似非英国王室と貴族
「こんにちはー!
誰かいらっしゃいますかー!?」
綿子はアイアムポテトから紹介された「ぼっちの皮をかぶったぼっち連合」に来ていた。
ピンクや赤で派手な見た目の建物だが、綿子は「色が可愛くてお洒落」としか思っていないようだ。
「ぅるさいわーょ(笑)
あなただーれ?」
いかにもゴージャスな服を着ている骨が目の前に現れた。
「えっと・・・フライドポテト?さんの紹介で来ました綿子です!
一緒にクエストを手伝ってくれる人を探してます」
「ぃかないわーょ(笑)
ここは英国王室で私は皇女の奥田・K・ブルーレットなーの!
あたまが高いわーょ(笑)」
綿子は今までで出会ったことがないタイプの登場で絶句していた。
アイアムポテトが気難しいと言っていたので頑固なイメージがあったため、この接触は想定外で完全に呑み込まれていた。
「ブルーレット皇女様その辺でにしてはどうですか?
そこの方が可哀想ですわよ」
こちらも扇子をパッと閉じながらの登場でさらに場が混乱した。
「これはクリトさん。アイラビュー」
「ブルーレット様アイラビュー」
この空気についていけない綿子は一歩も動けなかった。
「それでそちらの方はどちらでしょう?」
「ぃきなり入ってきた侵入者ですわー(笑)」
「あら、そうですの
そこのあなた。名前をおっしゃいな
妾はモンテ・クリスト伯と言います
皇女様の御前です!頭が高くなくて?」
あのデスキングですら言わなかった頭を下げろというこの二人はきっと偉い人なのだろう。
「ご、ごめんなさい
あの!ところでお願いがあってきました!
クエストを一緒に行ってくれるチームを作りたいと思ってるんです!
一緒にやりませんか?」
呑み込まれていてもへこたれず偉そうな相手でも従わない綿子の精神力は強い。
「クエスト(笑)
私はぃかないわーょ
クリトさんいってらっしゃい」
「皇女様。どこの馬の骨と知らない者と妾が共にしろと仰いますの?」
「洞窟にある宝石がほしぃーの(笑)
tuitaにあげるわーょ(笑)」
「まぁ!それは素敵ですわね!?
この骨を盾にすればよろしくて?」
「ぉまかせーょ(笑)」
「え?え???」
当事者の綿子を無視して勝手に話が進んでいる。
「いそぐのーょ!
クエスト(笑)をとられたれ容赦しませんわーょ?」
いきなり雰囲気が変わる皇女様に綿子はデスキングとの対談を思い出してお漏らししかけた。
「は、はい!不束者ですがよろしくお願いします!」
こうして綿子とモンテ・クリスト伯は洞窟に向かうのであった。




