第40話 サンゴ・オルガ
時は遡って、得体の知れないやつに襲われて
頭がついて行かずに 変な言葉使いの兄ちゃんの声がしたと思ったら蝙蝠に連れられて…
そこから記憶が一旦途切れたオレ。
名前はサンゴ・オルガ
目が覚めたら痛みは無いし、傷は無いし一体どういうことだ?
実は結構前から気づいていたが起きるタイミングが分からず狸寝入りをしていたわけだが…
目を開けてはいないので、音だけで判断するしかないんだよなあ
カチャカチャ音が聞こえる…これは何の音だ?
(いや、あんたらおかしくねぇか?人ひとりが襲われてさ、さっきまでは生死をさ迷っていたんだ!それをこんな、ピクニックみたいな…っ!どうかしてるだろ!!!)
ドンゴが怒ってんなあ
ピクニックみたいなことをしてるってことか。
こいつらの頭ヤバいな
・
・
・
・
(そうだな…お前の意見ももちろんだ。俺たちはたまたま居合わせただけだが、そこの執事の言う通りでもある。今はこの者の回復を待つ他ないと思う…いきなり巻き込まれたのだから難しいと思うが、男の顔色は良くなっている。ただ眠っているだけだろう)
なんか良いこと言われてドンゴも落ち着いたな
ちょっと待った。この声…どこかで聞いたことあるぞ?
・
・
・
・
おいおいおいこれはどういうことだ?
ちょっと待った!
皆でバルゼルムだと?!絶対に行かねぇぞ!
ドンゴには悪いが、居酒屋でのアレは間違いなくオレに向かって投げられたナイフだ
あの噂は本当だったんだ
ドンゴを囮にしてオレだけ逃げよう
魔王国で起こったあの青い土の事件に関わってる奴が裏で指名手配を受けているって話
あの居酒屋で待っていればレクスに会えるかと思っていたがまさか魔王軍が出てくるとはな
履歴書があるとか言って取りに行くと見せかけて裏口から逃げようとしたのに!!
まさかあの中に、オレを監視しているやつがいるのとは
・
・
・
・
女を盾に逃げようとしたが、無理だった…
あ"ぁもう!!
なんなんだよコイツら!!!
ドワーフもいたなんて知らないぞ!
木には引っかかるし、、ナイフで刺されるし、、
オレもう散々…
そういやあの執事に抱っこされてるガキ
確か魔王国の王子だったか
まだ
オレにもチャンスはありそうか?




