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3/3

3付き合って、ください♪

いよいよ、決戦の日ですー。

「おまたせー!」

待ち合わせは映画館の前。遠藤が走ってきた。ショートカット、Vネックのシャツ、そしてミニスカート。

かわいい。しかし、階段とエスカレーターは俺が後ろでガードだな!入江、心に決める。

「入江?」

遠藤が上目づかいで見上げてくる。か、かわいい・・・。やばい、何をしてもかわいい・・・。

「何だ?」

「心の声が漏れてるよー。」

「え!どこから?」

「かわいい、は嬉しいんだけど・・・。階段ガードは自分でもできるよ?」

うぉー!何言ってんだ俺!と思ったが、

「いーの。今日は俺が無理言ってつきあわせたから。それに、」

「それに?」

どーせ言ってしまったんだ、開き直ろう。

「かわいいは正義だ。今日の遠藤は超可愛い。だから俺がガードする。」

遠藤のほほに、一瞬、朱が走る。脈ありと、思っていいよな?

「よくわかんない三段論法だけど、ありがと。気持ちは受け取っておく。じゃ、並ぼうか」

下を向いたまま、返事が来た。あえてのスルーか?

まあ、今日は先は長いし、気楽に、正直にいこう。

「あ、先輩が指定席くれたんだよ。」


指定席、あったあった。

「わーよく見えるねえ。よく譲ってもらえたね。」

「たまたま仕事手伝ったら、頂き物って言って譲ってくれたんだよな。」

「そーなんだ。入江、ゼミの時も先生の手伝いとか、よくしてたもんねえ。」

たわいのない会話が嬉しい。そして、遠藤がパンフレットを真剣に読んでいる横顔を隣で見下ろすこの位置も嬉しい。

「入江?」

「ん?」

「どしたの?なんか嬉しそう。」

遠藤がいい笑顔で入江を見上げる。

「そりゃ、好きな娘が嬉しそうにしてりゃ、男としては嬉しいわな。」

つい出た本音に

「え?入江?」

見上げられた俺。そして。。。遠藤はリンゴさんになっておる。顔が真っ赤だ。

「今日の遠藤は可愛いし、素直だからな。入江様が何かおごっちゃる。レモンスカッシュか?コーラか?初恋の味の飲み物か?」

「あ、レモンスカッシュで・・・。」

ふっふっふ。赤くなって、かわいいな!はっきり言わないとわかってもらえないから、こうなったら、仕事の超難関のお客様のつもりで攻めて攻めて、攻めるぞー!

と、心の中で宣戦布告をする入江だった。


映画は、恋愛要素ありのサスペンス、で、ヒーローがヒロインを置いて危機に飛び込む、とか、案の定ヒロイン捕まって救出、とか、お前らちゃんと話し合いしろ、というお約束な展開だった。

アクションが派手なのは良かったかな。

隣の遠藤は、普段が激ニブのくせに王道が好きっぽいので、クライマックスでは、どうかな?

あーやっぱり泣いてやがる。

「ほれ。」

「何?」

「予備のティッシュ。駅でたくさん配ってた。」

「あやしいのない?」

「一応チェック済み」

「ありがと」


夜景が見えるオシャレなバーで夕食を食べながら、遠藤は追い詰められた気分になっていた。

仕切りのあるちょっと個室っぽいスペース。

綺麗な夜景。

美味しいご飯。美味しいカクテル。

隣には、まあ、そこそこいい男。よく知っている、友人、と思っていたんだけど、今日の奴は何か違う。

洋服は褒められるし、かわいいと断言されるし、目が合えば、嬉しそうだし、

そして、目つきが、明らかに友人を見る目じゃないよね、これ・・・。

はじめは当惑していた遠藤も、なにやらつられてドキドキし始めている。

入江の態度の変化もドキドキだが、自分の反応の変化にもより当惑している遠藤であった。

「あの、入江?」

「ん?」

「なんか嬉しそう。」

「そりゃあな。」

そして、入江の目が笑ってなくて、自分が吸い込まれそうな、小さくなったような、身動き出来ない気分の遠藤さんであった。

余裕あるように見える入江は、ふ、と笑って。

「嬉しいのは、遠藤が可愛いからだ。そして、俺は恵が好きだ。

電話でも言ったが、恵。俺と恋人として、付き合ってほしい。」

「私も入江は好きだけど、…え、え、え、入江と。恋人として…?l

「そう。恋人として。」

「今までもあちこち付き合ったけど…。」

「そうだな」

遠藤の言うことに肩を落としそうだが、言葉とは反対に顔が真っ赤になっててりんごさん再びである。これはいけるんじゃないかと思う。

「具体的には、何するの…?」

それを上気した顔で聞くか恵!襲うぞ!…いや、落ち着け俺。

「遊びに行くのも楽しい。話すのも楽しい。ただ、もっと、恵に触れたい。近くにいたい。」

「入江が、いや、誠が…男の人の目で私を見ると、ドキドキして、目が離せなくて、もっと見つめてもらいたい、ような気がする…」

理性が飛んだ。

「恵。大好きだ」

顎を上げて、キスした。


「ま、誠?」恵がちょっと口を離す。

「ん?なんだ?」

「腰の力抜けちゃうから、そろそろ帰ろうよ」

なんて可愛い事を言ってくれるんでしょうか。

「逆効果。」

さらに入江に引き寄せられる遠藤でありました。




無事、なんとか、まとまりましたー。無事に帰れたんでしょうか^_^;

この先の大人のお付き合いを書いてみたい気もしますが、R18かなぁ?


読んでいただいてありがとうございます!

初短編、どうにかまとまりました。

面白いなと思っていただけたら嬉しいです。ポイントやブックマーク、いただきありがとうございます。

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