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枯れた花冠はあなたに  作者: 詞乃端
番外編

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28/28

おふざけぱろでぃー『赤ずきんちゃん』

完全なる作者のおふざけ。童話のイメージ崩壊中。下ネタあるため、苦手な方はご注意ください。

 大きな森の近くに、女の子がひとりおりました。

 女の子の髪は、濃い目の茶色でちょっと地味でした。

 そこで、女の子のおうちと仲の良かった地神が、目印にと女の子に赤い頭巾をあげました。

 女の子は喜んで、いつももらった頭巾を被るようになりました。

 そして、女の子はみんなから『赤ずきんちゃん』と呼ばれるようになりました。


 ある日、赤ずきんちゃんは、森に住んでいるお婆ちゃんのおうちにお使いに行きました。

 赤ずきんちゃんが森の中を歩いていると、赤銅色の狼が一匹現れました。

「赤ずきんちゃん、どこへ行くんだい?」

「お婆ちゃんのおうちに、お使いに行くの」

 赤ずきんちゃんがそう言うと、狼はにっこり笑顔を見せました。

「ちょうど私もお婆ちゃんに用事があったんだ。お婆ちゃんのおうちへの近道を知っているから、一緒に行かないかい?」

「ほんとう?」

 狼の隣で歩き出した赤ずきんちゃんは、狼が邪悪な笑みを浮かべたことに気づきませんでした。


 狼が言っていた近道の途中には、お花畑がありました。

 お花畑には、色とりどりの花が咲いていて、とてもきれいでした。

「そうだっ! お婆ちゃんにお花を摘んでいってあげようっ!」

 赤ずきんちゃんは、お花畑でお花を摘み始めました。

 狼は、赤ずきんちゃんがお花摘みをしている間、赤ずきんちゃんの荷物を持ってあげることにしました。

 赤ずきんちゃんが持っていた籠の中からは、なんだかいい匂いがしてきます。

「赤ずきんちゃん、この籠の中には何が入っているんだい?」

「お婆ちゃんにあげるお菓子が入っているの」

 そう言う赤ずきんちゃんは、せっせとお花を摘んでいます。

 赤ずきんちゃんが動く度に、柔らかそうな胸も動いています。赤ずきんちゃんは、出るとこは出ていますが、きちんと引っ込むところは引っ込んでおりました。

 狼には、お菓子なんかよりも、ずっと赤ずきんちゃんの方が美味しそうに見えました。

「せっかくだから、狼さんにもお菓子を分けてあげるね」

 赤ずきんちゃんはにっこり笑って、狼に言いました。

「美味しく食べてね」

 何故か狼の頭の中では、(お菓子を)が(赤ずきんちゃんを)に脳内変換されました。

 狼はがまんできずに赤ずきんちゃんに抱き付きます。

「ひゃんっ?!」

「私はまず赤ずきんちゃんを味わいたい!」

 そして、狼は赤ずきんちゃんをくんくんと嗅いで、ぺろぺろと舐めて※以下十八才未満はお断り


 —————————————————————————————————


 赤ずきんちゃんの啼き声を聞きながら、狼は可愛いなぁと、にんまり笑いました。

 そして、赤ずきんちゃんは狼に美味しく頂かれたとさ。


「あかずきんちゃんがこないあかずきんちゃんがこないあかずきんちゃんがこないあかずきんちゃんがこないあかずきんちゃんがこないあかずきんちゃんがこない—————」

 危ない方向に目が逝ってしまっている猟師から、お婆ちゃんは目を逸らしました。

「それにしても、遅いのだ……」

 赤ずきんちゃんがやってくるはずの時間はとっくの昔に過ぎてしまい、今は日が傾いて、烏がカーカー鳴いています。

 これ以上暗くなってしまったら、森の中は危なくて仕方がありません。

 と。

「た、大変じゃーっ!!!!」

 お婆ちゃんのおうちに、森の地神が飛び込んできました。

「紅姫、そんなに慌ててどうしたのだ?」

「あ、赤ずきんちゃんが色ボケ狼に——」

 ぼっかんとお婆ちゃんのおうちの扉が破壊され、猟師は暗くなり始めた森の中に飛びだしていきました。

「と、とびらが……」

 木っ端みじんになった扉を見てプルプル震えるお婆ちゃんに、地神は同情の眼差しを送りました。

 今夜はきっと寒くなるでしょう。


 そのころ、狼は赤ずきんちゃんを愛の巣へ連れていくところでした。狼は、気絶した赤ずきんちゃんを、お姫様抱っこで運んでおりました。悪戯するのにちょうどよかったのです。

 満足するまで赤ずきんちゃんを愛でていた狼は、とってもご機嫌でした。

 と、何故か背中に寒気が走り、狼は足を止めました。

「——み~つけたぁっ」

 きゃらきゃらという嗤い声に、狼の眉間に深い深い皺ができました。

 それは、狼が大嫌いな猟師の声でした。

 赤ずきんちゃんを独り占めしたい狼と、赤ずきんちゃんにべったりしたい猟師は、どうしようもなく分かり合えません。

 狼は、すぐにでも猟師を呪殺してやろうと思っているのですが、強い猟師には全く呪いが効きませんでした。

 猟師はカクリと首を傾げて言いました。

「なんでおまえをころすと赤ずきんちゃんにおこられるんだろうね」

 いつも狼と猟師の仲裁に入っている赤ずきんちゃんは、狼の腕の中でまだ気絶したままです。


 そして、狼は猟師にボッコボコにされました。


 めでたしめでたし?


きゃすと


赤ずきんちゃん:ぶりじっど(じゅうろくさい)

狼:あるふぃー

猟師:こーでぃりあ

お婆ちゃん:りちゃーど

地神:べにひめ


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