Photon:36 懲りないねぇ
谷がはずれだったということがわかってまた歩く。マナも僕も少し寝ぼけていて、二人してふらふらした足取りでノナの後をついて歩いて行った。
鈍い音がした。それに頭も痛くなった。どうやらマナとぶつかったらしい。
「誰だよ。もう・・・。痛いじゃないか。」
そういって・・・。
「ギャアァァァァァァァァァァ。」
「・・・あっ。ごめん。大丈夫。」
マナもようやっと目が覚めたみたいだ。僕はマナのおかげでようやっと目が覚めた。でも、マナがもうちょっと目が覚めるのが早かったらなぁ・・・。
「そんなことしてくるな・・・。何かと能力使うなって。」
「ごめん。わざとじゃないから許して。」
わざとじゃないからと言われてもなぁ・・・。寝ぼけていたんだし、何をしたかはわかっても・・・。許してやるかぁ・・・。
「いや、いいよ。ちょうどいい目覚ましになったし。」
「本当。・・・でも、大丈夫。なんか服とか結構焦げてるけど。」
「大丈夫。大丈夫。」
そういって砂を払って立ち上がった。
「ガサ・・・。」
木立が揺れた。誰かいるのだろうか。
「チッ。またか・・・。」
ノナがそうつぶやいた。
「さすが。気づくのが早いなぁ。」
そう声がしたと思ったら、僕たちも周りを取り囲むように人影が現れた。その中で声の下やつを見てみると前僕たちを狩り立てに来たやつだった。
「ありがとうよ。フォノアの小僧。貴様のおかげで、より強力な奴らを雇うことができた。今度は前のようにはいかんぞ。貴様ら。」
「フン。それはどうかなぁ・・・。」
とたんにフォノアオリジナルが出てきた。もしかして、オリジナルは相手にも見えているのか。
「こいつは面白れぇ。オリジナルがのこのこと現れたぜ。」
「・・・。」
「全員。オリジナルをやっちまえ。オリジナルのほうが高く売れるからなぁ・・・。」
(まぁ、売ったところでその持ち主に力が宿ることは永遠にないがね・・・。)
「テラ・・・。今回だけは独立させてもらうぜ。」
「でも、独立して攻撃は・・・。」
できないと言いそうになった。しかし、僕が正式にオリジナルと契約する前。あの時見せてもらった攻撃力なら。
「独立はさせない。僕は君と戦う。」
「フ・・・。」




