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7/30 初心者必見最強コンボ

ランプの魔人に頼む三つのお願いで最強のコンボを考えていた夜。


2時間くらいベッドの上で考えた結果、「セーブ&ロード」「洗脳能力」「どこでも出張!最強AIアシスタント」であることを結論付けた深夜。


主にランプの魔人に頼む3つに込められる願いである金、権力、寿命を確実に、かつスマートに叶え続けられるのが上記三つのコンボである。


まず考えるべきは生活面。


ここで平時の不安材料となってくるのが、「収入」と「健康」そして「天井に張り付いたバスター・ニンジャに襲われること」。


①収入


これは簡単だ。

まずはセーブポイントを置き、適当に1週間過ごす。

1週間後、「どこでも出張!最強AIアシスタント」にここ1週間で1番儲かる株かなんかを教えてもらい、1週間前をロードしてその情報をAIアシスタントに丸投げするだけである。


これを1週間ごとに繰り返せば金は無限に手に入る。

何せ最強!なので。



②健康。


これもまたセーブ&ロードで解決である。


風邪を引いたら予め設定しておいた数日前の健康的な時間をロードし、次はより一層健康に気を遣えば良い。



③バスター・ニンジャ


バスター・ニンジャとは、何物もバスターする最強の肉体を持ったジャパニーズ・ニンジャである。


駆けるだけで地が割れ、飛ぶだけで空を抜け、息を吐くだけで周囲が凍てつく。


あまりの身体能力に全くもって忍ぶことができないため全身をヴィブラニウム合金性の装束で包んでいるニンジャである。


これへの対処だが、ここでようやく洗脳能力が役にたつ。


バスター・ニンジャはニンジャなので天井に張り付き、かつバスター・クナイが日光に反射するため明るい時には攻められない。


そして私の部屋は基本的に夜にずっと灯りがついている。


洗脳能力はこちらが先に相手に気付けば対人において最強。


バスター・ニンジャは天井に張り付いたまま何もできず私に敗北する。



次に長期的な視野で考える必要があるのが、「寿命」、「暗殺組織超絶催眠破壊マッドネス社に狙われる」「セーブ&ロードを繰り返し無限に分岐した世界線の中で気が狂う」


である。


①寿命


これに関しては、これまたセーブ&ロードを使用する。

若い時にセーブをしておき、ある程度歳を取ったらまたやり直せば良い。



② 暗殺組織超絶催眠破壊マッドネス社


催眠アプリを販売して金を稼いでいる彼らにとって、私のような洗脳能力者は商売敵でしかない。


よって催眠によって明かりを克服したバスター・ニンジャを大量に送り込んでくるのだが、やはりニンジャである以上一度天井に張り付くフェーズが必要になる。


であれば稼いだ金を利用し、天井にカーボンファイバー製のブレードをつけたファンを設置すれば、ヴィブラニウムの防護虚しく彼らは天井に張り付くフェーズで皆切り刻まれ終了である。



③発狂性


最後にセーブ&ロードで無限に分岐した世界についてだが、当然セーブ地点に戻る度私の行動は少なからず変わるわけだからセーブ地点毎に無限の分岐世界が広がることになる。


また、それぞれの時間軸でそれぞれのセーブポイントが乱立するため、無限の世界線の中で自分の元いた場所がわからなくなることもある。


そうなった時に気が狂わなくするための、洗脳能力である。


自己暗示である。


メンタルを安定させ、そして固定する。

私は無欠の存在となる。



最後に考えるべきは、「絶対殺すマンに襲われる」「宇宙ごと破壊される」「おばけに襲われる。」という理不尽への対抗である。


①絶対殺すマン、宇宙ごと破壊


絶対殺すマンとは絶対に殺して来るマンである。


彼の前にはあらゆる攻撃及び防御は通用しない。


その名に掲げた言葉通り、何をしようと何処にいても突然に心臓を抜き取られ死ぬ。


また、宇宙の破壊も同様である。


それは瞬間的なものだ。


ビックバンによって押し上げられていた幕が崩壊し、無の無限の圧力に一瞬で世界は圧縮される。


ここで考えるべきは、認知すら及ばない死に対しての抵抗である。


組み立てるべきコンボは以下である。


「特定の刺激でロードのコマンドを実行できる洗脳を自身にかけておく。」


「肉体が蘇生不可能なほど破壊された事をどこでも出張!最強AIアシスタントが認識し、私にその特定の刺激を与える。」


「刺激によって発動した洗脳により、安全圏に自身をロードさせ、死を回避する。」


リスポーンコンボである。


絶対殺すマンであろうと、私を一度殺している以上過去にまで追跡することはできない。


宇宙の破壊も、遥か先のことである。


これにより、私はどのような場合でも不死を実現できる。



②おばけに襲われる。


残念なことに、これへの対処は存在しない。


やってきたのだ。

不可能だった。


三つの願いの最強コンボを考え続けたまま寝た事により、私は夢の中にその三つの力を持ちこすことができた。


最初は無敵だった。

無限に稼いだ金を用い、食っちゃ寝しながら瞼の裏にYouTube shortを映し出す研究を進めていた。


だが悲しいかな、ランプの魔人そのものが厄ネタである。


それは呪われた力だった。


なんか家の電気は消えるし、隣人の顔は目が口の中にあるし、夜道は暗いし。


「お化けとかいたら表示して。あいややっぱいたら怖いから無しで」


って「どこでも出張!最強AIアシスタント」に言ったし。実際。


故にいくら力を手に入れようと、魂に及ぶ恐怖は回避できない。


大人しく日々を過ごすことしかできないのだ。




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