49/334
46
「かんぱーい!」
ドラゴンを倒したことで祝勝会をしようとなった。ギルドを借り、ドラゴン討伐を祝う。
そして俺は絶賛レベルアップ酔い中だ。気持ち悪い……
「おいおい、まだ酔ってるのか?」
「うるさい、お前はもう酔っぱらってるのか?」
「はは! それだけ憎まれ口が言えるなら問題ないだろう」
彼女の明け透けな態度は嫌いではないが、レベルアップ酔いをしている今では鬱陶しさしか感じない。空気を読んで欲しい。
「はは、君は本当に面白いな。どうだい、良かったらあたしと結婚しないかい?」
「断る」
「それは残念だ」
肩をすくめるカサンドラ。こちらの女性は豪快すぎる、口を開けば結婚、結婚って。まるで男の幸せが結婚にあるかのような言い方だ。
「あらダメですわよ、彼は私と結婚するのですから」
そこに乱入してくる貴族の女、こいつも結婚と口にするタイプなのか。
「誰がお前なんかと結婚するか。俺の結婚相手は俺が決める。」
おいそこ、なんで意外そうな顔するんだ。
「おい、そういえばお前。明日は空いてるか?」
「え!? ワタクシですの?」
「お前だ。言いたいことがあるから明日ギルドの裏に来い」
「――!? わ、わかりましたわ」
人の悪口言っておいてタダで済むと思うなよ!




