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対価は何か?

次の更新はきっと少し先です。申し訳ないです。あと、文章力ゼロです。

あれれー?おっかしいぞぉ?なんで、私たち壇上の袖で待機させられているんだ?

「私、ジョシュア・スイーツは清く正しい生徒会を発足させるために生徒会長に立候補します。そして、この悪しき生徒会をリコールします。」

壇上で高らかに宣言するジョシュアに会場に居る全生徒は拍手を送り、舞台袖ででも拍手をするキールとノアの姿、そして表情筋の凍り付いたロゼリとどうにでもなれと思っているリリアンと緊張気味なナターシャ。


____どうしてこうなった…。


事の発端はナターシャとの話し合いをしたあの日まで遡る。

ジョシュア・スイーツ。王子、金髪蒼眼の白い服が良く似合う系白馬の王子様。

ゲームの優しい王子とは違い、毒舌だったことが分かった。

キール・ラッカー。宰領の息子。眼鏡キャラで白髪に緑眼、真面目すぎる性格。

攻略したことがないので何とも言えないがゲームとあまり変わらないだろうと思う。

ノア・ウェプス。特待生(?)で黒髪赤眼の細身で長身。

私はこの人をゲームで見たことがないので多分この現実に存在する普通の虐めっ子。

きっと幼い頃はガキ大将としてさぞかし名を馳せたであろう。

と、現実から目を背けてみたものの目の前に座るのは威圧感たっぷりのイケメン2人。


キールさんは一応周りを見張るということで聞くだけに専念するらしい。

ぶっちゃけキールさんが一番ネチネチと責めてきそうだったのでこの場に居ないのはありがたい。

というわけで私たちの目の前で座って居るのは右からジョシュア王子とノアだ。

反省の形として私たちは床に正座させられている。

そして、短いながら2人からの質問と言う名の尋問の時間が始まった。


「僕、昼休みに言いましたよね?ロゼリさんやリリアンの当事者2人が直接絡むと厄介になりそうですから一先ず私たちが呼ぶまで大人しく待機してはいただけませんか?って。あの騒動を見ていた人たちは、ナターシャさんは頭がおかしい子爵令嬢だと思い、ナターシャさんの胸倉を掴み壁際に連れて行ったリリアンはキレさせたら怖い暴力令嬢、ロゼリさんの方はリリアンと仲がいいところを見られていますから『自分自身で噂を流した嘘つき令嬢』と言われていました。面倒極まりなかったのですが、なんとか誤解を解いておきましたよ。まあ、少しは残るでしょうがそれはリリアンたちのこれからの行い次第でなんとでもなるでしょう。」

王子は足と腕を組み、口角だけを上げながらリリアンをジッと見つめている。

「はい…本当に申し訳ないです。」

リリアンは肩を委縮させ、顔をさらに下に向ける。


「それにお前ら昼休みだってこと完全に忘れて話していただろ。今さっき放課のチャイム(15時)が鳴ったぞ。俺ら3人は授業無かったからいいけど少なくともリリアン嬢にはあったらしいな?お前ら話過ぎもいいとこだ。」

「はい、ゴメンナサイ。」

ロゼリは両手で服の裾を掴み、下からノアを見る。


「ハァ、大体どうして僕たちが大人しく待機していてくださいと言ったのかわかりますか?僕たちは犯人が誰か事前に調べていたんですよ?」

「え、そうだったのジョシュア。」

心底驚いたというように大きな碧眼をさらに見開くリリアン。

「ええ、ただ予想外にナターシャさんのクラスへ行ってもナターシャさんに会えなかった。それはリリアンとロゼリさんのそばにずっと居たせいです。それに、ナターシャさんはあんな奇天烈な行動に出た。それで僕たちは駆け付けられたわけですが…。」


「で?何で、ナターシャさんはロゼリの噂を流した?それだけは俺達でも調べきれなかった。それを知りたい。」

そうイライラと急いたように言うノアは私が見たこともない獣のようなギラついた眼で私を見てくる。


____どうしてそんなに怖い顔をするの?


何となくだが、その雰囲気からノアと王子は本当のことを言ったらナターシャを断罪しようとするのではないかと思った。顔を見合わせたわけではないが、リリアンも同じことを考えているそうな気がしたので私は口を開いた。

「いや、あの…ナターシャは私と仲良くなりたくてあんな噂流したんだって!!正面切って友達になりたいって言えないからあんな回りくどいことしたんだって!!」

「そ、そうなの!!ナターシャには参っちゃうよ!!好きな子を虐めちゃう?みたいな感じで構って欲しかったみたいなの!!」

流石はリリアン、ちゃんと合わせてくれた。

即興で考えた2人の苦しい言い訳に王子は「へぇ」とだけ言い、ノアはため息をつく。


「まあ、言いたくないならそういうことにしておいてやるよ。」

「そうですね…言いたいことも言えましたし…。」

王子の「これでお開き。」という言葉が続きそうな口調にロゼリとリリアンの顔がパアッと明るくなった。ようやく永遠とも思えた説教のような尋問のような質問の時間が終わり、この重苦しい空気から解放されるのだと安堵した。


「とりあえず、待てと言ったのに待っていなかった件、反省はしているんだね?」

2人は勢いよく何度も頷く。

「それなら良いよ、許す。でも、君たちの変な噂をモミ消したのには骨が折れたからそれなりの対価を払ってもらうよ?」

2人は同時に「え」と声を漏らす。

「当然だ。あそこに居たやつら全員の誤解を解くのにどれほど苦労したと思っているんだ?」



王子が何を要求してくるのか分からない今、私たちはただ困惑しながら答えを待つことしかできなかった。

ノア「なあ、王子の出番多すぎやしないか?」

雷炎「なんか書いてると王子が出しゃばってくるんだよ…。」

ノア「じゃあ、俺にも出しゃばらせろ。」

雷炎「ノアって動かしずらいんだよね。」

ノア「…。(恋愛が動かないはずだ。)」

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