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第零話 汚れた本
そろそろ出さな不味いよねと思い
△▽△
今日は一年に一度の大掃除。僕は2階の書庫担当だ。奥にある大きな本棚である程度作業をして少し、僕は薄汚れている重そうな本を見つけた。
「ねぇー父さん!!書庫の奥の方になんかあったんだけどこの本何ー!!」
僕は奥のキッチンを掃除してる父さんに叫ぶ。
「あー!?どの本だー!?ちょっと見せに来い!!」
ーー面倒くさいけど仕方ない。そう思い、僕は本を手に取り、階段を下りる。途中にある魔道具に躓きそうになりながら、僕はキッチンにたどり着いた。
「んで、この本なんだけど。」
父さんに本を差し出す。
「…あぁ!これはガーネット魔生物連合の建国物語だな!」
「ふぅん、半世紀前くらいに出来た魔生物の国の?にしてはあまり綺麗じゃないけど。」
「それはな、父さんが読むかなと思って古本屋で買ってきた本なんだよ。…どうせだったら後で読んでみたらどうだ?俺は今別の本を読んでるし。」
「なら遠慮なく。」
そう言って僕は掃除してた書庫に戻り、その辺の机の上に本を置いて暫く作業の続きをした。
ーー結構疲れた。そうだ、気分転換にあの本を読んでみよう。
そう思い、椅子を引っ張り出し、腰かけて、僕はその分厚い本の最初のページを捲った。
ひと口サイズの物語的な何か。




