Episode:08 仲間を増やそう!
8話目投稿します。
おはよう、清々しい朝だね、昨夜進化を遂げた蝗の王だ。
今日は、一旦拠点に帰ろうと思う、留守番してる5人の事も気になるしね。
昨日の内に、交易の話は終わったし、”江田島平○”の事はメッチャ気には為るけどなw
べ、別に、【セイレーン】の事が気になる訳じゃ無いよ?
”見目麗しい”って噂だからって、見に行きたい訳じゃ無いんだからね?
<ツンデレ乙w>
<まただよ(笑)>
<主に性的な意味の”進化”ですね、わかりますw>
<何度も同じギャグは自重しる。>
<もげろw>
<そして爆発しろw>
<腐ってもげて転げて刎ねられて空中高く飛ばされた後に爆発して粉となって ばら撒かれろ。>
「 どんだけ?!!!! 」
「”ばった”のおにいちゃん達は仲良しだワンw」
パタパタパタパタ←【しっぽをふる音】
「おはようございますワン。……昨夜はお楽しみでしたねw」
…ひぃ! (;´Д`)バレテーラ
(まぁ、判るわなw)
(だから、自重しろとw)
(DQの宿屋w)
「あー、セタクくんとナタクさん、おはようございます。」
「私ら獣人系の種族は、あっちの事には解放的なので、キョドらなくても大丈夫ですワンw」
「…おたのしみって、”うたげ”のことかワン?」 パタパタパタパタ
「あ、そうなんですか(ほっ)、
それとね、セタクくん。 僕らの種族は【アットホーム】が掟だから、みんな仲良しなのさw。」
「(…掟なのかワン…。)」
「”あっとほーむ”ってなに?」 パタパタパタパタ
「ぶっちゃけると、”全員ほのぼの家族”って感じの言葉かな。」
「すごい!すてきな”おきて”だね!」
パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ
「はっはっは、セタクくんは可愛いのぅ。…お持ち帰りしテぇ~w」
<このショタコンめ!w>
<なんと言う紳士w>
<変態だw>
「ショタコンちゃうわ!!!
藻マイラどうして素直に”子供好き”って考えないんですか!!!?
もっと、漏れを信用しる!!!!」
<だが、断る!>キリッ
<断った!?>
< ナ ゼ 断 っ た し w >
<どんだけイケメンなんだよ……w>
「断りましたよ!!!?」
「すごいや!みんな”おうさま”とか関係なく仲良しさんなんだね!」
パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ
「……今の会話の何処に、そんな要素があったし?」
「まあまあ(汗)、
それよりも今日はどうなさる予定ですワン?」
「一旦、拠点に帰ります。
頂いた交易品の整理とか、ありますから。」
「そうですか、名残り惜しいですが、そちらから交易に来られたり、こちらから訪ねたりもできますからね、こればかりは、仕方ないですワン。」
…その後、俺らは【大族長】と朝食を取り、犬型獣人達の盛大な見送りを受けて、拠点に戻って来た。
・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
…………人手が足りねぇ!
<また、唐突にw>
<突然どうしたのー?>
<妙な事を思いつくのは、デフォだけどさー。>
いやー、漏れらの”使命”(監視・抹殺)を遂行するに当たって、人数足りねえと思わね?
<……ああ。>
<そうだね。>
<これからは足りなくなるね。>
今までは、大体居る場所の分かる【神殿協会】とか、黒い噂のある【貴族】や【商人】なんかの屋敷に棲む虫達から、情報を集める様にして、比較的探し易い外道共を、始末して来た。
これは、問題無く終ろうとしている。
これからは、民家とかの広い範囲で情報を集めて、その中から外道共を探し出し、始末して往くのだけど。
大量に棲息する”虫達”から得られた、【膨大な情報】を解析・統合・整理して、外道共を特定してゆくと言う作業が、必要不可欠になって来ると予想される中。
これから先、使命を果たして往くのに、たった11人ではお話に為らないのである。
<現状を、打破する方策か~。>
<まず、眷属増やすってのは時間的に無理だね。>
<卵孵るのに、100年掛かるからねw>
<他の種族を雇うってのも時間と金がネックだしなー。>
<うん、組織を立ち上げて機能するまでがね~>
<やっぱ、神様にお願いかな?>
<あまり、頻繁にウラ技使うのもマズイけど。>
<チカタナイかw>
<うんうん、チカタナイw>
…やっぱ、それしか無ぇか。
それじゃあ、神様に届くように意識を”集中”して……、
………………………………………………………………………………………………………………………………………集中、集中、集中、集中、集中。
…………主神ェ・・・・。(;´Д`)
『ちょ!?おま!!?ww …あまりにも、酷すぎるでしょ!?
なんなの?その呼び出し方は!!?』
『 こ れ は 酷 い w 』
『元気そうで何よりですのーw』
『お供え、お美味かったですけー。』
『早速、種を活用してるのですよーw』
『おう!あの供え物、中々良かったじゃんw』
あー、【造物主達】久しぶりー。
『渾身の抗議を無視された!!?』
『まぁ、それは何時もの事ですのでw』
『そーそー、何時もの事w』
『!?酷すぎる!!!?』
『『『『『 wwwww 』』』』』
…………主神ェ・・・・。(;´Д`) 相変わらず(泣)…。
『同情なんて要らないから!!?』
『なんだか、同じ光景をどこかで見たような気がしますけ-w』
『これが、既視感って奴ですかいのー?w』
『絶対、違うと思うのですよーw』
『www』
『ほら【ロベルト】。 …話が進まないからあっちの隅っこに行ってて下さい。』
『え!? 俺ぇ!!?』
酷でー、言葉使いは丁寧だけど、容赦のカケラも無ェ。w
『それも何時もの事ですのでw』
『そーそー、何時もの事w』
…しくしくしくしくしくしくしくしくしく…。
良いのか? あれ放っておいて?
……ヒザ抱えてイジケる主神とか、シュールすぎるわ。w
『話が進みませんからね。
事情は理解してますが、此方からの提案は出来ません。
あくまでも、使徒からの要請を”叶える”と言った形でないと、ルール違反になりますので。』
あいよ、それじゃあ、卵が孵化する時間を100年から1日にして。
『 無 理 w 』
…ちょっとぉぉぉぉおおおおおおぉおぉぉぉぉ!!?
『いや、当然でしょう!? 種の寿命と繁殖力は反比例すると言う法則があるのですよ?
当然、数年程度ならオマケ出来ますが、100年を1日に縮めるのは無茶すぎるでしょう!?』
うーむ、そっかぁ…。
じゃあ、最短で何日位まで縮めれるかな?
『そうですね、現在の状況を考えるに、優先させたいのは やはり孵化の速度でしょう。
幾つかの”制約”を付ければ、1週間までは短縮可能ですね。』
お、すごい短くなったじゃん。
……んで? 肝心の”制約”ってのは、何?
『まず、眷属も卵を産めたのが、産めなく為ります。
今後は、貴方だけしか種族を増やせ無くなります。
童貞卒業したと思えば、今度は”ママ”になるとか、とんだ面白生物ですね。』
【童貞卒業乙w】
【えー、つまんないですのーw】
【蝗の王ちゃんには、ずっと童貞で居て欲しかったのですよーw】
【主にイジラれ役な意味でw】
何、好き勝手ほざいてますか、藻マイラら!?
あと、面白生物とか言うな!!
……ポン。
肩を軽く叩かれたので、振り返って見たら、【ロベルト】が、生温い目をしながら”ウンウン”と頷いていやがった。
「いかにも、”同類”って感じで、肩を叩くなーーーーーーー!!!!」
『えぇーーっ? 同類じゃ~ん。』
「絶っ対ぇーーっ、認めねぇぇぇ!!!?」
『二人は仲良しさんですのーw』
『似た者同士ですけーw』
『それでは、次の制約ですが、”1日に産める数は10個まで”としましょう。』
動じねーな! おい!?
『【サイオン】は”我が道を往く”神だからねw』
『『『『『 お前がそれを言うか!!? 』』』』』
『!?周り全てが敵であります!!!?』
………もうヤダ、この神様w
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・
「…そんな訳で、藻マイラの体内にあった卵は消滅しました。
そんで早速卵吐くので、岩山削って”孵化室”作成しる!」
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| ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ ̄ ̄
<<<<< 出来たw >>>>>
「速いな、おい!?
まぁいいけどw、…チャッチャとやっちゃおうか。」
…んぐっ、ぺっ。
…んぐっ、ぺっ。
…んぐっ、ぺっ。
…以下10回分
<わーい、卵、卵!>
<わーい、仲間、仲間!>
<<<<< でも、涎でバッチィかもw >>>>>
バッチく無ぇよ!! 失礼すぎですよ、藻マイラ!!!!?
…………………………………………………………卵も夢を見るのかな?
ピンピロリ~ン♪
『”種族的特長”の項目にある【繁殖方法】が、更新されました。』
NEW!【繁殖方法】
王に拠る単体生殖。
1日10個、卵を体内に生成出来、”口から”吐き出して産卵する。
卵は”野球の軟式ボール”位の大きさで、カムフラージュの為”球形の石”の様に見える。
そうして、”丸い石”として様々な【魔力】や【生命力】、【大地の気】に【知識】までも吸収しながら、1週間かけて徐々に大きくなって行き、”1.5メートル”ほどの大きさまで育った後、”成体”として誕生してくる為、彼らには”幼年期”が存在しない。
又、卵限定のギフト【生命の賛歌】による加護の為、危害を加えようとする あらゆる事象から、完全に守られ快適な状態が保たれる。 (溶岩に落ちても温泉タマゴにならない)
※追記:魂太ゼクターの使用により”脱童貞”に成功しました。
童貞卒業乙w
どんな夢を見るのだろーか?w