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秋雨  作者: 桜田環奈
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新しい出会い


「京太、ごめん、待たせたよね。」



転勤してから1年半。


この土地で迎える2度目の冬が訪れる。


朝山 京太とは転勤してきてすぐに出会った。


新しい学校の先生達は、


同じくらいの年齢の女性が多く、


懇親会と称しての飲み会で意気投合した。


近々に出会いの場があるから是非にと誘われて、


半ば強引に参加させられた、合コン。


そこで出会ったのが京太だった。


京太も転勤でこっちに来たらしく、


同じく半ば強引に参加させられた、らしい。


とにかく気が合って、気になって、


と、いうのはお互いになかったけれど、


周りからの勧めもあって連絡先を交換した。


それがきっかけで何度か食事をし、今に至る。


付き合ってもう1年。


京太の事は本当に好きだと思えた。


私より1つ年上で、その割に、


笑った顔がどこかあどけなくて。


とても大切にしてくれていると感じていた。



「いいよ、俺も今来た所だから。


忙しいんだろ?


去年のこの時期も忙しそうだった。」



あの頃短かった髪はすっかり長くなった。


栗色に染めた胸下までのロングヘア、


京太はフワリと頭を撫でた。



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