エピローグ: 僕たちはこうして冒険の旅に出た
予告タイトルとはタイトルが変更になりました。
一旦、村から脱出し、夜が明ける寸前に海の方から宿屋へこっそり戻った。セリアはうつらうつらしていたみたいだけど、僕が戻るとすぐに目を覚ましたので、事情を説明した。
「それでスンは?」
「剣が折れちゃったんだけど、父上が言うには大丈夫なんだって。少し経てば、また会えるみたいな事を言っていたので、それを信じて待つ」
「そうですか……ちょっと寂しいですが、師匠がそう言っているなら、絶対大丈夫ですよ」
「うん」
そうは言いながらも、ここへ戻るまでずっと泣いていたのは内緒だ。僕はすっかりスンに依存してしまっていたらしい。彼女が戻ってくるまで、少しでも男らしく一人立ちしないと! 30男が幼女に依存って通報されるだけでは終わらない事案だよな。
「それでこの後、どうします?」
「さすがに僕はこの村には……というより、この国にはもう戻れないので、予定通り一回帰ろうと思う。セリアもリナ達を連れて戻ってくれるかな」
「先立つものが……」
そうなんだよね。こんだけの騒ぎになったので、逃げ出したい所なんだけど、リナ達を船に乗せるお金が無い! もう置いていっちゃおうか……なんて悪魔の誘惑に負けそうになっていたら、突然、ドアをノックされた。
「しっ!」
とりあえず、僕がここにいちゃまずいだろう。とりあえず、子供達を起こし、ベッドの影に隠れるように言った。そして僕もその中に紛れ込み、ドアを開けるようにセリアに指示を出す。
「こんなに朝早く、どちら様でしょうか?」
「わたしじゃ。タニアだよ」
もし、大勢の人になだれ込まれたりしたら、一気に殲滅するしか無い。そう覚悟を決め、セリアにドアを開けるように促す。セリアは、そおっとドアを開けた。ドアの先には予想に反し2人の人影。一人はその言葉通り、タニア商会のタニア婆さん。もう一人は、
「ジョゼ?」
ドアの向こうには昨日、学院から僕を追い出したばかりのジョゼの姿が……なんだか全身汗みどろで身なりがよろしくないけど。思わずベッドの影から立ち上がった僕を見て、ジョゼは叫んだ。
「やっぱりいた! ジョゼじゃないわよ! あなた、昨日、早く国を出るように言ったばかりなのに、なんで騒ぎを大きくし、痛っ!」
タニア婆さんが、胸元からセンスを出し、ジョゼの頭を叩いた。
「お前が来た目的は、怒鳴ることかい? 時間が無いから早くしなっ!」
「そうでした。申し訳ありません、タニア様」
そういって、ジョゼはここまで来た経緯を僕たちに説明してくれた。
どうやら夜中の先頭の音が半日の距離にある学院まで届いたみたいだ。まさかと思って馬車を出してもらい、夜通し駆けてもらったみたいだ。ん? どこにも本人が汗みどろになる要因は無いんだけど……
「これは村についてからタニア様の所に駆け込んで協力を仰いだからなの!」
「何が協力を仰いだっていうんだ! 夜中に門番から駄目じゃと言われていたのに強引に入り込もうとして、警護の者に追い回されただけだろうが!」
「そうでした。すみません」
「全く。私の若い頃、この子の爺さんに世話になっていなけりゃ、放り出したものを……まぁ、いい。シャルル、ジョゼの頼みだから聞く訳じゃないけど、あんた、さっさとこの国を出ていきな。朝には兵士が踏み込んで来るよ。今はまだ王子の件で騒ぎを公にしたくない学院と、あんたの管理責任があるギルド、それにうちの商会が無理矢理抑えこんでいるけど、もう数刻も猶予が無い」
そうなんだ。随分迷惑を掛けてしまったみたいだ。まぁ、村を破壊しちゃっているんだしな……仕方が無いか。
「分かりました。ただ、僕はなんとかなると思うのですが、子供達が移動する手段が無いんです」
「そんな事だろうと思ったよ。あんた、蒼龍の鱗はまだ持っているかい? それをこっちで担保として預かる。それでうちの商会の船を出してやるから、それに乗って、この国から逃げ出しちまいな。後のことは何とかしておく」
「あ、ありがとうございます!」
僕は鎧から師匠からもらった龍の皮を出して、タニア婆さんに渡した。やった! これで国に帰る目処が立った。僕はセリアにすぐ準備をするように言った。子供達は寝ぼけていて可哀想だけど、仕方が無い。
「シャルル……」
ジョゼが言いにくそうにしながらも、頭を下げた。
「昨日はごめんなさい。でも、ああするしかなかったの。あなたがこの国から追われないように、こっちで何とかするから、今は黙って立ち去って」
「ジョゼ、気にしないで。昨日の事はさすがに僕も凹んだけど、その後に村を滅茶苦茶にしちゃったからね。まぁ、それも僕は巻き込まれただけだったんだけど、住んでいる人の気持ちは理解できる。恨まれるても仕方が無いよ。僕はこのまま、おとなしく国に帰るよ」
準備といっても大して荷物も無いので、宿屋の精算なんかはタニア婆さんにお願いした。
その後、港まで送ってくれた二人に別れをつげ、僕たちはエズの村を後にした。ちなみに、タニア婆さんが用意してくれた船は、とんでもなく豪華だった。蒼龍の脱皮した皮フルセットの価値には、これでも見合わないらしい。釣りはいつか取りに来いっていうのが別れ際の言葉だった。
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暦の上では1ヶ月にも満たない僕の旅だった。出発した翌日に攫われ、海賊船に乗せられ、浜辺で置き去りになり、奴隷としてダンジョンに捨てられ、学院と村で暴れた。うん、まとめてみれば、随分こじんまりとした冒険だったなぁ。体感的には何ヶ月もあったけど、あれは時間の進みがおかしかったので、ノーカウントという事で。
「……うえー、ははうえー!」
そんな短い旅だったけど、屋敷が見えた時には思わず走りだしてしまった。
「ははうえ! ただいま戻りました!」
「シャルル坊ちゃま!」
昼過ぎだった事もあって玄関の掃除をしていたメイドが立っていた。
「ただいま! 母上は?」
「奥様は……今、ちょっと……」
ん? 何か言いにくそうな様子だけど、
「まぁ、いいや。ははうえー!」
僕は階段を上り、母上がいつもいる居間を開けるが、いない。あれ、寝室かな?
「ははうえー! あ、やべっ」
ちょっと強くドアを開けすぎた。ガキッと変な音がしてドアが外れてしまった。
「お、おっとっとっと」
大人でも抱えきれないような大きさのドアだったけど、今の僕には問題無い。外れたドアが倒れないように支え、ゆっくりとドアを廊下に出し、壁に立てかける。
「ごめーん、あとで直しておいて!」
誰彼と無く大きな声で叫んでおいて、あらためて寝室を見ると……いた!
「ははうえー! シャルル、ただいま戻りました!」
母上はベッドの上で眠っていた。あれ、変だね。こんだけ僕が騒いでも起きてこないし、ドアが外れたのにも反応をしてくれない。顔色が僕の記憶よりも少し青白い気がする。両手はまるで何かを祈るように胸の上で組まれていた。そしてベッドの周りには、百合のような形をした匂いの強い花が沢山散りばめられている。部屋には花の香りが充満していた。
「あはは、やだな。ははうえー! シャルルが戻りましたよ! シャルルですよ!」
なぜだか足の力が抜けたようだ。まるで下半身がグニャグニャになってしまったみたいで一歩も前に進めない。視界がじんわりと歪んできた。
「変だな。あれ? あれ? えへへ。ははうえ、変です。僕の足がタコになっちゃったみたい。ちょっと立っていられないから失礼して……」
よいしょ、よいしょ。
手だけの力で進んで見る。
「シャルル、何やってるの! シャル……奥様?」
後ろからセリアの声がした。
「ああ、よかった。リナ達も屋敷に入れてくれたんだね。調子にのって先に来ちゃってごめんよ。見て! へへ! 僕の足、ぐにゃぐにゃになっちゃって動かないんだ。変だねー。ははうえもそう思うでしょ」
お、手だけでも意外に進めるな。うん、少し遠回りしてみようかな……
でも、そんな僕をセリアがひょいと抱き上げてしまった。
「セリア、やめてよ! 僕は自分で動けるよ! 離してよ!」
暴れようとするけど、力が全然入らない。今の僕ならセリアなんて、瞬殺できるくらいの力があるはずなのに……疲れているのかな……
「シャルル……坊ちゃま……」
セリアが僕のことを強く抱きしめると、そのまま母上のベッドの横まで連れて行った。僕は思わずぎゅっと目を瞑る。
「坊ちゃま、奥様にご帰還のご挨拶を」
「……うん」
そうだね。ちゃんと挨拶をしないとね。僕はゆっくりと目を開け、
「ははうえ、シャルルは冒険の旅から、たったいま戻りました。突然旅に出るなんて、わがままを言ってすみません。これからはずっと母上のそばにいますから……ははうえ、どうか起きてください。ははうえ!」
「坊ちゃま……くっ」
そして、僕は母の胸におかれた手を取ろうとする。
「ははうえ……お待たせしてごめんなさい……間に合わなくてごめんなさい……ああ、こんなに冷たく……冷たく……? 冷たく無い? あれ?」
「坊ちゃま?」
母上の手は、まさしく優しい人のぬくもり。あれ? あれれ?
「なんだ? ドアをどうした? おい、シャルル! 玄関の子供達は……」
寝室の入口から騒々しく父の声がしたので振り返った。そこには僕らをみて足を止めた父の姿があった。
「って、どうしたセリア、なんで泣いているんだ? あ、シャルルも泣いている? 誰だ! うちの可愛い息子を泣かせたのは!」
「ち、違います。それより父上! 母上は一体どうしたんです? 呪いですか? 魔王との戦いの影響ですか?」
「ん、ああ……ちょっと待ってろ」
父上はズカズカとベッドに近づくと母上の手を握り、何かブツブツと唱えた。すると青白かった母上の顔に薄っすらと赤みが戻り、すぐさま目を開いた。
「ふふ、あなた。ただいま」
「おかえり、マリア」
「へっ?」
母上が身体を起こす。特にフラフラしている様子も無い。
「ははうえ! よがっだー! 死んじゃったかど、おぼいばしだー!」
僕は思いっきり母上の胸に飛び込んだ。柔らかい胸が僕を受け止める。
そうここが、ぼくの帰る場所だった! もうどこにもいかないぞ! これが僕のオッパイだ!
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ようやく気持ちも落ち着いたので、とりあえず母上の事を父に問いただしてみる。
「父上! なんで母上は起きなかったんです?」
「ん? だってエズの村で、マリアにあっただろ?」
僕に問いに対する回答はあっさりしたものだった。
「会ったって、あの幽霊みたいな姿ですよね。あれを見て、帰ってきたら母上が動かないじゃないですか! 僕はてっきり……」
「ああ、あれ、マリア、あの後、説明してなかったのか?」
「ごめんなさい。私もさすがにジャックの一撃を防いだので疲れてしまって、ずっと眠っていましたの」
「そうか、がはは! そりゃ、シャルルが驚くのも仕方ないな」
「そうですねー」
「ち・ち・う・え! は・は・う・え! 説明してください!」
「「はい!」」
「シャルルを送り出した後、マリアにこってり絞られてな。いくらなんでも4歳は早過ぎる、私も付いて行くってな。でも、もうお前は出発しちゃった後だろ。それにせっかく息子が独り立ちするっていうのに母親同伴じゃなぁ。マリアがいないと俺も寂しいし」
ふむふむ。
「って事で、とりあえず、マリアの身体と精神を分離して、精神の方を、お前に渡した鎧に紐付けたんだよ」
「驚きましたわ! 鎧の中に入った途端、魅了が暴走しちゃってセリアはシャルルに迫ってくるし、海賊船でもちょっとずつ漏れちゃって、親方さんがおかしくなっちゃいましたしね。精霊魔法の強化も少し暴走したみたいでしたわ」
「お、奥様! あれを見てたんのですか? それにチャームって!」
「は、ははうえ! じゃあ、ずっと一緒にいたんですか?」
「ええ」
満面の笑みの母上が怖いんですけど……
「ちゃんとコントロール出来るようになったのは、ダンジョンに入ってからかな」
そういえば、鎧を着けっぱなしでも臭くならなかったし、何回か粗相もしちゃってたのは……
「私が洗濯してました」
「迷宮で着替えや食事の準備は?」
「私が用意しましたよ」
「夜中、寂しくなった時に、誰かがギュッとしてくれたような気がしたのは……」
「私ね」
顔が火を噴くような感じで真っ赤になるのが自覚出来る。だってそうだろう。あんな事やら、こんな事やら……それが全て母親同伴だったなんて……俺には耐えられん!
思わず母から目を逸し、父を睨みつける。
「それに父上! 母上のベッドの状態は何だったんですか? 匂いの強い花が一杯! 腕を胸の上に組んで……これじゃ……これじゃまるで!」
「ああ、すまん。マリアがいるんだけど、いなかったのが寂しかったので、毎日花を贈っていたんだ。ここ何日かは置く場所に困って最後はマリアの周りに……」
よく見れば、ベッドの上じゃなくて、部屋中が花瓶だらけだ。そりゃ、匂いが部屋中充満しているわけだ。
「シャルル」
「はい」
背後から母上が声をかけてくれた。
「おかえりなさい」
「はい」
僕は振り返り、もう一度、母上の胸に顔を埋めた……
これが僕の最初の冒険のラストシーン。
色々あったけど、大団円ってやつかな。
この後、父と母にリナたち12人を紹介した。リナも含めて色々と話し合った結果、全員、屋敷に雇い入れる事を前提に、ここで暮らす事になった。教育も受けさせて上げられるそうだ。僕も一緒に勉強をしていく事になる。
エズ村での出来事は、「赤い悪魔」事件として語り継がれているらしい。ただ、その「赤い悪魔」は身の丈が3階建くらいの建物ほどもある巨人で、全身は赤い鱗で覆われ、目は白目。額に角がある化物という事になった。多分、タニア婆さんとジョゼが話を膨らませてくれたんだろう。
赤い悪魔と呼ばれる原因となった僕の鎧は、タンスの奥に仕舞い込み、僕は再び、幼い父上と母上の息子シャルルに戻った。僕の冒険は本当に終わったんだ。
ん? 肝心な事を忘れていないかって? ああ、そうだね。そうだったね……
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年頃の子供の前でもイチャつくのを止めない両親ってどうなんだろう。それを四六時中見せられる僕の情操教育っていうものに、少しは気を使ってくれ!
「もう無理! もう嫌だ! 今度こそ、出ていきます!」
ここが我慢の限界!
僕はそう思い、予め準備していたスーツケースを持ちだした。タンスの奥に眠っていた赤い鎧も念のため詰め込んである。
「ははは! マリア、シャルルがまた出て行くそうだ」
「そうみたいね。何が不満なのかしら。でも、来月から魔法学院に留学でしょ。もう、そのまま出発って事でいいんじゃない?」
「それもそうだな。シャルル、よし行って来い! 忘れ物はするなよ!」
完全に見透かされている気がする。まぁ、僕の家出も日常茶飯事だしなぁ。でも今回は違う! このまま学院を卒業するまでは戻らないつもりだ。なので、しっかりと決意表明をしておこう!
「準備万端です! 忘れ物はありません! 大丈夫です! もう戻りませんから!」
でも、ちょっと不安になったので、少し補足しておこう。
「……たまにしか!」
情けなかったかな。まぁ、僕らしいって言えば僕らしいか。
「うん、元気で行ってらっしゃい!」
「おい、忘れ物だ!」
父上が、階段の上を指差す。
そこには自分の身体より大きなスーツケースを必死に下ろそうとしている女の子がいた。
「忘れていませんよ」
僕は慌てて階段の上まで上がり、スーツケースを持っておりる。小さい頃の冒険のおかげで、僕の力は普通の人間の何十倍もある。あれからも鍛えたしね。
「それでは、本当に行きますからね! あ、母上! 今度は付いてこないでください。もう僕は子供じゃないんですから!」
「わかってます。もう信頼していますよ。でも、忘れないでね。何歳になっても、私の子供って事は止められないのよ。辛くなったら……じゃ、少し情けないわね。どんな些細な事でもいいわ。何かを成し遂げたら、帰ってらっしゃい」
「はい……行ってきます!」
大きなスーツケースを2つ抱え、僕は表に出る。
大騒ぎして家を出たけど、そこは予定調和。今日の出発は、なんだかんだと準備はしていたので、外には馬車が待機させてあった。イチャつく二人に我慢できなくなったのは本当だけどね。でも、母上のは、もう僕のオッパイじゃないから仕方が無い。
ツンツン……
裾が引っ張られた。
振り返ると、真っ黒な髪を腰まで伸ばした女の子が不安げに僕を見上げている。
「兄様、私を置いていくの?」
「何を言っているの。一緒に行くに決まっているでしょ。僕たちはいつも一緒だよ」
不安げだった僕の妹の顔に、満面の笑みを浮かぶ。
妹の腕を支え、馬車の中に座らせる。乗り心地も配慮してあるから大丈夫だ。
御者の席には僕が自分で座る。今回の旅は保護者同伴では無い。さぁ、行こう! これからが本当の僕の冒険の始まりだ!
……あ、ちょっと違うか。馬車の方に振り返って妹の顔を見る。
今度は「僕」じゃなかったな。うん。ちょっと訂正。
さぁ、出発だ! 僕たちはこうして冒険の旅に出た!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
これにて、第1部完です。「完結設定」は「この話で完結します」を選んじゃいました。
タイトルだけを並べるという、プロットにはなっていないプロットからスタートして、途中、なかなか書き進まないという事もありましたが、ようやく予定していた所まで終わらせる事が出来ました。
続きは、ちょっと時間を空けてになると思います。
予定している出だしはこんな感じ……
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深い闇に閉ざされた迷宮の奥深くで三百年の時を経て、ソレは目覚めた。もし、その姿を見るものがいたら、驚くだろう。壁に埋め込まれた岩塊が突如、動き出し人の形を成した事を。少しずつ、身体から岩が剥がれ落ち、やがて一人の男が姿を表した。長年、岩と同化していたせいか、表情はとぼしく、開いた眼窩の奥には黒目が無い。
……ククク、ようやく時は満ちた……長きに渡り封印されたこの恨みを、全ての人間どもへ
その男の口は開く事はなかったが、どこからか発せられた野太い声が迷宮内に響きわたった。
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どんな感じになるんでしょうね。
第2部は第1部のエピローグの後、シャルル12歳の物語になる予定です。一応、第1部で出てきた人たちも登場します……という所だけ決めています。シャルルの4歳から12歳までの話は、機会があればどこかで……。
第2部以降は、シリーズとして別作品で投稿するか、この作品の完結設定を外してタイトル変更の上、再開するかは、まだ決めかねています(作者の期待と較べてブックマークが伸びなかったので、別作品でもアリかなと、あざとく計算しています)。あと、ライブでがーっと書き進めちゃいましたので、一度、第1話から推敲しなおす予定です。主に誤字脱字の修正と、若干の表現の見直し程度で、ストーリー上は影響が無いはずです。
ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。もし、よろしければ作者のやる気増進のためにも、評価をポチってくださいませ。多分、この後書きの下の方にあると思いますので、ポチッと、ポチッと押してやってくださいーー!
勿論、感想もお待ちしております。
さて、中途半端に止まっちゃっている「人類は滅びますが、電子の世界で生きていきます」の続きを書かないと!




