釣りは魚が釣れるとは限らない
綿子はトガニーから頼まれた魚を釣るため近くの海で釣りをしていた。
釣り初心者の綿子は全く釣れない状況にイライラしていた。
「全く釣れないし
釣り面白くないから適当にそこら辺で買えばいいかな・・・」
クエストに真面目になって自分の懐を痛めようとしてる綿子。
日が暮れてそろそろ引き上げようとした頃、竿に何かがかかった。
「ふぉぉぉぉぉ!
なにか来てる!来てる!」
今まで飽きてたことからいつも以上に興奮している。
「いたたた!
ユー何してるの!ミーは餌じゃないよ!」
「亀・・・?
どうして亀が釣れるの
お呼びじゃないんだよ!」
理不尽なことを言い出す綿子。
「それはナッシング!
ユーが釣り上げたのが悪いのであってミーは悪くない」
口調のおかしい亀に綿子も負けじと怒りだす。
「そういう言い方はないんじゃない?
そうだ、トガニーさんに頼んでスッポン料理作ってもらおう。そうしよう」
「クッキング!?
恐ろしいマウスね!
とにかくミーは傷付いたから今からトゥゲザーよ!」
「えっ?えっ?」
亀に咥えられたまま海に引き摺られる綿子。
(あばばばば
溺れる!死ぬぅぅぅぅ!)
亀と一緒に深海に引きずり込まれる綿子の目の前には一面が金で光る城がそびえ立つのである。
「お帰りノコノコ、そちらのお客様は?」
「マミー!
このボーンがミーをクッキングするって!
怖かったのでアブダクションしてきたんだ」
「動いてないじゃない・・・
拉致する時はきちんと生きてる状態で連れてきなさいってあれほど言ったでしょ?」
「ソーリー
バット!ストロングそうなボーンだからノープログレムね」
「まぁいいわ
城の中の空いてるベッドに寝かせて起きたら連れてきてね?
死んでいたら地上に還してきなさい」
「オッケーマミー」
横たわり全く動かない綿子を尻目に会話を続ける二匹。
知らない場所に無理やり連れられた綿子がどうなるのかは神のみぞ知ることとなった。




