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テラ  作者: 浜北の「ひかり」
Photon TERA
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32/47

Photon:32 戦いの終わり

 額を汗が流れて行った。振り向けば後ろに敵がいる。どうやら回り込まれたらしい。相手は謙を振り下ろす。このまま餌食になってたまるか。僕はすかさず、フォトン・サーベルを抜いた。

「クッ・・・。」

何とか切られる寸前でとめた。

「フッ。全部危ないかわし方だなぁ。本当にそんなんで俺に勝てるのか。」

「・・・。」

確かに。今この状態で勝てるというほうが無理だ。僕は黙っていた。相手は僕よりも都市が言っている。つまり、大人だ。力で大人にかなうはずがなく。僕はつばぜり合いの状態のままどんどん下に押し戻されていった。

「さぁ、どうする。もうすぐ地面だぜ。このままいったら、お前は命がないぜ。」

チラッと下を見た。こいつに押されてから、結構経ったのだ。もう地面はすぐ近くまで迫っている。

「さぁ、どうする。俺を倒すか。俺に狩られるか。お前の選択肢はそれだけだ。まぁ、ここで俺を倒すなんて選択肢が生まれるとも思えないけどなぁ・・・。ハハハハハハ。」

「・・・クソッ!!。」

「そうかしら。」

声がした。すると僕が見ている方向にはマナが立っている。いや、厳密に言えば今の僕たちは全員中に浮かんでいる。

「・・・子分どもはどうした。」

「倒した。あんな汚い奴らに触られなくてよかったけど。」

「何っ?子分どもを倒しただと。あいつらはそうそうやられるような奴らじゃねぇ。お前・・・いったい何の能力者だ。」

「ヴォルワ。」

その一言に相手がひるんだ、その瞬間僕の足は地面に着いた。もうここまで来ていたのか。

「ヴォ・・・ヴォルワだと!?。」

(確かに。ヴォルワならほとんどの能力は無力化する。電撃を食らわせれば済む話だ。冗談じゃない。こんな小娘に俺の子分が全員やられたのか?。)

「小娘だけっていうのはどうかなぁ・・・。」

そう言って今度はノナが姿を現した。相手はノナの姿にも驚いた。

「き・・・貴様!?。」

「知らないわけないよねぇ。賞金稼ぎなら一度は見たことあるはずだよね。それに名前だって聞いたことあるよねぇ。ノナ・フェイルって・・・。」

(ノナ・・・フェイル・・・。)

「さぁ、準備はできてるかい。」

ノナの透き通った声があたりに響いた。相手はその場から消え失せた。

「逃がすか!。」

「待って!。」

逃げる敵を追おうとするノナを僕は止めた。

「もう追わなくてもいいじゃん。相手は逃げたんだし、それでも追おうとするのはかわいそうだよ。相手はもう戦う気なんてないんだ。」

「戦う気がなかったとしても、また頭数増やして襲ってくるぞ。そんな日々が続いていいのか。」

「それでもいい。とにかく戦う気が無い敵を追い立てるのはよくないよ。」

「・・・。」

そういうとノナは相手を追いかけるのをやめた。

「にしても君って変わってるね。悪魔の目は早いうちに立っておくのが基本だよ。賞金稼ぎなんて、この先まだいっぱいいるよ。」

「賞金稼ぎだって僕たちと同じ能力者じゃない。」

「その能力を悪い方向に使うなら容赦しない。オリジナルには言われてないのか。」

僕の考え方はノナたちには変だと言われても構わない。それぞれ使える能力が違っても同じ能力者同士。何か手があるはずだと思っている。

次回は11月13日です。

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