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力の行方 ルーフェイア・シリーズ08 作者:こっこ

Chapter:01 依頼

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Episode:07

◇Rufeir
 シルファ先輩の個室で詳細を詰めてみると、けっこう厄介な任務だった。
 まず警護する相手というのが、アヴァン公国の王子。しかも、過激派が動いているらしい。

 これだけだって十分厄介なのに、この王子を通っている学校まで含めて、フォローしなくてはいけないという。
 せめてもの救いは、アヴァンの建国祭までで、期間が短いことだろうか?
――屋敷にこもってれば、問題が少ないのに。

 おおっぴらな警護ならともかく、こういう隠密の任務じゃ目立つ武器の携行もできない。あたしの太刀だって微妙だし、シルファ先輩のサイズ(大鎌)は間違いなく無理だろう。
 これがいちばん厳しかった。あたしも先輩もサブの武器を持っているし格闘技も使えるけれど、戦闘能力の低下は避けようがない。

「魔法と精霊が頼り、ですね」
「そういうことになるな」

 けど魔法って、意外と小回りが利かない。威力が大きくなればなるほど、容赦なく周囲を巻き込んでしまう。
 精霊にいたっては、言うまでもなかった。

「ともかくここで言っても仕方がない。手持ちでやりくりするしかないだろう」
「ですね。――あ!」
「ん?」
 あたしが小さく声を上げたから、先輩は不審に思ったみたいだ。

「どうしたんだ?」
「えぇとその……同行する人数、増やせませんか? あと1人か、2人くらい……」
 ちょっと説得できるか自信がないけれど、とりあえず言ってみる。

「そのくらいなら大丈夫だろうが……なにかいい考えでも?」
「ナティエス、呼びたいんです。あとできれば、ミルも」
「ミル……あの、ミルか?」

 案の定、シルファ先輩の顔色が変わった。タシュア先輩も呆れた顔になる。

「ナティエスはともかく、ミルドレッドなど連れていってどうするのですか?
 かき回された挙げ句、任務に失敗しそうですがね」
 いつもながら厳しい。でも今回は、この2人を連れていった方がいいような気がした。

 ナティエスはああ見えて、いろいろ特技がある。とくにシーモアがいれば、スラム出身同士で目立つことなく、様々なことをやってのけるはずだ。
 そしてミルは……。

「ミルは、アヴァンをよく知ってます。地理的にも、情勢的にも。ですから、一緒に行ってもらった方がいいと思うんです」
 現地を知っている人間がいるのといないのとでは、そうとう状況が違ってくるはずだ。




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