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力の行方 ルーフェイア・シリーズ08 作者:こっこ

Chapter:02 任務

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Episode:14

「あ、ねぇねぇ、そこの執事さぁん。あたしたちシエラ学院から任務で来たんだ。
 でね、お部屋、どこ行ったらいいの〜?」
 天衣無縫もここまでくると、そうとうの威力だ。呼びとめられた執事?も、不審に思うより先にミルの質問に答えてる。

「シエラ学院の皆様ですか? 少々お待ちください。すぐにご案内しますので……」
「ありがと〜♪」
 なにがなんだか分からないまま、気が付くとあたしたちは、割り当てられた部屋にいた。
 ちなみに由緒正しい家柄なだけあって、調度品なんかはどれも一級品ばかりだ。

「この続き3部屋を、どうぞお使いください。それからなにか御用がおありでしたら、こちらの呼び鈴を……」
「はぁい♪ じゃぁまたよろしくぅ〜♪♪」
 ミル、ウインクひとつで執事?を追い出す。
 あまりの展開に、みんなしばらく呆然としたままだった。
 しばらくしてからようやく、シルファ先輩が口を開く。

「今のうちに……いろいろ点検した方がいいんだろうな……」
「そうですね……」
 才媛で知られるエレニア先輩も、やっぱりいつものペースがない。

「えぇと……ともかくお嬢さんたち、荷物出してみて。ほらミル、妙なことをするんじゃないの」
 エレニア先輩、ロア先輩以上に面倒見がよさそうだ。あたしたちの荷物を、ひとりひとり点検していく。

「シーモアは問題なさそうね。ルーフェイアは……これだけ?」
「はい」
 あたしはほとんど、荷物は持ち込まなかった。着替え以外は武器と、自分用にアレンジしたツールキットだけだ。

「驚いた。これで済ませられるなんてあなた、じつは慣れてるんじゃない?」
 エレニア先輩、鋭い。
 あたしがシュマーの人間で尚且つ戦場にいたことは、知っている人はみんな黙ってくれてるけど、これじゃばれてしまいそうだ。

――どうしよう。

 今までだって学園長やらロア先輩やらタシュア先輩やら、そうとう知られてしまってる。これ以上知られたら、学院を退学することになりかねない。
「えぇと、その……」
 どう答えていいのか困り果てて、あたしが口篭もっていると、横から助け舟が入った。

「エレニア。こみ入ったことには、立ち入らない方がいい」
「こみ入ったこと、ですか……?」
 まだどこか訝しげなエレニア先輩に、こんどは嬌声が振りかかる。

「せんぱい〜、そんなのいいから、あたしの、あたしの〜〜!」
 ミル……。
 けどこれ、もしかしてわざとやってくれてるんだろうか?
 ともかくこの騒ぎで、エレニア先輩の注意がミルへ移った。




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