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43話 お皿洗い

更新(( 'ω' 三 'ω' ))更新(( 'ω' 三 'ω' ))


「あ、そういえば今日は食器洗い俺だったな」


 昨日美月に食器洗いを任せたことを思い出し、呟いた。


「んじゃ、俺は食器洗ってるから、弓梨は適当にだらだらしててくれ」


 そう言ってシンクに次々と皿を突っ込んでいく。全部入れ終わったところで、流しの端にある吸盤付きのスポンジ置き場から、スポンジを1つ取り出す。そしていつも通りの安い洗剤を付けようとした時、弓梨が手のスポンジを取る。


「私がやる!」


「いやいや弓梨さん、流石にこれくらいはやらせて下さいよ」


 なにせあんなに豪華な料理を振舞ってくれたんだ。皿洗いくらい自分でやらないと、バチが当たる。


「いいよー。私やりたいし」


「皿洗いしたいとかどんな世話焼きですか弓梨さん。これは俺の義務ですから」


「なんでさっきから敬語なの……月夜の家にお泊まりなんて滅多に出来ないし、やらせてよ。じゃないと、月夜にその程度の女だと思われちゃう」


「何言ってんだ。もうお前のことなんてほぼ知ってるんだから、今更イメージなんて変わんねえよ」


「月夜は私のナニを知ってるの……えっち」


「別にお前のそういうのには興味無い」


「ひっど〜い! 罰として、私は月夜の代わりにお皿洗いをします!」


 泊まる時に言ったことと同じ宣言を弓梨がし始める。これ、お気に入りなのかな。


「いや、罰になってないし、俺がやるからーー」


「ダメなの! 月夜はお風呂に入らないとダメなの!」


「お風呂?」


「はっ……」


 何か失言したかのように口を抑える弓梨。なぜお風呂なのかは分からないが、何かしら企んでいることは読めた。


「……何考えてんのか知らんけど、俺は風呂に入ればいいわけ?」


「うん! もう沸いてるし、入ってきなよ!」


用意周到(よういしゅうとう)だな……いつやったんだよ」


「夕方の月夜がボケーッとしてた時」


 あぁ、今後の作品について考えてた時ね。うん。確かに傍からみたらボーッとしてるように見えんのか。これでも『ヒロイン攻略』の他に書くとしたらどんなの書くかとか、意外と重要なこと考えていたのだが……


「分かった。じゃあ先に入らしてもらう。……なんかお前が泊まりに来たのに、ロクなもてなし出来なくてごめんな」


「全然大丈夫。この後じっくりとお礼させて貰うから……」


 フフフ……と弓梨が不気味な笑みを浮かべる。


「……?」


 嫌な予感がするけど、大丈夫だよな?


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