにかなるの? 本当に……」

「どうにかなるの、じゃなくて、どうにかするしかないのよ! 選択肢はないの!」


 こうして、俺は、女神様からとんでもないクエストを授かることとなった……

作者「何か、リアルが慌ただしくなってきた……もしかすると、更新ペース遅くなるかもしれません。ただ、とりあえず、どんなことがあっても、途中で投げ出してエタることだけはしない、と誓います」



問い、以下の5つの●を全てつなぐ円を描きなさい:


 ●   ●

   ●

 ●   ●



作者「ヒント:円にも色々あります」


作者「これ、某所で聞いた脳トレクイズでふ。答え見たらきっと、えぇー……ってなりますよ。円の達人・ノブナガさんもビックリの答え」


スイーツ「そもそも、ここを読んでいる人達が、脳トレなんて求めてるのかしら?」


作者「こまけぇこたぁいいんだよ。後書きなんだから!」


スイーツ「後書きをどう捉えているのか、一度、貴方の頭の中覗いてみたいわ……」


作者「いいんだよ、後書きってそういうもんだろ! 某スレイヤーズ!の作者様なんて、後書きの中で人気投票やって、あまつさえ、それを実況中継してんだぞ!」


作者「さて、答えの方は、次回発表……とかやっちゃうと、もしも、この時点で不慮の事故とかにあってエタった時に申し訳ないので、このまま発表しちゃいます!」



答え(ドラムロールと共に):





 ● ̄| ̄●

 |―●―|

 ●   ●


作者「こういう余計なことしてるから、時間かかるのだよなあ……と思いつつ、また次回!」

・・・・・・

追記:そういや昨日、3枚目の後書き部分、こっそり直してました! てへぺろ☆

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