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いつも月夜に血の宴  作者: 桂木 一砂
第二章:月夜の宴
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95.ある嗣子の目標

※第三者始点:ユリウス(アマデウス城 居候)



 吸血鬼の国は綺麗だ。

 夜しかなくて、昼がない。太陽が昇らない国なんだって。

 ずっと夜だけど、でもみんな眠ってばかりじゃない。お月様が出ているときは起きて、お月様が沈んだら夜だ。みんなが寝る時間。

 この国はどこもうっすら青白い光に満ちていて、とっても綺麗。


 吸血鬼の国は楽しい。

 町は大きいし、人もいっぱいいる。大きな石造りの建物もいっぱいあって、木だってたくさん生えている。たくさんの花が植わっていて、みんなそれを見て楽しんだりしている。道を歩く人がみんな笑顔で、僕まで楽しくなってくる。




 お城は真っ黒で格好良い。吸血鬼のお城なんだから、もっとおっかないと思ってた。

 たしかにちょっとお化けがでてきそうなところもあるし、そこは怖いんだけど、でも面白いもののほうがたくさんあるから気にならない。

 ただ、とんでもなく大きくて広いから、ちょっと遊びに行くと迷子になりそう。

 ヒューゴも一回迷子になって、大騒ぎになったんだって。だからふだん使わない部屋とか場所には行くなって言われてる。


 マリアお婆ちゃんは厳しい。食べ方がなってないって、ごはんの時に良く叱られる。アベル……アベル様って言えってこれもお婆ちゃんが言ってたけど、アベル様がまあまあって僕を庇ってくれるけれど、だいたい一緒になって怒られる。

 アベル様って偉いはずなんだけど、お婆ちゃんのほうが偉いんだろうか。


 イザベラってお姉ちゃんと、ヨハンってお兄ちゃんもいる。お城で働いていて、僕も見学させてもらった。楽しそうに仕事をしていて、僕もお手伝いさせてもらった。

 よくわからないことがいっぱいあって、たくさん失敗しちゃったんだけど、しょうがないって許してくれた。優しい。

 でも、厩ってところで大きな獣に触ろうとした時は、ヨハンのお兄ちゃんがすっごい怒った。危ないんだって。

 ちゃんと謝ったら許してくれた。やっぱりみんな、いい人だ。


 ここには、僕のおじさんみたいな冷たい目をした人はいない。




 ここには僕には知らないことばかり、はじめてのことばかりで、目がくらみそうになる。

 吸血鬼って怖いって聞いてたのにな。だから、吸血鬼の国ってところに来るのが怖かったんだけど、ここは全然怖くない。楽しい。

 ローラちゃんと会ってから、それと正反対のことばっかりだ。


 ローラちゃんは吸血鬼で、アベル様も吸血鬼だ。だから血を吸うみたいなんだけど、僕からは吸わない。他の人からもらってるんだって。

 吸血鬼に血を吸われると、頭がぽーってなって、何でも言うことを聞いちゃうんだ。だから嫌だなって思ってたし、噛まれるのも他の人が噛まれるのも嫌なって思ってた。

 でもここだと、吸血鬼が人を襲うのは見ない。お願いして血を貰って飲んで、それだけ。嫌がってる人も見ない。

 何だか不思議だ。噛まれるのって痛くないの? 何だか気になっちゃった。


 だから吸血鬼についていろいろ聞いてみた。フレッド兄ちゃんは面倒臭がって、あんまり教えてくれなかったし。

 たくさんのお話をしてもらったけど、僕には良くわからないことも多かった。難しかったけど、たぶんこう言うことだと思う。

 吸血鬼の国では、人は大事なごはんなんだ。僕たちが健康じゃないと、吸血鬼のひとたちはみんなお腹がすいちゃうからね。

 だから、僕たち人間が元気でいられるよう、アベル様みたいな偉い人はがんばってるんだ。


 そう思ったら、吸血鬼が全然怖くなくなった。噛んでも痛くなくて、言いなりにさせられないなら、噛まれてもいいかな。僕だってお腹がすくのは嫌だからね。

 そしてそんな風に考えているうちに、吸血鬼になるのも楽しそうに思えて来た。

 だからアベル様にお願いしにいったんだ。吸血鬼にしてくださいって。ヘレナお姉ちゃんとルーナお姉ちゃんも、たぶん賛成してくれたし。


 そしたら勉強しなさいって言われちゃった。吸血鬼になるには勉強と、大人になることが必要なんだって。

 結構面倒臭いんだね、吸血鬼って。




 フレッドのお兄ちゃんにあちこち連れてってもらったり、ヒューゴと一緒に遊んだりしているうちに、学園ってとこにも興味が湧いて来た。

 だって、知らないことばっかりだからね。勉強って面倒臭そうって思ってたけど、ヒューゴもやってるみたいだし、面白そうって思った。


 だから、ラナ先生やスーに読み書きを見てもらって、数字のやり取りを教えてもらって勉強した。

 そしていよいよ、学園ってところにも通うことにした。初等部ってところらしい。

 ヒューゴも一緒だ。ヒューゴはお兄ちゃん分ってやつらしくて、僕を学園のあちこち連れて行って案内してくれる。ちょっと自分勝手だけど、いい奴だと思う。一緒にいると楽しいんだ。

 たまにもうひとり、男の子と学園で一緒にいることがあるんだけど……何故かすぐ忘れちゃう。誰だったっけ?


 学園に行くようになったけど、寮ってところには入らなかった。マリアのお婆ちゃんが心配だからって止めたんだ。

 何が心配かはわからないけど、いろいろ“作法”ってのがなってないから駄目なんだって。お婆ちゃんが教えてくれるらしい。安心した。

 だから僕はお城から、毎日学園に通っている。




「……だ、だからこれは、旦那様宛てだと……!」


 お城に帰って廊下を歩いていたら、前のほうでお姉ちゃんたちが騒いでいた。何だろう。

 気になって近づいたら、珍しい組み合わせだった。


 ひとりはジュリエットお姉ちゃん。吸血鬼の女の人だ。

 絵とかよくわからないものが好きな人で、よく変なものを眺めては不気味に笑っている人だ。

 こないだ、いっぱいの人が働いてるところに大きな絵を飾ろうとして、アベル様に止められてた。アベル様、何だか真っ青な顔をしてた。そして絵は片づけられちゃった。フィリップおじさんとジュリエットお姉ちゃんがしょんぼりしてたけど、何でだろう?


 もうひとりはビアンカお姉ちゃん。この人は人狼っていうんだって!

 吸血鬼の人は、目が真っ赤で肌が白い他は、ほとんど人と変わらない。力持ちらしいけど、見ただけじゃわからないし。

 でも、ビアンカお姉ちゃんは見たまま人狼だ。白い狼の顔をしてる。

 フレッドお兄ちゃんも人狼らしいんだけど、狼の顔は見たことない。だから人狼って言われてもぴんとこなかったけど、ビアンカお姉ちゃんはそのまんまだ。綺麗だし、格好良い。


 でもビアンカお姉ちゃんはしゃべれない。狼の口と喉だから駄目なんだって。

 アベル様もカラスに変身すると喋れないっていうから、そういうものなのかな?


 だからふたりが騒いでるって言っても、ジュリエットお姉ちゃんの声しか聞こえない。

 何だか紙を取り合ってるみたい。玩具じゃないのに何だろう。


「どうしたの?」


 僕が声をかけても気づかない。いや、気づいてるけど、僕の相手をしてくれないんだ。

 ビアンカお姉ちゃんはじっとジュリエットお姉ちゃんを見つめている。ジュリエットお姉ちゃんはうろたえて、一生懸命その紙を隠そうとしてる。

 紙だと思ったのは封筒みたいだ。手紙かな?


「だ、だからこれはあなた宛てじゃない。どうしてもというなら、旦那様に許可を貰って――」

「――どうしました?」


 すっごくいいタイミングで、アベル様の声がした。

 アベル様は不思議そうに、ジュリエットお姉ちゃんとビアンカお姉ちゃん、そして僕を見つめていた。

 となりにヘレナお姉ちゃん……ルーナお姉ちゃんかな? ふたりは双子で見わけがつかないから、とにかく双子のお姉ちゃんのどっちかが一緒にいる。いっぱい紙を運んでるから、お仕事中なんだ。


「何だか珍しい組み合わせですが……何かありましたか?」


 アベル様は順番に僕たちの顔を見て、不思議そうな顔をしてる。たしかに、あんまり一緒になって遊ばないひとたちだ。

 でも別々にならたくさん遊んでもらった。

 ジュリエットお姉ちゃんがこっそり入れてくれた宝物庫ってところはお化け屋敷見たいで面白かったし、フレッドお兄ちゃんがビアンカお姉ちゃんを好きでべったりしてるから、遊技場ってところでビアンカお姉ちゃんと対戦したりもした。


 ビアンカお姉ちゃん、ゲームも強いんだ。カードゲームって奴も教わったけど、フレッドお兄ちゃんがビアンカお姉ちゃんに勝てたところを見たことがない。

 僕は何回か勝ったけど、フレッドお兄ちゃんがセッタイだな、とか言ってた。セッタイってなんだろう?


 お姉ちゃんたちは顔を見合わせて、それからジュリエットお姉ちゃんがおずおずと手紙を差し出した。


「あ、あの、旦那様宛てにお手紙が来ていたのですが、何故か財務省のほうに紛れておりまして」


 アベル様は不思議そうな顔をしていたけど、ジュリエットお姉ちゃんの言葉にびっくりしてた。


「ビアンカが何故か、この手紙を欲しがりまして。懐かしい匂いがする、と」




 僕たちは執務室までやってきて、みんなで応接ってところに座って黙り込んでる。

 ヘレナお姉ちゃん……たぶんそっちのお姉ちゃんが、僕の手を握ってくれている。吸血鬼の手はひんやりしてて気持ち良い。


「ええっとですね、ビアンカ。この手紙は……」


 アベル様が何だか言いにくそうに、もごもごとしゃべってる。良くわからないけど、アベル様の知り合いからのお手紙なんだそうだ。

 でもやっぱり、ビアンカお姉ちゃんはふるふると狼の首を横に振って、じっとアベル様を見つめている。手紙がやっぱり欲しいらしい。

 ビアンカお姉ちゃんの水色の綺麗な瞳が、じいいってアベル様を見つめている。アベル様はたじたじた。

 その横で、ジュリエットお姉ちゃんは興味津々だ。興味深そうに手紙とアベル様たちを見比べてる。


「どうしたことでしょうね? ビアンカの知り合いの書状なのですか? でも、宛先はアベル様ですし」

「えっとですね……」


 アベル様が居心地悪そう。手紙の中味が気になるのかな?


「そのお手紙って、どんなことが書いてあるの?」

「えーっと、それもですね、ちょっと……」


 アベル様、すっごい困ってる。どうしてそんなに困ってるのかな?

 ヘレナお姉ちゃんは黙って待っているだけだし、ジュリエットお姉ちゃんもじっとしてる。ビアンカお姉ちゃんは穴が開くほど……たぶんそんな感じで、アベル様を見つめてる。

 アベル様だけすごく困ってる。中身が気になるってだけじゃないみたい。


「アベル様、中身を読んでからお姉ちゃんにあげるかどうか、決めたらいいんじゃないの?」

「……そうしたいのも山々なのですが、実は難しい事情がありまして。中身は私宛ての手紙ではないかもしれないのです」

「どういうこと?」


 僕が首をかしげたら、アベル様は困り切った顔のまま、ぶつぶつ呟いている。


「……どうしましょう、いざ手紙が来て見ると、どうも……中身を確認してからか、そのまま手渡すか……いやでも、それも……それに安易に便りを出して欲しいと言いましたけれど、良い感情があったのかもわかりませんし……書いてあることがもし……」


 呟きながら、ちらちらビアンカお姉ちゃんを見てる。

 ビアンカお姉ちゃんに関係がある手紙なのかな。さっきも匂いがするって言っていたし。

 でも僕はよくわからないままだし、アベル様は困ったままだ。お姉ちゃんたちはじっとアベル様の返答を待っていて、すごく緊張している。


「……よくわからないけど、中身を読むのが怖いの?」

「え? え、ええ、そうですね」

「でも読んでみないと、中に何が書いてあるかわからないよ?」

「そうですが……」


 アベル様ははっきりしない。僕には不思議でたまらない。


「だったら、みんなで一斉に読んじゃえば?」


 そう言ったら、みんなの目がこっちを向いた。

 アベル様はちょっと目を剥いている。困ったままでどうしようもなさそうだったからそう言っちゃったんだけど、駄目だったかな。


「……まあ、このまま頭を突き合わせているわけにもいきませんし。私も仕事が待っています」


 ささっとジュリエットお姉ちゃんが手紙を取って、ピッってやって封筒を爪で切った。

 一瞬で爪を伸ばせる吸血鬼って、なんかすごい。面白そう。

 便利そうだから、やっぱり吸血鬼になってみたいな。


 アベル様がぎょっとしたようだったけど、ビアンカお姉ちゃんがぐいって身を乗り出して、ちょっと慌ててから諦めたみたいになって、ジュリエットお姉ちゃんの手から手紙を受け取った。

 それからテーブルの上に紙を置く。ビアンカお姉ちゃんが食いつきそうな姿勢で読んでいる。


 僕はまだ全部の文字は読めないし、手紙には難しい単語がいっぱいあるみたいだった。

 でも、手紙の頭の宛先が、“親愛なるビアンカ”ってなってたのがわかった。これってビアンカお姉ちゃんのことだよね?

 アベル様たちもちょっと遠くから手紙を見ていたみたいだけど、いきなりさっと立ちあがって、そっと部屋から出て行った。僕もヘレナお姉ちゃんに連れられて一緒に出る。ジュリエットお姉ちゃんも慌てて出てきた。


「……ねえ、どうしたの? 読みたくなかったの? 悪いことが書いてあった?」

「いえ、そうではありません。良いことが書いてありました」


 そう言ったアベル様は、さっきの困った顔が嘘みたいに笑ってた。

 いいことって何だろうって思ったけど、ヘレナお姉ちゃんも嬉しそうだったし、すごく良いことなんだろうね。

 ジュリエットお姉ちゃんは良くわかってなかったみたいだけど、アベル様たちが嬉しそうだったからよくわからないまま納得してた。


「……それにしてもあの手紙、すこしようすが変でしたが」


 ジュリエットお姉ちゃんがちょっと心配そうな顔になってる。アベル様が首をかしげた。


「と、言いますと?」

「いえ、明らかに宛先がアベル様で、間違うはずがないかと。国外から投函されたものですよね? 住所があやふやでしたし、そんな怪しげなものを弾かずに、そのまま行政区まで運ぶだなんて。危機管理がなっていませんね。大事な美術品もあるのに、悪戯でおかしなものを紛れ込まされたらたまりません」

「……ジュリエット。宝物庫の美術品は城に飾るなとあれほど」


 アベル様がすこし怖い声を出して、ジュリエットお姉ちゃんが慌ててた。何だろう?

 でもアベル様もちょっと不思議そうな顔をして、また首をかしげてた。


「……ですがたしかに、そういった不審物は一旦下げられますよね。ヘレナ、外部からの郵便物はルーナが担当でしたか?」

「はい、旦那様。ですが本日の配送物での中には、この書簡のことはあがっていなかったかと」


 アベル様がちょっと心配そうな顔になった。

 良くわからないけど、やっぱりよくないお手紙だったのかな?

 僕もわからないなりに、みんなと一緒になって首をかしげてみた。なんだか面白い。

 そう思っていると、後ろから声が聞こえた。


「……おい、ガキ。こっちにいやがったか」


 振り返ったらフレッドお兄ちゃんがいた。僕を見て難しい顔をしている。

 マリアお婆ちゃんとフレッドお兄ちゃんが、僕がお城で特にお世話になっている人だ。だいたいいつもはフレッドお兄ちゃんが僕の側にいて、ご飯とかお風呂の時とかにマリアお婆ちゃんが面倒を見てくれる。

 そういえばお城に帰ったのに、まだどっちにも挨拶してなかった。お婆ちゃんに怒られてしまう。


「ばーさんがうるさいから帰ったらすぐに挨拶に行けって、何度言ったと思ってる?」

「だってこっちが面白そうだったから」


 アベル様と部屋の扉を見比べたら、フレッドお兄ちゃんが不思議そうな顔をした。


「……何だ? 何があったんだ?」

「フレッド。中にビアンカがいます。たぶん泣いていると思いますので、慰めてあげてください」


 それを聞いて、フレッドお兄ちゃんは驚いたみたいだった。アベル様に詰め寄って、何だかちょっと怖い雰囲気だ。


「はあ!? お、おいあんた、一体何を……」

「ご託はいいのでさっさとどうぞ」


 アベル様が笑いながらフレッドお兄ちゃんの背中を押した。フレッドお兄ちゃんはよくわからなそうだったけど、アベル様が笑ってるからか、怒るのを止めたみたいだ。

 そのまま首をかしげながら、部屋に入ってく。ビアンカお姉ちゃんが見えたけど、アベル様が扉を閉めてしまったので、すぐ何も見えなくなった。


「これ以上は子どもには見せられません。さ、マリアに挨拶しに行きましょう」


 アベル様が笑ってるし、お姉ちゃんたちも何だかにやにやしてる。たぶんだけど。

 ……大人って、よくわからない。

 でもアベル様たちが笑ってるなら、何も心配いらないんだ。

 それに、マリアお婆ちゃんが怒ってたらすごく怖い。だから僕たちは急いで戻って、一緒になってお婆ちゃんに叱られた。




 その日の夕ご飯には、フレッドお兄ちゃんもビアンカお姉ちゃんも、姿を見せなかった。

 具合が悪いのかなって聞いたんだけど、アベル様がにこにこ笑ってたから、たぶん大丈夫なんだと思う。


 だけど、僕はよくわからないままだ。

 ビアンカお姉ちゃんが手紙を欲しがったことも、アベル様がお手紙を読みたがらなかったことも、全部読まずに部屋の外に出たことも、フレッドお兄ちゃんが部屋に入って行った後も。

 ……やっぱり、わからないことだらけっていうのは、面白くない。わからないと楽しいこともつまらなくなってしまう。

 僕だけ仲間外れみたいで、何だか嫌だしね。


「僕、頑張って勉強するよ。学園でトップになるんだ」


 トップって言うのが良くわからないけど、たぶんこういう時に言うものだと思う。

 そしたらアベル様が嬉しそうに笑って、お肉の追加を頼んでくれた。


「それはいいですね。ヒューゴもたきつけてあげてください」


 たきつける、がよくわからないけど、一緒に頑張れってことなんだと思う。

 いっぱい勉強して、もっともっとこの国を楽しまないとね。



小さな子どもの純粋な口調が難し過ぎて吐きそう。

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