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眠れる怒り
遂にもう一度戦う時が来た。しかし、戦場にはただならぬ殺意が漂う。
その夜、激しく壁を叩く音がした。ジャッジさんからの合図だ。
「行くぞ、みんな!」
「大丈夫ですか、ジャッジさん?」
「ええ、早く来てくれて助かります。それじゃ行きましょう。」
「食らえ、真空黒斬!」
「二度同じ手は通じないわ。」
「どうだか、私もいますよ。」
「獣人ちゃん!」
メイユンの爪技が姉の方にヒットした。ナイス!このまま押切れ…いや待てよ。妹の方はどこだ?そういえば奴の姿が見えない。
「ジャッジさん、妹の方は何処へ?」
「本当ですね。気づきませんでした。」
「エム、どこにいるの?」
「よそ見はやめなさい!」
「お姉ちゃんをいじめるなぁぁぁ!」
一瞬だった。妹はどこへ隠れていたわけでもない。ただ、存在を押し殺し姉のそばにいた。しかしその瞳は誰よりも怒りに満ちていた。
「大丈夫、メイユンちゃん?」
「お姉ちゃんに近づくな!」
「きゃぁぁぁぁ」
「みんないつもそう。あの女も、急に指示してきたくせに、お姉ちゃんはあいつに奴隷のように扱われた。私たちは努力して十二星剣になったのに。あいつの所有物のままだった。許せない、どいつもこいつも。全員殺す。お姉ちゃんをこれ以上馬鹿にするなぁぁぁ!」
エム達の悲しいが明らかになる。




