日常
「起立、礼、ありがとうございました」
授業が終わりクラスの各々が移動し、食事を始める。
そんな中、屋上でフェンスの間から下を覗き込む少年がいた。それが冬音 絆である。
「みんなが、、、動きだした」そう呟いた瞬間、屋上に繋がる階段のドアが開く「お前、まだ厨二病拗らせてんのかよ、、、引くぞ」「いや、ちょっと呟いただけだっつーの」絆の呟きに反応した少年、西野 瑛二は絆の4人の友人の一人だ。
「なぁ瑛二、あいつらはまだ?」「あぁ、さっきまで一緒だったからそろそろ来ると思うぞ」瑛二は絆の問いかけに答える。そして階段を登って来る音が聞こえてきた。
ドアがゆっくりと開く「いやー、ごめんごめん、ちょっと購買混んでてさぁ〜」「というか風来を抱えてたからだろ」「zzz」少し半笑いしながら理由を説明する紅 洸静少し理屈っぽい口調で話す鏡音 雷人そして寝ている有咲 風来絆の友人がこれで全員揃った。そこから5人は座り込み弁当を食べ始めた。
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「なあなあ、何で絆は彼女いねーの?」弁当を食べながら会話をしていていきなり絆の彼女の話題を振ってきた。「いや、俺は瑛二みたいにモテないよ、そこまで顔も良くないし、運動神経なんて壊滅的だからな」不機嫌そうに絆が言うと皆が反応する「元、サバイバル部、部長なのに、か?」雷人がそう返すと他の3人も頷く「あれは、中学の時に変に憧れていただけだよ、まぁナイフだけ渡されて無人島で暮らせって言われたら10日ぐらいは生き残れるけどな」まっ仮にも部長だしな。絆は心の中で少し自信気に思っていた。
「いやぁ、かなり自慢に思ってるような顔してるねぇ」洸静が煽るように言うと絆は急いで顔を背ける「満更でもない反応だね」「うんうん」洸静の追撃にいつの間にか起きていた風来が賛同する。そんなことをしている間にも絆の顔がどんどん赤くなる。
「なんか絆、顔おかしいよ?」「風来、心配のつもりかも知れないけどしれっと追撃してるから!」風来の発言に瑛二がツッコミを入れる「いやぁ、待ってその反応wwお腹ねじれちゃうからやめてww」連鎖的に洸静が腹を抱えて笑い出した「はい、もうその辺にしとけよ」雷人が洸静の肩に手を置き絆のイジリは一区切りついた。
「なあ、火くれよ」と瑛二が発した何の脈絡のない言葉に唖然していたがすぐに補足の説明が続く「花火もらったからさ今からやらね?」「いやマッチならもってるけど、今昼だぞ」絆がそういうが線香花火だけならという条件付きでプチ花火大会が行われた。
大きなチャイムの音が鳴る。──────────
「おい、もう昼休み終わりかよ」瑛二が文句を言う
弁当を食べ終わった一同は屋上でくつろいでいたがチャイムの音により片付けを始める。
「おい、風来起きろ」「zzz」雷人が風来を急かすが起きる気配が全くない。
「ねぇー、なんかさぁ5限目大事なやつじゃなかったっけ?」洸静が片付けながら疑問を投げかける
その疑問に対して少し心あたりがあった絆は記憶を掘り起こす。大事な人の集会?、、、「今日集会じゃねえか!」気づいた絆は急いで瑛二達に伝え、風来を抱えながら廊下を走り始めた。「残り3分ギリ間に合うか!?」「場所は運動場だからほんとギリギリかもな」息切れ寸前の絆に反応したのは雷人だった、
雷人は絆の胸元を見てすぐに絆に聞いた「お前、名札は?」「あ」絆は急激な方向転換をする「教室までとり行くから、先行っててー!」
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急いで走っていると自分の教室の前に人影が見えた
「遅いぞ冬音、教室の鍵を閉めれないじゃないか」人影はあまり話したことのない学級委員長、髙橋だった「ごめん、少し遅れてな」「おかげでこっちも遅刻だ」少し会話を交わし急いで絆は運動場に向かった
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「ギリギリ間に合った、、、けどあいつらとは離れちゃったな、、、」絆は移動しようしたが、壇上に立った人間を見て驚愕した。その男は社会を知らない絆ですら知っている、日本を一人で動かせてしまう人間加良羅技 浩一が立っていた。そしてその第一声はとんでもない物だった「君たちには殺し合いを行ってもらう、拒否権はない」そんなことを言った。一瞬の静寂が訪れ直後、疑問の声や困惑の声ましてや嘲笑する声もあった。だが絆はなぜか嘘のように聞こえなかった。この殺し合いが本当に始まってしまうとそう思った。




