Photon:41 ダークワールド
シルクハットの男に連れられて、来た場所はとても暗い場所であった。ここが父さんが戦っている敵の中枢なのか・・・。そう思いながら下を見た。
「ゼラさまが言うにはテラ・アズド。あなたにはあとで素晴らしいプレゼントがあるとか。」
「素晴らしいプレゼント・・・。」
「ええ。どんなプレゼントかは私にも存じかねます。すべてはゼラ様にお会いしたときに明らかになるでしょう。」
「君みたいな人の言葉信じられるか。」
「そうですねぇ。信じてもらえないというのはそうでしょうなぁ・・・。」
「・・・。」
男はそのまま黙ってしまった。何も話すことがないということだろうか・・・。別に僕から話すことはないし。
しばらくするとある場所で僕たちは降ろされた。僕たちはロープでつながれていて、手の自由が効かない。今の僕たちにできるのは歩くことぐらいだった。歩かされて、息ついた先には玉座のようなものがあった。そこには黒い服に身を包んだ人がいるのが分かった。
「ゼラさま。お連れしました。」
「そうか。よくやったクラム。下がってよいぞ。」
「はっ。」
そう言ってシルクハットの男は下がっていった。今名前を言ったがくらむという男だったそうだ。
「君か。君があの忌々しい光の男の息子か。父親に似てよく似ておる。」
「あなたはいったい誰なんだ。」
「我こそはゼラ。この闇の世界の支配者だ。」
「・・・。お前か。さっきの男に俺たちをとらえさせ、連れて来いと命令したのは。」
ノナが口を開いた。
「フハハハハ。そうだ。渡しだ。私がお前らを捕まえさせろと命令したのだ。目的はテラ・アズド。君にはいいプレゼントがあるからなぁ・・・。」
「・・・いいプレゼントだと。」
「持ってこさせろ。」
そう言って彼の側近が尾久に入っていった。そして、しばらくするとゼラの後ろが照らされる。
「あっ・・・。」
そこには人が一人磔にされていた。




